音楽放談 pt.2

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2011-01-01から1年間の記事一覧

時代の変わり目 ―R.E.M. Best Album

一年というのは、過ぎ去れば実にあっという間で、それが積み重なって行ったとき、実は人生もあっという間なのかもしれない。 私は現在26歳であるが、20代後半という分類に至った事に気がついた瞬間、えも言われぬ焦りのような感情を抱いたものだ。 まだ若い…

小休止43「2011年のベストアルバム」

と、言う訳で個人的な毎年恒例行事なのです。 一年を総括する意味でも、非常に大事(趣味ですから)。 あんまり数は聴いていないので、かなり限定的な事もあり普遍的なランキング作成はできないが、まあ個人で好きに書く事が目的なので問題あるまい。 とりあ…

惜しい作品 ―Maximo Park

いよいよ年の瀬で、そろそろ個人的年ランキングをつけなくちゃ、というタイミングである。 1位は既に決まっているが、それ以下はなかなか難しい。 まあ、次回の記事ではまとめられればと思うが。 で、このタイミングで書くのは昨年出たアルバム。 Maximo Par…

カタルシス ― Gang Gang Dance

寒いですね、実に。 年々寒さに弱くなっていくのは年のせいだろうか。 というよりも、学生の頃は筋トレとかしてたから、体丈夫かったんだろうね。 ところが今では外見的にもヴォリュームダウンである。 デブることはないのだけど、さすがに貧相になってきた…

Sound of Univers ―Flying Lotus

最近はめっきり冬らしくなって、待ちの景色もにわかに色めき立っている。 この騒々しさを指して師走、なんていうのであるが、いよいよ年の瀬ですね。 ほんの数日前まではまだ秋なんだかなんなんだかよくわからない感じであったが、今や疑う余地もなく冬であ…

何気にロック ―Metric

いわゆる、というべきかは定かではないが、レーベル買いというものが、私最近はままある。 というのも、カナダのレーベル、Arts & Craftsというところが私は大好きで、何となればかのBroken Social Sceneを中心としたカナダのインディロックバンドが多数所属…

音楽の求道者 ―XTC

人がポップだと感じるメロディというものがある。 いわゆるヒットメーカーはそのツボを心得ているが故に売れる曲を書けると言う。 90年代の小室哲哉なんかはそんな発言をして話題になったものだが、そのメロディにも時代性というのがあるのかもしれない。 今…

小休止42「年の瀬の恒例」

気がつけば11月、いつの間にやら年の瀬も間際と言った時期になっている。 空気は冷たく、冬の匂いがそこかしこに漂っている。 この季節は好きですね。 ただ、昨年もあったが、会社の忘年会という行事があり、個人的にはこの手のイベントが大嫌いなので嫌なの…

音楽は時代を超える ―ばちかぶり

最近日本のバンドをまた聴くようになっている。 別になにか特別の理由があった訳ではないのだけどね。 友人からは日本人のバンドを借りる事の方が多いので、ありがたい事に放っておいてもそれなりに紹介してもらえるのである。 最近借りていいな、と思ったの…

ロックンロールは若者のため? ―The Subways

2005年頃は、UK中心に新人バンドがたくさん出てきた。 Maximo Park、Block Party、フランツとか、いわゆるポストパンク系のバンドがいっぱい出てきていたね。 LCDとか!!!とか、NY勢の台頭が著しかったのもこの頃からだろう。 そのちょっとあとにはニューエキ…

小休止41「時代は流れる、流れてる」

最近音楽業界でも様々なニュースが飛び交っている。 嬉しいのもあれば悲しいのもある。 まず悲しいところで行けば、R.E.M.の解散だろう。 正直解散という言葉があまりしっくり来ないバンドだし、あまりにも突然だったので。 コメントもキチンと発表されてい…

生きてきた証、探し・・・ ―Life Story

年を取れば考え方や、価値観が変わるのは当然の事だろう。 観るもの、聴くもの、感じるもの、全てが変わってくるのだから。 身近なところで言えば、親の事とか、自分の子供の事とか、そういう自分以外のものにも目がいき始める事もあるだろう。 日本では昔か…

I Don't Wanna Wake Up・・・ ―Deerhunter

毎年アメリカのインディバンドが地味に来日しているのだが、あいにく平日とあって行けない。 昨年のLiars、The Velvet Teen、Vampire Weekendあたりは死ぬかと思った。 そう、ショックのあまり。 今年はRaptureも決まったけど、2日間も来るけど、会場も良い…

I need to be Myself ーOasis

ノエルのソロがいよいよ発売されるとあって、最近ではまた彼の名をよく目にする。 レビューなんかも既に出ているが、評価は軒並み好評と言ったところか。 彼は良い曲を書く才能があるし、何よりオアシスというバンドがここまで大きくなったのは、やっぱり彼…

小休止40「リミックス、カバーて」

自分の尊敬、ないし敬愛するアーティストのカバーをやる、というのはしばしば観られるものである。 あるいは企画として他人の楽曲を歌ってみたり。 2年くらい前だったか、徳永英明が女性アーティストの楽曲のカバーアルバムを出して、ちょっとしたブームに…

Can You Feel It? ―TV On The Radio

アメリカのインディシーンが活況を呈して、注目を集めていたのはもう3年くらい前になるだろうか。 それこそLCDやれRaptureやれといったディスコパンクだとか、!!!やFaintらのようなポストパンクリバイバルと言われた一群、あるいはNY界隈のアートパンク勢、A…

隠れ家的名盤 ―Stars

最近の日本の洋楽市場は非常に規模が縮小しているとか。 要は売れないと言う話である。 それは何故かと考えたときに、まず単純に接点がない。 地上波で洋楽を紹介している番組がどれほどあるか。 よしんば見た目にエキセントリックなガガとか、かわいらしい…

本物のバンド ―LITE

昨夜はライブへ行ってきました。 LITEという日本人インストバンドの奴です。 以前にも記事を書いた事があるのだが、私がこのバンドにであったのはまさに偶然であった。 Back Drop Bomb観たさで行ったミニイベントで、他の対バン連中とは明らかに音を聞いた瞬…

小休止39「祭りの後」

今年のサマソニは楽しかったな。 久しぶりにバケツをひっくり返したような汗をかいた事も、クソモッシュピットで暴れた事もあり、なんか充実感がありましたね。 で、方々でフェスのニュースがやっていたらしいね。 アヴリルやリップスライム、大阪にはYUKIも…

小休止38-2「26歳のサマーソニック part.2」

さて、夜の部である。 今年の夜は豪華過ぎて鼻血が出るかと思った。 その前に、マリンから出るのにえらい時間がかかった。 既成退場とやらで散々待たされた割には特にスムーズに退場できた印象もなかったし。 むしろ中途半端で却って時間を食った気がする。 …

小休止38「26歳のサマーソニック part.1」

行ってきました、サマーソニック。 帰ってきました、今しがた。 今年は夜中の部まで観てきたのですね。 ラインナップについては色々と批判もあるサマソニであるが、ぶっちゃけ観たい奴以外は誰が出ていても構わない、という結論にしか達しないフェス。 だっ…

ここらが山か ―The Strokes

今日サマソニ行くんですが、今年の目当ては完全にStrokesである。 昨年末に早々と発表されたヘッドライナーに彼等の名を見たときには、仕事中にも関わらず大声を出しそうになった。 たしかYahooニュースのトップにも扱われていたので、やはりコメントではレ…

今こそ聴かれるべき類いの音楽 ーAround The Sun

今の日本はなんだか足下が覚束ない。 件の大震災の後、どこもかしこも不安が渦巻いている。 私の住んでいる地域も、住居自体はなんともなかったが、ちょっと足を伸ばせば液状化の被害がそこかしこに見られる。 また、原発の影響も全くない訳ではない。 浄水…

小休止37「放言」

某俳優がツイートした事があっちこっちで波紋を呼んで、あっちで火花がこっちで火柱が、となんだか思った以上に拡散しているらしい。 平生テレビを見ない私なんぞはハナからピンと来ない問題であったが、確かに久しぶりに観た某音楽番組の特番では、かつての…

罪な耳(Sky Ear) ―At The Drive In

最近またCDをよく買っている。 今年4月頃から入手した音源を通算すると、中古・新譜合わせて350曲近くあった。 中には貰ったり借りたりしたものもあるから、全部買った訳ではないが、こんなにあったっけ?なんて思ったわけである。 今年は新譜も多いからな。…

小休止36「1月前から思いを馳せて」

サマソニもほぼラインンップは出そろった。 気がつけば、もうあと1月切ってるですね。 今年はマスからコアまでよく揃えたな、と関心するラインナップである。 レッチリ、Beady Eyeのようなビッグネームもいれば、Strokesのようにインディの旗頭のようなバン…

爆誕 ―特撮

先日思いつきのようにライブへ行ってきた。 別な用事で渋谷へ行ったのだが、ふとライブハウスへ行こうと思ったのだ。 ぶらりと通りすがった渋谷O-EASTにて、1枚のビラが目に留まった。 それは、5年ぶりに活動再開をした特撮のライブ告知であった。 今日じゃ…

爆発力がもう一歩 ―Free Energy

一時期やたらとレーベルが注目されていた。 エレクトロ系のKITSUNEとか、グランジ/オルタナのサブポップとか、カナダのArts & Craftsとか、テクノのWarpとかね。 もちろん今でもどれも有力・優良レーベルなわけだが、最近はあんまり言われなくなった気がす…

ロマンティックに踊る ―Friendly Fire

3、4年前から「ダンスロック」というタームがたびたび使われるようになった。 恐らくLCDが出てきた2002年とか、それくらいの頃からその音楽的な広がりは出てきつつあったが、雑誌なんかで頻繁に取り上げられるようになったのはKlaxonsとか、あの辺りではな…

小休止35「楽しむ視点」

リズム感のない人は音楽を楽しめないのだろうか? 先日損な事をふと思った。 なぜかと言うと、私の知り合いの子が、自分はリズム感がない、故に音楽の楽しみ方がわからない、と言った主旨の発言をした訳である。 実際彼女の聴く音楽と言えば、日本人の極一部…