音楽放談 pt.2

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春が来て、もうじき夏になるか -AA=、Spring Has Come Tour

昨日は仕事終わりにAA=のライブへ。

 

元々23年11月に開催予定だったものが、Takeshiの体調不良で延期となっていたものだ。

 

振り返ってみると、AA=のライブ自体個人的にも約1年ぶりであった。

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会場は元々渋谷だったのが、代官山UNITに変更。

 

この会場へ来るのももっと久しぶりで、本当に何年ぶりである。

 

個人的には色々と思い出深い会場でもあるので、今も健在であることがちょっとうれしい。

 

 

それはともかく、今回のお客さんは会場前からやけにテンションが高いというか、前回行った時よりも元気な人が多かったな。

 

世代的には私の少し上がコアゾーンだと思うので結構いい歳の人が多い。

 

いわゆるエアジャム世代なので、ハイスタあたりともファン層は被るわけだが、そうしたわかりやすいパンク世代のおっさんもいれば、意外と女性客も多くいて、ギュっとしているがその中の多様性も見られたのが面白い。

 

まあしかし、いずれにせよ今日のライブは荒れそうだなと思っていたわけだが、案の定であった。

 

 

ライブはほぼ時間通りに開始。

 

今回ドラマーはYouth-Kというごっついあんちゃんだが、それ以外はギターはミノル、ヴォーカルはタカでこの二人はパーマネントだ。

 

TakeshiはBACK-TICKのT-シャツをまとって登場。

 

細かなセットリストは省くが、セットリストはベスト盤のようなもので、終始アグレッシブな曲を詰め込んでおりすごかったな。

 

ソロ名義のカバーもちょっとはやるかしらと期待してみたがそれはなかったが、ともあれ1stから最新作までもれなく網羅しており、ファンの期待するAA=だ。

 

特に今日の客層では明らかに暴れに来たぜ、という人が多かったので、そことの期待値にもマッチしていただろう。

 

1曲目からモッシュダイブ、始まってすぐに肩車して前の方でなぜか客を煽りはじめるのもいて、正直私はこういうのは嫌いなんだけど、ただあまりに会場の熱気もすごかったし、Takeshiもなんか嬉しそうだったので終盤にはそれもまあたまにはいいかと思うように。

 

それにしても、モッシュも色々な形があるもので、伝統的な?体をぶつけまくる例の奴が主ではあったが、曲によっては円陣を組んでグルグルし始める奴らもいる。

 

またダイブについても、肩車から流れるようにみたいなやつが増えてくるし、途中スーツ姿のサラリーマンが流れていったときはちょっと面白かったな。

 

前の方の人はずっとダイバーを支えては送ってをやっていたので、プロレスのセコンド並みの働きだっただろう。

 

またステージ袖にはスタッフが楽器のメンテをしながら待機していたのだけど、ずっとノリノリで一緒に楽しんでいる感じなのもよかった。

 

会場スタッフなのかAA=のライブスタッフなのかはわからないが、上記のようなダイバーがたくさん出てくると時折ペンライトを持ってフロアをチェックしている人もいたのだけど、その人も表情は険しいにも関わらず、口元ではしっかり歌詞を追いかけてパクパクしており、なんか熱いスタッフだなと思って変なところで感動してしまった。

 

 

と、周辺的なところばかり書いてしまったが、ライブは変わらず最高だった。

 

やはりTakeshiのあのベースは彼のものとわかる音になっていて、フレーズをバリバリ弾くわけではないが存在感のある歪んだ低音は定期的に浴びたくなる。

 

MAD時代からのサポートであるミノル(元メンバーだしね)のギターもジャギジャギしたり、ガオウンみたいな音もあり、かっこいい。

 

Takaもその激しい音の中でクリアなトーンもデスヴォイスも、メロディもラップ調も歌いこなして、見た目に反してやっぱりいい声をしている。

 

この世代のバンドの中では頭一つ抜けてヴォーカリストとしての技能も存在感も高いと個人的には思っている。

 

そしてドラムである。

 

スキンヘッドにバンダナを巻いて、腕には墨が入り、ガタイもでかいいかついのがいたのだけど、見た目によらず手数もめちゃ多いし、体もでかいためか音もでかくて迫力満点、特に今回のライブではめちゃくちゃよかった。

 

AA=の曲はデジタルとの同期させながらの曲もあるので、そのあたりの難しさもありそうだが、見事に適合しているし、プレイもエモーショナルでめちゃはまっていたな。

 

TakeshiとのVS曲もやったわけだけど、これもカッコよかった。

 

ラストはアンコールでの定番曲”Peace”で締められた。

 

 

と、彼らの演奏自体も熱があって爆音で気持ち良かったし、Takeshiは演奏中も前方の客とグータッチをするなど上機嫌な様子、暴れ散らすけどさり気に他の客を気遣うモラルを持っているお客、ステージ脇でノリノリで準備するスタッフなど、とても楽しい空間でしたね。

 

よく書いているが、最近はそんなにモッシュが起こるような音楽のライブにはなかなかいかないので、ここまでの密度なのは久しぶりで、良かったよ。

 

また次のライブも決まったところだが、曲もまたリリースされるだろうから、引き続き彼の動向は見ていこう。


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