音楽放談 pt.2

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2010-01-01から1年間の記事一覧

小休止29「2010年を総括」

ゆく年、来る年。 早いもので、12月も早半ば、世間ではクリスマスだ年の瀬だと慌てふためいている。 なるほど、師走と言う風情にふさわしいではないか。 今年はなんだ中盤から後半にかけてがえらい長く、しかも密度も高かった。 恐らく人生で一番寝る時間が…

熟練の青春 ―ASH

先週の火曜日はライヴへ行ってきた。 かねてより見たいと思っていたASHのライヴである。 今回は東京では2日間連続と言う事で、場所はLiquid Room、それでもソールドアウトにはならなかったようだ。 とはいえ、このバンドのライヴはなんだが微妙にタイミング…

音楽の好きなところ ―Script

音楽を好きになる理由は色々ある。 歌詞が好き、メロディが好き、声が好き、ギターが好き、顔が好き、など理由と言うのは多種多様である。 何を求めているか、と言うところももちろんあるだろうし、ただ何となく、というものもある。 ふと耳にしたメロディが…

Another Side ―Broken Social Scene

最近洋楽の日本盤にはボーナストラックは当たり前として、CDエクストラとしてPVが収録されている事も多くなった。 単純に洋楽CDの売上げがかつてほどない事と、洋楽を買うにしても、今やネットで音源が流布してしまっている状況なので、何かアドヴァンテージ…

音楽の力とは ―Broken Social Scene

今年も気がつけば年の瀬近く、街はクリスマスとてにわかに色めきだっている。 この時期になれば、やはり今年のベストアルバムを考えるのが個人的にも慣習となっているが、このごろはろくすっぽ記事も更新できていない。 出来ていないからと言ってCDを買って…

今一歩 ―Wagdug Futuristic Unity

先頃,ようやく期待のWagdug Futuristic Unityの新譜が発売された。 Kyonoのソロプロジェクトという形態で始ったものなので、1stは様々なトラックメーカーをコラボをするという企画が斬新であった。 その音楽性にはkyonoのセンスもふんだんにちりばめられて…

小休止28「最近の私」

小休止どころか1ヶ月以上更新が滞っている。 別にバカンスに出掛けていた訳じゃない。 出掛けられるのならそのままどこかへいってしまいたいくらいだ。 しかし現実にはそうでない。 土日は休みなんですが、なんか最近あちいったりこっち行ったりしていて、気…

偽物じゃないよさ ―R.E.M.

最近疲れてるな、と思う事の方が多い。 朝は5時半に起きて6時半前には家を出る。 夜は11時前に家に着く事はほとんどないし、昨日も一昨日も終電だった。 元々体力の在る方ではないので、こういう生活はかなりくる。 仕事も変わって3ヶ月目であるが、我ながら…

起こっちゃった系 ―LCD Soundsystem

Broken Social Sceneの新作が本当に素晴らしい。 聴いていてこんなに心地よい音楽など、ないとは言わないけど、なんか掛け値なしにそう思えるのは久しぶりである。 もともと彼等の音楽にあるキラキラしたポジティヴィティというような部分に強い魅力を感じて…

小休止27「フェスなシーズン」

今年の夏も、様々なフェスが各地で開催される。 例に寄ってサマソニへは行こうと思っているが、フジロックの日も休みが取れそうなので、行こうかどうしようか迷っている。 とにかく私はBroken Social Sceneが観たいのである。 金曜日ならAshやThem Croocked …

時代を作る ―Klaxons

今年は実に充実の新作が出そろっている。 Vampire Weekend、These New Puritans、LCD Soundsystem、!!!、Foals、Liars、そしてBroken Social Sceneと、いずれも力作どころか傑作ばかりを出してくる。 トレントも新ユニットで音源を出してるしね。 日本人でい…

オリジナリティの塊 ―Death From Above 1979

奇を衒う、という言葉が在る。 人と違った事をして気を引こうとする、という意味だそうだが、一時期私はそんな傾向にあった。 厳密には人の気を引きたかった訳ではなく、単に「俺は人とは違うんだ」みたいな事を証明したかった、もしくは示したかっただけで…

God Is Dead ―Hollywood

今をときめくレディ・ガガの新作PVがアメリカで問題視されているとか。 レディ・ガガといえば、最近のJ-POPアーティスト、とりわけ女性の強さみたいのを表現しようと企図する連中がこぞってまねをしている人気者である。 アユやくーちゃん、黒木メイサに沢尻…

小休止26「ファン投票」

後世に残したいバンド、という調査をオリコンが行ったとか。 その結果、見事1位になったのはB'zであったそうだ。 以下名を連ねたバンドは、ミスチルやサザン、暴威やミッシェル、GLAY、ラルクなどだったみたいですね。 その結果に寄せられたコメントの多く…

ひねくれ者はひねくれ者を好む ―髭

私は基本的にひねくれ者である。 何かにつけ素直に表現すると言うことができない。 その事で損をする事は多いと自信感じるし、素直になるべき場面で素直になろうとするとものすごい労力を必要とする。 平生からストレートな生き様の人からしたら至極簡単どこ…

音世界の構築 ―These New Puritans

昨日は思ったよりも仕事を早く上がれたので、当初諦めていたThese New Puritansのライヴへ直行。 遅刻ではあったが、とりあえず間に合った事にしよう。 着くと、2ndからの曲が演奏されていた。 ホーンなども導入した新機軸な新作は、全開同様ビートに比重を…

狂おしいほどの夜には ― The Rapture

今年、とうとうLCD Soundsystemが活動の休止を宣言して、最後のアルバムがリリースされた。 前作ほどのポップ感もなければ1stのような尖った感覚もないけど、クールでかっこいいし、さすがという所を見せつけたような作品である。 現在来日としてはフジロッ…

今なお輝く深みと広がり ―R.E.M

現代は早い時代だと言われる。 情報の飛びかう速度、消費される速度、歩く速度、成長の速度、飽きる速度、などなど、何かにつけせわしない時代である。 昨日は真実として伝えられていたはずのものも、今日になればあっさり情報が翻る。 もちろん伝える側の問…

小休止25「フェス」

Yahooニュースのトップに気になる記事が掲載されていた。 夏フェスに関するニュースな訳であるが、なんでもサマソニ、フジロックと言った洋楽系フェスのチケットの売れ行きが芳しくないとか。 サマソニはともかく、フジロックですらそうなのか、とかなりびっ…

反対の賛成 ―Whte Stripes

ついこの間、彼女から夜中に電話があった。 なんでも自宅のプリンタが機能しなくなり、大事な書類がプリントアウトできずに窮しているとのこと。 ほぼ泣きながら電話口でそんな事を言われても、プリンタの様子もなにもわからない以上、手の施し用がない。 も…

1stの影で輝く2nd ―Gang Of Four

今年に入って、ここ最近話題をさらった新世代バンド達がこぞって2ndを出している。 Vampire Weekend、These New Puritans、Hadouken!、MGMT、Foals、そして早ければ年内にもKlaxonsも出すかもしれない。 今のところどのバンドも「2ndのジレンマ」みたいな状…

小休止24「Tortoise live in Roppongi !!」

今日は久しぶりにライヴへ。 かつてエレクトロニカ/ポストロックの始祖として一時代を築いたTortoiseのライヴである。 2000年前後あたちでピークを迎え、その後一時的に縮小したものの、ここ最近再び注目を集めている一ジャンルであるが、その状況もあって…

知られてなくて何故悪い ―Serena-Maneesh

Yahooニュースのトップにマキシマムザホルモンのドラマーにして紅一点(というほどの華やかさは売ってないが)のナヲが子供を無事出産した、というニュースが掲載された。 歌詞やサウンドの過激さに反して激キャッチーなメロディとライヴのコミカルさにより…

小休止23「タイアップ」

タイアップ、という言葉を知らない人はそういないだろう。 要するに、他のメディアであるとか、イベントなんかと連動させるような事を言うんだけど、一般には音楽でよく用いられる言葉ではないかと思う。 例えば、CMソングになりました、とか、このアニメ用…

2nd間近 ―Foals

今年期待の2ndと言えば、Foalsもその筆頭である。 既に新譜の発売日も決定しているため、あちこちの雑誌でレビューもされているが、概ね高評価、というかすこぶる良いのである。 1stはBattlesとBlock Partyの間の子、というのが個人的な印象であったが、2nd…

手にヌンチャクのモンスターバンド ―Can

先日、音楽雑誌を読んでいる時に、あるアーティストのインタビューを読んで久しぶりに感動したので、早速CDを買って聴こうと思いたち、即座にCD屋へ走った。 ところが、目的のものはなく、どうしようかしら、と思っているときに、そのままけるのも悔しかった…

Feel Good... ―Broken Social Scene

今年の5月は熱い。 LCD Soundsystem、Foals、Broken Social Sceneと、立て続けに期待の新譜がリリースされる。 AA=は現在公式サイトでカウントダウンが始っており、今日の日付が明日に変わるタイミングで何かしらの発表があるようだ。 音源のタイトル発表か…

俺は俺だ、といいたい ―Arctic Monkeys

最近日本で誰でも知っているバンド、ないしはアーティストといわれ、一体誰を思い浮かべるのであろうか。 人により異なる事を前提として聞く訳であるが、そのときに最も多くの名が上がったものがその時代を象徴するアーティスト、という見方は出来るだろう。…

小休止22「期待感」

最近のオリコンチャートで、『神曲たち』なるアルバムが首位を取ったとか。 神曲なんてダンテか?なんとも素敵な響きじゃないか。 しかし、これは「かみきょくたち」と読むそうだ。 そうなるとなんとも軽い響きに変わるのは何故だろうか。 かつてニーチェは…

次も期待 ― AA=

いわゆるAir Jam世代のアーティストが最近元気である。 元Hi-Standardの灘波はソロ名義で出したり、横山剣も外人を従えて大活躍だ。 Brahmanは相変わらずのアグレッシヴさで、昨年インディズ時代の音源をベースにベストを出している。 会社の人が好きで、偉…