音楽放談 pt.2

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音楽レビュー

Lillies and Remainsはずっとカッコいい

梅雨なんだかなんだかわからんが、ともあれ気がつけば6月もあと僅か。 祝日のない月としてとかく嫌われがちだが、最近ではどの季節に属するかも危うくなってきた。 特徴もないしね。 そんな6月の悲哀はさておき、今月のライブ締めはLillies and Remainsのツ…

コアな世界にどっぷりな6月 〜ライブ色々

6月は割と毎週のようにライブへ行ったな。 ラインナップはバラエティに富んでおり、我ながらなかなかの充実ぶりだ。 最近都度都度書くのは大変なので、ある程度まとめて書いてしまうが、まぁよかろう。 そんなわけでざっと6月を振り返り。 6/1_Nano-Mugen Fe…

やっぱり信頼と実績、新人とベテラン交わるSynchronicity

今日は日本のオルタナバンドの集まるSynchronicity、今年で20周年だそうだ。 振り返ると私が最初に行くようになったのは割と立ち上げ当初からで、自らの経年も思い知らされるわけだが、ともあれ知る人ぞ知るなイベントながら既に日本を代表する都市型フェス…

美学と音楽 ーPlasticzoomsというバンドが美しくてかっこいいという話

月日は百代の過客にして、行きこう年もまた旅人なり、なんて一節を習ったのはいつだったか。 自分を鑑みても時間は流れて、周りの環境は変化していく。 ポジでもネガでもどっちにしろ変化は絶えず訪れる。 それを悲観するのか楽しむのかは個人の資質だろうが…

クロスオーバーを起こされる ーRAYと東京酒吐座

昨夜はRAYと東京酒吐座の対バンイベントへ。 年末にはインフルに罹りワンマンは行けなかったのが実に悔やまれるわけだが、今回は時間も50分としっかりあり、対バン相手も未聴ながらこの手のバンドとのイベントならセットリストなども期待できそうだ、という…

いつまでもかっこいいぞLA-PPISCH

今日はレピッシュの単独へ。 ライブ自体人生で2回目で、しかも12年くらい前のサマソニのクロージングで出演した時以来だ。 back-to-motif.hatenablog.com 元々そんなにライブ本数が多いわけでもない上、悉くタイミングも合わなかったり、気づいたらソールド…

ライブと音源が違うアーティストたち9選

今年は洋楽邦楽問わずライブが盛んに行われているので、あちこち足を運んでいる。 Queens Of The Stone AgeとかElephant Gymとかレッチリとか、海外のバンドも多く来日、嬉しい限りだ。 そして日本のバンド、アーティストも好きなバンドたちを見るわけだが、…

アイドルでオルタナを体現 ーRAY

自分が大人になったよなと思う瞬間というのは40手前にしても結構あるもので、特に私は結婚もしていなければ子供ももちろんいないので、俗にいう社会的な責務を負っていないが故に余計にそう思うのかもしれない。 一応言っておくと、18から一人暮らしをして今…

台湾ポストロックElephant Gymのライブがすごかった

今日は台湾のポストロック系バンド、Elephant Gymの単独へ。 昨年末にリリースされた新譜に伴うワールドツアーの一環だが、日本では先に大阪、名古屋と回っており、東京が日本ラストだ。 一昨年のフジロックでかなり評判となったこともあり、その時の単独はL…

距離感 ーアナログモールスの桜座

昨日は遥々甲府へ行ってきた。 何かといえば、アナログフィッシュとmooolsの対バンイベントのためだ。 過去にも定期的に開催されていたものの、いかんせん遠いし、時間的にも厳しかったのだが、今年は開始時間も早くしてくれたので、行ってみようと。 開始直…

小休止214「バロメータとしての音楽」

私は比較的幅広に音楽を聴く方だと思うが、その影響もあってか、昔ほどこの季節はこれ、と特定アーティスト、もしくはジャンルを偏って聴くということは少なくなった。 また、そもそもこの季節にこれと聴きたくなるアーティストの傾向も変わっており、どちら…

Lillies and Remains 『SUPERIOR』

約9年ぶりにリリースされたLillies and Remainsの新作、これが凄まじく素晴らしい。 彼らは知る人ぞ知る日本のポストパンク系バンドの代表格にして、海外にも一定のファンベースを持っている実は国際的に活躍しているバンドでもある。 歌詞も英詞で、音楽的…

佐々木健太郎と私、勝手に重ねる共感と自己嫌悪

イケメンなのになんとなく冴えないと思ったらアナログフィッシュの佐々木健太郎さんだった。 前回は下岡晃さんの曲の、特にラブソングを取り上げて自分の中の共感ポイントをあげてみたが、今回はもう一人のソングライター、佐々木健太郎さんだ。 正直、最初…

ヒップホップの名の下に、いなかった存在になっている ーTha Boss

人に歴史あり、とはよくいう話だが、他人の歴史なんてほとんど知らない。 会社の同僚と飲みの席でもあれば時間潰しに聞いてみることもあるが、そうでない限りは聞く機会すらないからね。 しかし有名人ともなれば色々と聞かれる機会も多いだろうし勝手に調べ…

mooolsってバンドがかっこいい音楽をやっている。そして詩的で素敵。 

日本には素晴らしいバンドがたくさんいて、よくがない、あるいは絶妙にチャンスがなくて表に出ていないだけのバンドももりもりだ。 ベテランにせよ若手にせよ、それが同じ状況だが、別に認知度が低いだけでそれぞれに海外でもライブしたり、多くのバンドのリ…

Script Is Here -ササキオサムとわりっち

最近地上波テレビでササキオサムさんをちょいちょい見るようになった。 千鳥のカラオケ番組で、とにかく音程を合わせればいいという趣旨のようだが、うまさ云々ではなく徹底的に合わせにだけいく姿勢は、ひょっとしたら落ちぶれたと見る人もいたかも知れない…

Teenage Dreamはいつまでも -Takeshi Ueada

人のルーツを聞くのは結構面白い。 この人ってなんでこんな風に考えるんだんろうか、なぜこんな価値観を持っているんだろうと言うことを、日常でも結構探ってしまう。 それを掘り下げていくのは結構面白いのだけど、中に掘り下げても何も出てこない人もあっ…

期待を裏切らないSynchronicity '23

この週末は実に楽しい。 金曜日は有給だったので、午前は家の掃除をして午後は美術館へ行き、カラオケで歌い散らして夜はAshの単独を見てその後友人たちと飲み。 終電を逃して家に着いたのは3時すぎだったが、道中で食べたラーメンがめちゃうまかったのだ。 …

ポップでキラキラノー天気、それがイエイね −スムルース

今日は個人的ライブ始めとなったのだけど、観にいったのはスムルースというバンド。 関西出身で、いっときスマッシュヒットを放つもテレビなどに出る機会はあまりない、要するにインディーズバンドである。 私は知人から紹介されて聴いたのが初めましてだっ…

遅れてきたナツの1部 -ナツフィッシュ

2週連続アナログフィッシュである。 元々は7月末に開催予定だったのだが、メンバーがコロナになってしまったので、延期となったナツフィッシュである。 私自身コロナになっていたので、結果的に延期は助かったところもある。 このナツフィッシュは彼らの定番…

平衡 –Elephant Gym

受動的な環境が時に新しい発見につながることがあって、それは選択的にあれこれやっているとなかなか起こらない事象だったりする。 特にネットは検索だったりレコメンドだったりと、ある程度以上自分の既存の趣味趣向に沿った情報が多く提示されるし、仮にそ…

アナログフィッシュのインタビューを集めてみた Pt.1

私は音楽を聴く時には、まずは音楽そのものを聴いてどうかという聞き方をしている。 単に不精だからということはあるにせよ、ある種の原理主義みたいなところがあるのかもしれない。 しかし、聴いていく中で興味が深まれば、なんでこの歌詞なんだろうとか、…

音楽体験のいろいろ –アナログフィッシュのライブ盤

今年は各所でライブイベントが再開され、サマソニも2年ぶりかな、の開催となるので私もいく予定だ。 幸か不幸か先週コロナには罹ったので、とりあえずまだしばらくは大丈夫だろうか、と油断はしないように気をつけよう。 で、この2年間でライブエンタメ業界…

新作色々

ここのところ私の好きなアーティストのリリースが続いており嬉しい。 リリースは以前でも入手できてなかったものも含めると、久しぶりにせっせと音源を買っている。 また来日含めてライブ日程もどんどん発表されており、単独ではまだ目ぼしいものは来ていな…

最近買ったやつや聴いたやつ

年明け以降もちょいちょい新譜を買っているが、なかなか文章化するほどに聴き込めていないのだが、とはいえ良作がリリースされているのは嬉しいことだ。 そして、きちんと整理しておかないと自分の中で時間軸がぐちゃぐちゃになっていくなと最近とくに感じる…

健在 -KYONOリリースライブ

12月の私は実に充実しており、先週のアナログフィッシュに続き今週はKYONOのライブへ。 ソロ1stの時はチケットを取ったにも関わらず仕事で行けず、Twitterで知らない人にチケットを譲ったのであった。 以降イベントなどでライブ自体はしていたけど、なかなか…

最高にナイスなサウンド ーアナログフィッシュ『SNS』

個人的に今年1番楽しみにしていた新譜はアナログフィッシュだ。 ライブでは昨年から既に何曲か披露されていたので、その中で方向性だったりは見えているところはあったわけだが、だからこそアルバムとしてどうなるのかが興味深いわけである。 表現のベクトル…

The Horrorsってカッコよくないですか?

最近は新しいバンドの音楽を聴く機会がめっきり減っている。 転職してから出社が基本になったため、日中に音楽やラジオを聴く時間がなくなったし、その上で既に好きなバンドの音楽だけでも楽しい。 それに旧作でも不意に聴きたくなって聴いているのでなお時…

つながるシーン -Kyono

コロナもだいぶ落ち着いてきた感があるとはいえ、まだまだ世間はまだまだコロナ感。 とはいえ徐々にライブイベントの開催数も増えてきたし、これまで配信だったものが有観客にもなってきているので、私としては嬉しい限りだ。 この間でのせめてもの成果とし…

楽しいぜ -The Juicy Looks

ネットの発達というのは今更ながらに素晴らしく、また配送網もしっかりと確立された現代においては表現者と呼ばれる人にとってはその表現の場が容易に得られる世の中である。 もちろんそこから見つけられることは容易ではないのだけど、既得権益のようなもの…