音楽放談 pt.2

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2016-01-01から1年間の記事一覧

Hip Hopのなんたるか -THA BLUE HERB

今日は個人的には年末最後のライブへ。 Tha Blue Herb、彼らにとっても今年最後のライブである。 昨年もやっているのだけど、その時はソロアルバムのツアーだったのでアルバムで共演したラッパーが全員ゲストで出てきて、その模様はDVDにもなっている。 今年…

ライブ現場の熱 -Ogre You Asshole

昨日はやることもなかったので急遽ライブイベントへ。 ミツメが主宰するもので、出演者の中にcero、Orge You Assholeがあったし、ミツメも聴いたことがなかったので、せっかくだしというわけだ。 最近バンド主宰のこういうイベントが増えているけど、気に入…

小休止131「冬の歌」

こんな雪景色はついぞみたことがないが、冬といえば雪景色。 やたらとイルミネーションがきらびやかになっているが、相変わらずそんなものにはなんの感慨もなく、それよりもこんな雑然とした自然風景の方がよほど綺麗だと感じる。 人工的な構築性を否定はし…

健全にして充実 -Hesitation Marks

今日、Nine Inch Nailsの新譜が出た。 ひとまずデジタルリリースが先行で、メディアはあとからになるようだが、日付を超えた時点でDL。 早速聞いたのだけど、この書庫では時系列に追っているのでひとまずアルバムとしては今の所最新の『Hesitation Marks』に…

ライブの醍醐味 -Predawn

今日は仕事を早めに終えてライブへ。 Predawnのアルバムリリースツアーの最終日である。 会場はLiquidroomだったのだけど、昨年もやっていて行ったな。 こうして毎年恒例になったらいいよね。 それはともかく、アコギ1本のライブとこうしたバンド編成の音楽…

小休止130「2016年極私的ベストアルバム」

毎年この時期には自分の聴いた中で今年のベストアルバムを選出する、ということを恒例行事としているのだけど、今年は正直決めかねてしまった。 結構新しいジャンルとかに手を出していたから、評価するようなリテラシーが私の中になかったし、こういうもんか…

本当の悪意 -All Apologies

国民総評論家時代だなとつくづく思う。 SNSに限らず、様々なウェブメディアで個々人が自分の好き勝手な意見を言っている。 わかりやすく攻撃的な言葉であれば、これまたわかりやすく批判の対象になるからそこでやり込められる様はいかにも悪が駆逐されるかの…

道徳心の根本とは・・・ -Descipline

最近11時台のバラエティを録画しておいて休日に見ている。 アメトークとかの時間帯ですね。 過度に派手な会陰しゅつもなく、流行り物に迎合するでもなく、独自のスタンスの番組があって面白いのだ。 そのうちの月曜日には元大阪知事の橋下さんのやっている政…

壮麗なインディミュージック -Owen Pallet(Final Fantasy)

先日嬉しい来日の報せが舞い込んできた。 Owen Palletの単独公演だ。 数年前にホステスで見たきりだったが、その1回は圧倒的なインパクトで持って今も語り草だ、個人的に。 音楽家としての彼はインディ業界ではもはや知らない人はいないくらいの有名人だ。 …

音楽の音響効果 -Dirty Projectors

音楽を聴いていて気持ちいいなと感じる瞬間の一つが、いろんな楽器が絡み合って一つの音楽を奏でている主観である。 それこそが音楽じゃないかという人もいると思うけど、メロディだけで綺麗なものだってたくさんあるし、別に楽器の絡み合いだけが音楽ではな…

暖かな孤立感 -フィッシュマンズ

たまにどうしようもなく刺さってくる音楽に出会うことがある。 それはふとした瞬間だけだったり、極限定的なシチュエーションだけだったりもするのだけど、その瞬間は世界を全て染めるくらいに影響してくる。 必ずしも明るい音楽でもないし、暗い音楽ばかり…

醜悪さ -slipknot

最近土日はアマゾンで映画を見ている。 見る映画は暗く重たいものが主だ。 先日も書いたけど『Seven』とか、昨日は『Fight Club』『ベンジャミンバトン』など、フィンチャーの映画や、さっきまでは日本の『凶悪』という映画を見ていた。 実際にあった事件を…

Hip Hop=ラップ? -Creepy Nuts

最近日本でもHip Hopというのがにわかにブームになっている、らしい。 きっかけはご存知フリースタイルダンジョンという番組。 モンスターと呼ばれる連中に対して、毎週チャンレンジャーがフリースタイルのラップバトルで戦いを挑んで、勝つたびに賞金を獲得…

ロックバンドであり続ける -The Velvet Teen

今日はびくりするくらい寒かった。 雪降ったし。 私は普段あまり風邪は引かないのだけど、こういう気温が急激に変化すると体調が悪くなる。 熱が出るまでは行かないまでも、頭は痛いし体がだるい。 昨日は割とよく寝たのだけど、どうも具合が悪かったので外…

小休止129「俺、入場」

格闘技やプロレスを好んで観る人であれば恐らくわかってもらえると思うが、「俺が入場するとしたら、どの曲かけようかな」と考えたことが一度はあるはずだ。 ロックを聴く人であれば一度は聞いたことのある曲で、結構プロレスの入場で使われていること曲も多…

立役者 -The Faint

私は基本的にオリジナルアルバムで聴くのが好きなので、ベストアルバムはよほど好きなアーティストでなければ買うことはない。 いわばお布施である。 各アーティストのその時期の状態がパッケージされているのがアルバムの良さだとしたら、ベストはそれを解…

小休止128「異常な正常」

昨日久しぶりに映画を観に行った。 実は結構話題だったらしい『ミュージアム』という漫画原作のやつ。 主演は小栗くん、脇を固めるその他のキャストもなかなか豪華ということと、内容のショッキングさゆえだろう。 私はこの原作漫画を読んだことがあって、映…

ちゃんとしないと -トリプルファイヤー

先日会社の最寄駅で、会社までの道すがらある中年男性が私の目を引いた。 私の職場は都心にあって、場所を言うと大概褒め言葉が出てくるエリアなんだけど、田舎者の私には一生縁のないエリアだと思っていたところ今である。 とりあえず金持ちと鼻持ちならな…

simple in a moonlight -Bright Eyes

以前にもすこし書いたけど、このブログにもアクセス解析機能が僅かだがついており、どんなキーワードでこのブログに来ているか、どの記事のアクセスが多いか、PV、UUなどが表示されるようになっている。 それを見るのは結構面白いくて、機能としては本当に申…

小休止127「楽しむということ」

昔ヤングサンデーで「殺し屋1」という漫画があった。 バイオレンス・ショッキング・サスペンス・ラブコメディとでも言おうか、エログロ満載ながら泣きながらヤクザを真っ二つにして、その現場で自慰行為に耽るど変態殺し屋vsどMの狂ったど変態組長の、ある…

小休止126「レビューの意義」

最近また新しい、というか自分がこれまで聴いてこなかったアーティストを聴くようにしている。 今日はRadwimpsなんて買ってきたり。 時期的には学生時代にドンピシャリアルタイムだったから、触っていてもおかしくないはずなのだけど、不思議と当時は名前す…

モノクロームな美学 -Mouse On The Keys

昨日はMouse On The Keysの10周年&レーベル設立記念的ライブイベントへ。 motk含め3組出演で、toeも出るのでみに行ったのですね。 もう人組はKeneticというバンドで、こちらは初めましてである。 元々このバンドは友人の紹介で知ったのだけど、今では私の方…

静かな激情 -MAPS

2000年代初頭に新しいアーティストが一気に台頭してきた時期があったわけであるが、あり方は今それぞれに異なっていたりする。 変わらず音楽を続けている人が大半だけど、活動の仕方も変わっていたり、音楽性が変わっていたり、その是非はあるにせよ変化を感…

儚さと美しさ -Stars

急に冬になってしまった。 来週には11月だから当然といえば当然なのだけど、今年はやけに10月が長かった。 昨日は12月並みだったというが、つい先日までまだ少し暑さを感じる日もあった。 そう考えると、今年の10月には季節が詰まっていたね。 なんだか活気…

小休止125「所謂J-POPリスナーという人たち」

最近酒を飲みながらヘラヘラとYoutubeとか観つつ、大体においては音楽関連かお笑いを見ているのだけど、おすすめ的なやつで差し込まれる動物系の動画なんかもつい見てしまう。 猫かわいいな、ナマケモノかわいいな、とか言いながら変わらずヘラヘラしている…

つながり -LITE企画イベント

昨日はLITEの自主企画イベントへ。 LITE含め4バンドが出演し、内2組は海外組、もう1組は日本のSkillkillsというバンド。 私はLITE以外はほぼ未聴、Skillkillsについては1度だけ、かのO界隈で行われたアングラすぎて客の集まらなかったイベントのトリに出て…

表現の手段として -These New Puritans

日本でミクスチャーという言葉が流行ったのは2000年前後くらいのことだろう。 Dragon Ashがラップメタル、というとちょっと違うけど、ロックにヒップホップ的な要素を取り入れてバカ売れしたことで一般化した。 その後ヒップポップなどという言葉も出るくら…

音楽愛 -Tera Melos

ここ数ヶ月が好きなアーティストの新譜リリースが続いており、嬉しいけど財布がかなり悲鳴をあげている。 そして全てを消化しきれない私自身も悲鳴をあげている。 そのくせ旧譜も買ってしまうのだから、まったくもって因果なことである。 でも怒涛ですよ、こ…

突き刺さる言葉 -Moroha

年々感じるものの感じ方や、捉え方とかそういうものが変わっていくような気がしている。 もちろん10年前とかそんな次元ではなくて、ここ数年、もっと言えば数ヶ月ですらなんだか自分がどんどん変わっていくような感じがする。 それもいい悪いという価値観の…

音像の向こう側 -downy

昨日はDownyのアルバムツアーで渋谷へ。 彼らのライブはこれまで2回見たことがあったけど、対バン、イベントだったので単独は初めてだ。 今に至るも日本のアングラ系バンドに与えた影響はとても大きく、それこそ海外で成功したMONOやenvyらとも共振する轟音…