音楽放談 pt.2

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2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

皮肉な人への手向け ―Nirvana

ロックというジャンルには伝説が多い。 ジミヘンやジム・モリソン、マーク・ボランにシド・バレット、そしてイアン・カーティスなどなど。 彼らの残した音楽は非常にすばらしく、今聴いても、音は確かに古いけど、刺激的だし、自分を内的に鼓舞させる力を十…

青臭いきらめき ―Free All Angels

変態的な音楽は大好きである。 予想もつかない展開、期待をまんまと裏切られる感じ、時にがっかりするが、実に刺激的だ。 俗にいう実験的な音楽という奴は、いずれにしろ聴いて損はない。 まあ、損と感じるかどうかは個人の問題だが。 しかし、一方で安心し…

変わらず変化していく ―The Velvet Teen

新規に何か聴こう、と思うとき、何を基準にするであろうか。 基準というか、選ぶにあたって参照するもの、という方が正しいか。 好きなアーティストの作品なら追っかけるのは当然だろうと思うけど、違う奴も聴くようになるきっかけである。 一番大きいのは雑…

Gentleman's Rock ―Moon Child

今でこそメジャーからどマイナーまで、幅広く偏って聴いてはいるが、小学生くらいの頃は特に好みなんてモノのなく、親が好んで聴いていた音楽なんかを好きになるという、まあありがちなパターンである。 当時は親父が70年代フォーク、母親がB'z(こうして考え…

夜を待って聴こう ―Violator

一頃ポストパンク/ニューウェイヴ系ばかり聴いていた時期があった。 70年代終わりから80年代に掛けての時代の音楽ね。 最初はJoy DivisionかKilling Jokeだったと思うけど、それ以降Talking Heads、Gang Of Fourとか、そういうのをいっぱい聴いていたね。 …

ボートラで遊ぶ ーQOTSA extra

今の世の中はネットダウンロードで音楽を聴くのが普通であり、曲はシングル単位で聴くのが普通であるらしい。 i-Podの出現により、音楽のあり方が劇的に変化したと言われて久しいが、個人的には悲しい事である。 私は相変わらずCDを買うし、アルバム単位で曲…

正直な"嘘つき" ―Liars

自分にとっての常識が他人にとっても常識であるとは限らない、という事くらいはこの年になればいい加減わきまえている。 たとえ自分にとっては息を吸うのと同じレベルの事でも、他人にとっては東大受験するくらいの厳しい事である可能性だってある訳である。…

小休止2「Brain Fuck」

私は会社員ですので、どっちかと言えばおきたくはないけど朝は比較的ちゃんと起きている。 もう少し言えば、会社にもあんまり行きたくはないけど明日のご飯を食べるためにも仕方なく電車に揺られている。 曇った頭を叩き起こすためにも音楽を聴いて出社であ…

心にとどまる音 ―The Reminder

最近リアルタイムで聴くものよりも、少しだけ遅れて聴き始めるものの方がはまる事が多い。 ちょうど1年くらい前に、当時の新譜を聴いてすっかり大好きになったのが、Feistである。 その辺の事は既に過去書いているのでそれはよかろう。 今回はその当時の新…

あなたのネックレスはどこ? ―Feiry Furnaces

世の中には探せば本当に色々なものがある。 誰にとっても大きな意味を持ちうるものもあれば、はっきり言って無意味としか言いようのないナンセンスの塊もある。 でも結局のところ、これらの間には決定的な差なんてないのが面白いところである。 要はナニが価…

割と寂しい諸行無常 ―Zazen Boys 4

楽器の役割とは何だろうか。 多くの人にとっては歌を載せるメロディを奏でる伴奏というものをそれと認識しているはずである。 各楽器パートがかっこいいと思う事はあっても、あくまで歌を引き立てる事こそが楽器演奏であると思っている人は多かろう。 それこ…

声は響く、冷たく深く ―Portishead

去年の再結成、復活組の中でもっとも成功であったのは、おそらくPortisheadであろう。 90年代の半ばに登場して、その独自のサウンド空間を叩き付け、かのRadioheadの「OK Computer」にも絶大な示唆を与えたというデビュー盤「Dummy」は、今なおその価値は衰…

流れる音を奏でる人 ーTortoise

テクノって、昔は全然聴かなかったんだけど、最近はそっちの系統も聴くようになった。 はじめは王道YMOだったりするんだけど、その後Craftwarkにさかのぼり、NINつながりでAphex Twinに手を出してみたり、興味本位でAutechreなんてのも聴いてみたりね。 そう…

皮肉屋の謙虚なネズミ ―Good News For The People Who Love Bad News

このごろ、いわゆるUSインディ系をよく聴いている。 Faintは今やマイフェイバリットだし、同郷のCursive、Bright Eyesなんかもいい。 NY界隈にはTV on the Radioはじめ、Yeah Yeah YeahsやLiarsなどのアヴァンギャルドで、それでいてポップで独自な音楽をや…

笑う陰には... ―Dead Kennedys

私は結構ブラックユーモアが好きである。 あるいは皮肉とかね。 思いっきり笑えるんだけど意味を知ると笑えない、とか、逆におかしいけど笑いをこらえざるを得ないような状況とかね。 皮肉って言うのも、面白くてよいね。 得てしてプッと吹き出す程度ではあ…

開かれた密室の音 ―Pretty Hate Machine

新年である。 2009年という事で、まあ、時間の経過の早さを感じる今日この頃である。 さて、そんな新年1発目、何を書こうかと考えたが、ちょうどいい機会である。 ここでようやくNine Inch Nailsについてようやく書こうではないか、と思う。 Nine Inch Nails…