音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

散歩へ出かけたSaturday Noon

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台風も接近しているが、今日は1人ふらりと箱根へ。

 

朝はいつも通りの時間に起きて、バスにやられてやってきた。

 

2時間ほど、たまには移動を楽しむゆとりも必要である。

 

以前に来たのはもう8年前とかだろうか。

 

箱根湯本駅付近ではなく、行きたいところがあったのでそことほど近いところで宿は押さえ、部屋食で少しだけ贅沢を感じられる食事付き。

 

その手前で、昼を食べようと釜飯屋に立ち寄ったわけだが、出来上がるまで40分、釜を目の前に置いてなんの説明もせずにタイマーのスイッチを押してさっていく。

 

客が入ってきてもさして構わない、ばあさん2人が経営しているところだ。

 

先客が1人あったが先程出ていった。

 

とりあえずつけられているテレビの音と、遠くにばあさんらの話し声が微かに聴こえる。

 

なんとなく懐かしさを覚える田舎の風情である。

 

台風が絶賛近づいているので、雨が降ったり止んだらしているが、今は穏やかなものである。

 

入り込んだところにあるため、人足もなく車も通りも少ないのは、もともとなのか時節のせいかはわからない。

 

ともあれこういう静かさはたまには必要である。

 

 

ここのところ仕事が物理的に忙しかったのと、また組織改編があり私もまた業務内容が若干変わるらしいが、とはいえこれまでのメニューを捨て置くわけもいかず、他のメンバーを見るに恐らく私がそれらをやらされるのだろうなという感じだ。

 

別にそれがやりたくて入ったわけでもないが、仕事なのである程度は割り切っている。

 

そうは言っても今年の4月に異動してそれまでと違うことをやりながら、ここについてはどうにもうまくできなかってというのが正直なところだが、自分なりに見聞を広げることはできたのでそれはそれで悪くはなかった。

 

自分なりにあれこれ考えながらやってきたものだったのでそれも良かったんだけど、結局それもご破産だ。

 

散発的なオーダーに応える微妙なポジションに、気がついたら居座っている。

 

自分で言うのもなんだが、私は営業はそこそこできるし、メニューの実行的なところも多少の無茶振りをされても割と乗り越えられるくらいのスキルはある。

 

やったことがなくてもそれっぽく取り繕いながら、ちゃんとクライアントコントロールもするので結果的にクレームもないし。

 

それにやったことはちゃんとある程度以上の型化もしているので、再現性は高いはずである。

 

会社でも評価されていないわけではなくて、考課のたび大なり小なり昇給もしてるしね。

 

 

ただ、そうは言ってもこの改編はこれまでもずっと感じていた違和感というかズレというか、そういうものを覚えずにはいられないというのか本音だった。

 

私は営業自体は嫌いではないが、かと言ってずっとやりたいわけでもない。

 

取引になったクライアントで着実に成果を出して、グリップを強めながら拡大していくのが醍醐味と思っているんだけど、どうもこの会社ではそうではないのだ。

 

口座開いて、まだ実施に至る前に別の追加提案をしたがるのだけど、まあそれ自体は別に悪くはない。

 

ただ、それがクライアント目線の提案というよよりは足元の売り上げのためだけだし、そうしてデカいことを言っておいてクライアントの期待値は散々上がるが、ちゃんとやらない、もしくはできるメンバーもいないので大概がクレーム化している。

 

これまでの仕事で、おたくとはもう取引しませんとか、担当の基本的なビジネスマナーがありえないなんて言われているのをみたのは初めてだ。

 

私も失敗はあったし、お客さんに失礼なことを言ってしまったりは何度かあったけど、それでも最後はありがとうと言ってもらえたからな。

 

どうしたらそんなことになるのか理解できない。

 

 

ともあれ、そういう不安定な状況が続いているのにまたこうしていじくり回して、毎度偉そうにWillだなんだと中途半端な英語で言ってくるが、結局この会社は社員を機能でしか見ていないし、クライアントのことも舐めているとしかおもえない。

 

代表自ら他社の社長を捕まえて、社内でクソだ意識が低いだと言っているくらいだから、それは当然だ。

 

偉そうにいう割には自分のことを上げてくれない先には出たがらない。

 

反対に気に入られている先はやけに入りたがるだけでなく、無駄に風呂敷を広げて格好つけようとする。

 

別に良いんだけど、全くケツは持たないから困るのだ。

 

それ誰がやるの?うちは型化できてるとかいうけど、誰も知ってないぞ?誰に聴いてもわからない、決まったものはない、手癖でやっているばかりだ。

 

しかも思いつきでやるばかりだから、そこで力入れても会社的には別に興味ないから人も割かないし。

 

言えばつけてくれても何も分かってない新卒だったり、どうしろと?

 

 

なんてことを考えていたここ1ヶ月であったので、現在転職活動をしている。

 

といっても結構偶然というのが大きいのだけど、一つは前職の社長から声をかけられ、組織も仕事も変えたいと思っている中で、もう一回うちでやないか?というもの、今一つはこの会社で一緒だった奴が転職した先で、こちらも拡大フェーズにあるのでリファララで来ないか、というものだった。

 

前者は今のスキルや知見の延長なので、ある意味わかりやすいキャリアになる。

 

後者はサービスも領域も別なので、また新しいチャレンジの色が強い。

 

どちらも等しく検討しながら、来週再来週で改めて面接である。

 

そんな心持ちの整理にも、たまには普段と違う流れで生活をしてみるのは存外わるくない。

 

釜飯を食べ終えると、いそいそと美術館へ。

 

 

 

カップルが多いのがなんだが、割に人も多くないのでゆっくり見ることができた。

 

企画展は現役の写真やコラージュを主とするいわゆる現代アートの人。

 

このジャンルは正直まだよくわからないが、わからないものをあれこれ考えながら眺めるのは悪くない。

 

小一時間で回り終えて、外のボードウォークを歩きながら暫し人のいない場所で癒される。

 

夜は温泉入って、ご飯食べて酒飲もう。Analogfish - Saturday Night Sky (Official Lyric Video) - YouTube

小休止201「feeling Noisy, healing Noise」

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疲れている時は甘いものが食べたくなるという人は結構いるらしい。

 

ちょっとほっとするところはあるしね。

 

他方で気持ち的に疲れている時、それも結構な具合で進行している場合、ノイズ/ハードコアな音楽が聴きたくなるという人もたまにあるらしい。

 

ちょっと意味わかんないところはあるしね。

 

最近また色々とストレスも多いし、稼働時間も長いので今週は疲れましたね。

 

一日平均5アポ、たまに8件とか入っていると意味がわからない。

 

加えてポンコツの雑な仕事の振り方で面倒なのに余裕がなくなる。

 

自分の担当案件なのに、なんであんなに主体性ないんだろうか。

 

 

そんなわけでちょっとイライラも募ったそんな時にはバキバキのハードコアでノイジーな音楽がそんな奴らをぶっ飛ばしてくれる感じがして良いのである。

 

個人的におすすめなやつをいくつかご紹介。

 

はじめに言っておくが、私にこの手の音楽を十分に語る語彙はないし、そんなことが求められるジャンルでもない。

 

とりあえず聴いて。

 

 

まずはこちら。


www.youtube.com

知る人ぞ知る日本のハードコアKuruucrew。

 

友人の紹介で知ったのだけど、その音楽はノイジーでバキバキ。

 

ゲストボーカルにあの54-71のビンゴさんも参加したことがある。

 

アルバムは数枚リリースしており、ライブも間近で観たが、まあうるさい音楽だ。

 

ギターノイズ全開、ラッパもあるんだけど、それがまた攻撃的で不穏なムードも出しており最高である。

 

メンバーは普段は割と普通に働いているらしい。

 

 

続いてはこちら。


www.youtube.com

こちらも日本代表、世界の方が人気もあるハードコアドュオ、Melt-banana

 

90年代から活動しており、当初は4人組だったらしいが、今はギターとボーカルの2人で、たまにサポートを入れている。

 

3分にも満たない曲が大半で、これまたやかましい。

 

ボーカルもいるが何言ってるかよくわからないし。

 

彼らのライブの後はしばらく耳がバカになるくらいの爆音である。

 

 

続いてはこちら。


www.youtube.com

アメリカのバンド、Lightning Bolt

 

既に25年以上のキャリアを持つベテランだが、私は1枚しか聞いたことがない。

 

彼らはほぼ毎日ライブやっているようなバンドらしく、来日も結構あったらしいね。

 

ジャム的な曲が大半で、ごちゃごちゃしているが狂い様が素晴らしい。

 

このテンションのライブをよくもまあ巻いたできるものだと思うが、多分何かぶっ壊れているのだろう。

 

 

続いてはこちら。


www.youtube.com

アメリカのインダストリアルの文脈でも語られるDeath Grip。

 

数年前にフジロックで来日もしており、その際はあのオザケンの前という意味不明な出演順だったが、案の定オザケン地蔵に溢れた中で暴れまくったことが一部で話題になっていた。

 

やたらドスの効いたラップみたいなボーカルも含めて相当なものだ。

 

ちなみに、演奏人は結構凄腕らしくそこも話題となっていたな。

 

参考までに、男性器のドアップをジャケットに採用していたので、流通の際には別途袋包みになったアルバムがある。

 

 

続いてはこちら。


www.youtube.com

こちらもアメリカから、ノイズ感は薄いかもしれないがBlack Diceだ。

 

デビュー当初はザBoredomsフォロワーといったトランシーな音楽をやっていたが、徐々に独自の変態性を育んでいき、Animal Collectiveらと並んで語られる存在になっている。

 

アルバムとしては大分リリースの時間が空いているが、最近ちょいちょいシングルを出しており、また帰ってくるのを待っている。

 

 

最後は伝説となったこちら。


www.youtube.com

巨匠Roe Leadの『Metal Machine Music』だ。

 

ノイズミュージックというか、これはもはやノイズだ。

 

ちゃんとパッケージされてリリースされているが、知らずに聴いたらビックリするだろうな。

 

まぁ、知ってて聴いてもビックリはしたが。

 

思い切ってものである。

 

これに身を委ねるようになったら、とりあえず仕事は休んでしばらく1人で静かに過ごすことをお勧めする。

 

 

人によって心を落ち着ける手段は違うだろうし、タイミングや状況によっても求めるものは変わるだろう。

 

癒し系の音楽でもどうにもならなかったら、試しにこんな音楽を聴いてみるのも、存外効果的かもしれないのでよかったら試してみて欲しい。

 

仮に悪化しても、責任は持たないが。

楽しいぜ -The Juicy Looks

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ネットの発達というのは今更ながらに素晴らしく、また配送網もしっかりと確立された現代においては表現者と呼ばれる人にとってはその表現の場が容易に得られる世の中である。

 

もちろんそこから見つけられることは容易ではないのだけど、既得権益のようなものがどんどん瓦解していく様は若い世代にとってはチャンスでしかないだろう。

 

もっとも若い世代だけでなく、これまでオルタナティブな世界にいた人たちが見つけられる機会も増えるから、それは素晴らしい事態だろう。

 

まぁ、裏側では今度は別の権益が生まれるわけだから、ポジティブばかりではない側面も確かにあるが、何も変わらないよりは遥かにマシだ。

 

世界はまたこれから作られていく。

 

 

最近ではベテランと呼ばれるアーティストも配信ライブをやったらYouTubeをやったりと、活動を着々と最適化している。

 

他方でそうでもない人もいるんだけど、そのそうでもない方の一つがmooolsだろうか。

 

YouTubeでもポツポツとライブ映像が上がってはいるが、そんなに数は多くないし、殆どがファンのあげたものだ。

 

このコロナ間でもたまに現場ライブはやっていたが、配信は皆無だったろう。

 

まぁ、メンバーの一人が育休だったかを取っていたので、タイミング的にはちょうど良かったかもしれないが、やはり少し寂しいものがあった。

 

そんな彼らは今日久しぶりのイベントでのライブのはずが、この状況を鑑みてか休止に。

 

しかし、嬉しいことに無観客で開催し、それを配信することにしたらしい。

 

夜酒でも飲みながら楽しもう。

 

 

そんなmooolsは酒井さんという人がほぼ全曲作っており、音的には90年代のUSインディと共振するようなオルタナサウンドだ。

 

他方で評価が高いのが独特の歌詞。

 

ふざけているだけとしか思えないものもあるが、非常に詩的な歌詞を書く。

 

かなりエモいものもたくさんあり、曲と相まってとても素晴らしい。

 

詩集も出てるしね。

 

そんな酒井さんが満を辞してソロを発表。

 

The Juicy Looksという名義で、これまでライブなどで余興的に演奏されていた曲だったり、なんとなく思いついたのかなというものだったりを集めた作品を作ったのだが、建て付けとしては音源付きTシャツ。

 

なんじゃそりゃ?

 

付録のCDには歌詞カードはないが、インナーには曲をSNSなどで拡散して何かあっても知りませんよ、と半ば冗談みたいな添え書きがあるのだけど、内容を聞けばなるほどひょっとしてこの形態でリリースした背景もこういうことかしら?と推察するところもあるが、ここではあえていうまい。

 

 

ともあれ1曲1分半くらい、いずれもラフな録音で、大喜利みたいに思いついたことをポコポコと録音したようなそんな小品集となっている。

 

歌詞にも意味があるのかないのか、おそらくないであろう不可思議な世界を展開している。

 

ひとまず一聴した感想としては、楽しんでるなということ。

 

プリンセスプリンセスのパロディ?的な”プリンセスとプリンセスの対話”などは、「ダイヤモンドだね、そうだね。堅いものといえば、ダイヤモンドだね〜」と、婆さんの会話としか思えない脱力なやりとりが展開されている。

 

なんの意味もない世界だ。

 

個人的には”ウィンウィン音頭”は、かつてSNSでライブ現場の映像で拡散されたことがあり好きな曲だが、その他の曲も実に深いんだか意味ないんだかわからない曲満載だ。

 

全34曲。

 

中にはfeat.もあるのだけど、ちょいちょい音楽的にも遊んでいるのが面白い。

 

まるで四畳半フォークのような熱量の演奏をヴォーカルで何も言っていない”来客用のスリッパ”とかね。

 

おそらく普段J-POPとかしか聴かない人だけでなく、真摯だと言われるアーティストを聴く人からすれば、最初から最後まで意味不明な作品だろう。

 

その意味では、こうしてTシャツと抱き合わせでリリースされた形も却って幸福だったのではないだろうか。

 

あくまでこの音楽は、やっている人たちが面白がっている様を面白がることが一番の価値だろう。

 

Tシャツリリース記念イベントも開催されるということで、とりあえず予約しておいた。

 

メッセージ性の高い音楽も好きだけど、こういうただ楽しんでいるだけの音楽ってこれはこれで面白いんだよね。

 

そもそもジャケットも酒井さんの七五三の写真だという。

 

このあたりのセンスが酒井さんらしくていい。

 

肩の力なんて入り用もないこんな音楽も、たまにはおすすめである。

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本当に邪魔をするもの 

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新日本プロレスブシロード傘下に入って間もなくの頃、週刊プロレスの方でもしばしば木谷会長がインタビューで登場し、当時のマーケティング戦略なんかを話していた。

 

プロレス雑誌で経営について語るという何とも不思議な企画だが、業界的に選手がそのままフロントもやるのが当たり前、また営業も地元の人との昔ながらの接待的なやりとりが中心だったこともあり、これまであまり表に出てこなかった側面ということもあり、面白く読んでいた。

 

その中で特に今でも印象に残っており、またキャラクターカードゲームで拡大してきた会社のトップの言葉としては意外性がありながら、しかし確かにそうだなと思った言葉があった。

 

オタクが業界をつぶす

 

言葉そのままだったかはちょっと自信がないけど、ともあれ言いたいことは含まれているだろう。

 

その裏側については、オタクは熱烈なファンであるから、彼らにとっては上客である。

 

反面、過度のこだわりを見せることで排他的な雰囲気もしばしば出しがちだし、なんなら口うるさいファンでもある。

 

そうしたことで新規は取っ付きにくさやハードルを感じていくし、また提供する側も新規なファンを増やしたい一方でそうした昔ながらのファンも置き去りにはできない、それがうまく両立しない事態をしばしば招いてしまうため、結果シュリンクしていくわけだ。

 

だからオタクは切っていく、という話ではなくて、あくまで訴求ならマーケティングコミュニケーションは新規に向けて設計している、みたいな話だったと思うんだけど、ともあれこの考え方は何かにつけて言えることだよなと最近改めて思うのだ。

 

 

フジロックに絡んでのあれこれは未だポツポツだがニュースがあって、一応このイベントによってクラスターが発生したとかの話は幸い出ていない。

 

潜伏期間も過ぎた時期なので、懸念されたほどの影響はなかったという見方ができるだろうか。

 

他方で、そもそも感染源は特定できないではないか、という指摘もなされており、それが主催者サイドにとって都合のいい話という文脈で語られているが、裏を返せば批判する側にとっても、仮に本当にイベントで出ていなかったとしても、追跡ができていないだけで実際には発生していた可能性があると言い続ける理由にもなっている。

 

要は水掛け論になってしまうから着地しない話である。

 

そんなフジロックに絡んでは、実は経産省から補助金が出ていた、なんて話も出てまた違う火種になっている。

 

法律に則って申請して支給されたのだから何の問題もないのだが、批判する人にはそんなこと関係ないからね。

 

またステージ上で政治的発言をしたTHA BLUE HERBも、一部で批判と称賛のない混じった中に置かれている。

 

発言の一部が不勉強を感じさせるものがあったことで、また批判的な人に油を注いだ格好だ。

 

 

アーティストなら芸能人なりが政治的な発言をすると、特に日本では批判されるし疎まれるというのはよく言われることだ。

 

テレビだと、背景には政治家も絡んでいるだろうから、そういう側面はあったろうが、最近は国民とか視聴者の側も否定的に捉えている人も多い。

 

その否定派もいくつかに分類できるのかなと思うが、よく分からないから、否定的なニュアンスでわからえない、というのがリテラシー低い派の側かなという感じ。

 

他方にいるのは詳しい派、よく知りもしないで話すな、勉強しろ、それは間違っている、という切り口になるが、問題なのはこちらだと個人的には思っている。

 

リテラシー低い派にとってめんどくさい理由は、こういう奴らが絡んでくるからだ。

 

詳しいことそれ自体は素晴らしいことだし、低いやつはちゃんと勉強しないと、というのもその通りだ。

 

政治は義務教育ではちゃんと教えられないので、知識は関心などにより大きく隔たりが出てしまう分野の一つだと思うが、こういうものの場合ビギナーを遠ざけるのはそうした詳しい人の排他的な態度だ。

 

排他的というと正確ではないかもしれないが、しばしぼなされる発言が、よく知らないなら黙ってろ、てやつ。

 

直接間接によらず、これを言われるとただ嫌な気分にしかならない。

 

また勘違いにも容赦ないので、そりゃ詳しくない人からすると萎縮してしまうし、結果その分野からも遠ざかってしまう。

 

そうしてまた分断がますます広がるのだ。

 

 

日々の業務でもこういう事象ってよくあって、リテラシーの差はあっても仕方ないわけだが、それを許容してあげないと成長もしないしいつまでも何も変わらない。

 

社内でそういう態度を取る奴がたまにあるが、本当に腹が立つんだよね。

 

だって、そうやって知らない人にはキツく当たる奴が結果出してるかといえばほとんどの場合そうではない。

 

ギリギリ文句言われない程度にはやっているが、こいつが余計なことを言うことで険悪になることは少なくない。

 

 

ちょっと話が散らかってしまったが、ともあれ最近マウンティングなんて言葉も流行っているが、そういう次元の低いことはやめて、ちゃんと建設的な話ができる世の中であってほしいよね。

 

人の話をちゃんと聞く、指摘された問題点がどこなのかちゃんと考える、人に言うときには言葉に気をつける、なんてのは普通のことだと思うんだが、どうもそうではないらしい世の中だ。

 

間違うことが問題なんじゃなくて、間違いを指摘することが間違いなんじゃなくて、それを踏まえて次どうするかだよ。

 

それだけのシンプルな話だと思うんだがな。

 

まぁ、そう思わない、ただ何かを攻撃したいだけの人もあるからね。

 

そういう人は本当に黙ってほしい。

 


www.youtube.com

 

小休止200「ブレークスルーを期待して」

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色々の批判もある中で、フジロックがこの週末開催されている。

 

客入りは例年の4割程度、アルコール類の提供はなし、観客にも頻繁に呼びかけがなされており、直前でも払い戻し対応、ライブの惜しげもない無料配信と、民間企業がやっているにしては採算度外視の決行と言っていいだろう。

 

思った通りというかやっぱりというか、方々からは批判的なコメントも多く寄せられており、中には単にこうしたイベントへの偏見でしかないようなものも多くあるんだけど、まあ良くも悪くも想定ないと言ったところか。

 

私は自宅で配信を見ながらゆるゆる酒を飲んでいるのだけど、今回こうして決行したフジロックの運営には拍手を送りたい立場だ。

 

感染拡大させたいのか、これでまたオリンピックみたいに間接的な影響が出る、自粛しろといった感じだ。

 

こちらについてコメントしたアーティストも日ダルマにされており、大きいところではアジカンのゴッチだろうか。

 

オリンピックには批判的なコメントをしていたのに、というのが批判の的で、ダブルスタンダードだなんだと散々ないわれようだ。

 

いかにも正論的なロジックだけど、私はそれに対してなんとも思わなかった。

 

結局公費で賄われるオリンピックと、あくまで一般企業が開催するイベントではそもそもの意味合いが違うし、開催されなかった時の影響も、単にメンツが潰れるだけなのが、実際的な生活が潰れるのでは話が違う。

 

それに、この1年半、何もせずに静かに自粛していて何か変わったのだろうか。

 

ただ悪化していく一方で、それは全世界的にも変わらないだろう。

 

違うのはこの事象に対する態度で、日本ではお得意の自己防衛以外はなくて、ただただ横一列でみんなで死のうと言った感じがするように個人的には思っている。

 

 

別にウィズコロナとかのスローガンなんてなくても、どうしたってそういうふうに生きていくしかないのは明白だろう。

 

いつまでもじっとしていても解決の糸口は見えていないし、そうしている間にころっと死んでしまったらそれこそ死に切れない。

 

もちろん私だって別に他人事として捉えているわけじゃない。

 

私の父は免疫系の病気をして、一応手術して退院してからもう10年以上経ったけど、いまだに病院通で服薬中、体力もないのでコロナになれば多分ダメだろう。

 

母も病気はないにしろ、もう60過ぎているので同じだ。

 

予防接種も、父は受けられているが母は63だからまだ受けられていない。

 

こんなご時世だし、いつ何が起こるかわからないからできれば会っておきたいと思うけど、万が一があってはいけないからもう2年以上実家にも帰っていない。

 

別に私にだけ特別な事情じゃなくて、多くの人がそう思ってそういう行動をしているんだろうと思うから、自分だけが同行といったくだらないことは考えていない。

 

 

ぶっちゃけ私は私自身がどうなっても別にどうでもいいと思っている。

 

死んでも子供や妻がいるわけでもないし、もし病気で死んだとしたら、保険金は少なくない額が親に入るようにしているので、死んだ後の処理の手続きはあるとは思うが、それくらいの手間で済むだろう。

 

それでも、少し出かけた時は最低2~3日は引きこもって外には出ない。

 

最低限、誰かにうつしたりしないようにできるだけ気をつけているよ、ていうことがいいたいだけなんだけどね。

 

 

で、フジロックである。

 

私は開催には肯定的だし、こうして英断を下したのは私はポジティブだと捉えている。

 

多くの人が集まるから不安だ、というなら外に出なければいい。

 

私の地元でもし開催されても、私はそうする。

 

親にもそうさせる。

 

たった3日だ。

 

ずっと、政府のやることに振り回されているだけよりは、少しでも何かのブレークスルーにつながるかもしれないんじゃないかと思えるなら、それはやるべきだと思う。

 

人が死ぬかもしれない、それはわかっているけど、何もしなくてもそれは同じことではないだろうか。

 

もちろん、やるからにはそこに参画する全ての人がちゃんと目的やリスクも全て共有の上、同じようにやるべきことをやらないといけない。

 

多くの人が集まれば、それが難しくなるのは当たり前のことだ。

 

だけど、このままあと何十年も同じ状況が続くことだってあり得るわけで、それを考えたときにとにかくじっとしてろ、なんて環境に耐えられるだろうか。

 

なんのための人生なのかわからなくならないだろうか。

 

少なくとも私は、別に生きてさえいればそれでいいなんていう価値観は持っていないから、そんなものは耐えられない。

 

自己責任とやらで罹患して、病院にいくなというなら行かないよ。

 

静かに死ぬならそれでいい。

 

ただ何もせず時間だけを消費するだけの人生よりははるかにマシだ。

 

死んだ後のことなんてわからないしね。

 

 

かと言って、そうして批判的なことをいう人に真っ向から対立意見をぶつけても、やっぱり何も変わらないだろう。

 

最近いろんなウェブのコメントとかニュースとかも見たり聞いた入りしながら、なんとも言えない気持ちになることが多かった。

 

個別については色々言い返す言葉もあるけど、でもそれをやったところで何か変わるのかなって。

 

結局盛場での喧嘩が拡張しているだけで、そこにいるのはなんの権限も影響力もない人たちだけだから、そこで何が解決するのかなとか思ってしまうのだ。

 

だからって解決できるような策が浮かんでいるわけではもちろんないけど、何かちょっとでも状況の変化は求めていきたいよね。

 

 

なお、フジロックにいく人たちに、万が一コロナになっても医療機関受診するな、という意見には半分賛成という気持ちもある。

 

実際にそうするべきかは別にして、それくらいの覚悟で思ってくれてたらという話ね。

 

色々の都合で私は行かなかったけど、仮になっても私はそうしたと思う。

 

これで死んでもしょうがないや、て。

 

悲しいかな、そんなに楽しい人生でもないし、特にやり残したこともないので、ライブとかそういう楽しみがなくなるくらいなら生きていても仕方ない。

 

どっかで誰かが何かを受け止めないと、負の連鎖は止まらないから、今はこうした批判を受ける人がそれを受け止めるしかないんだろうから。

 

一応言っておくが、もし今回フジに参加した人でも、もしコロナになったら病院にはちゃんといけるといいなと思ってますよ。

 

その人にはきっと待っている人とか、大事な役割があると思うから。

 

社会には、一定私のような人がいると思うので、そういう人が社会実験としてそういうところに駆り出されればいいんではないだろうか。

 

 

いずれにせよ、なんの力も持たないもの同士が言い合うのはもうやめにしたいし、なくなるといいよね。

 

そのためにも、政治家なんかを先生なんて呼んで崇めるんじゃなくて、マジで頼むぜってお互いに肩をはたきあうくらいの感じになるのが、本当はいいのかもなとは思うよね。

 

バンド音楽の妙 −Lillies and Remains

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今日はずいぶん久しぶりなLillies and Remainsのライブ。

 

元々そんなに活発に奴までいるわけでもない上にこのコロナ、昨年5月にツーマンだが予定されていたものはキャンセルに、以降音沙汰ない状態だったが、今年になって2曲の新曲を配信限定でリリース。

 

プロデュースは前作『Romanticism』に引き続き藤井麻輝である。

 

ファンからしたらようやくかと思いつつ、とりあえず嬉しいよね。

 

相変わらずらし全開で、否応にもアルバムにも期待値が高まるところだ。

 

今日のライブでは新曲もきっとやるだろうから、そこも含めて楽しみである。

 

今回会場は表参道駅近にあるWall & Wallという会場なんだけど、昔に一度来たことのあると思ったら、その昔確かBo Ningenのライブできた記憶だ。

 

コンクリート打ちっぱなしの綺麗な会場である。

 

 

今回のライブメンバーはここ最近のメンツで、ベース高松くんは固定、ドラムも流動的だったが結成メンバーの宮内さんが最近は叩いている。

 

またキーボードもよく変わるが、今日は前回のライブでもやっていた人だ。

 

フジマキは流石にこないか。

 

KAZUYAと高松さんはそれぞれバンド活動はしているため、演奏面での不安はなさそうだが、他のメンバーはどうだろうか、というところである。

 

まぁ、言っても結局ライブが始まればそりゃテンションも上がるわけで、初めは"Final Cut"だったかな、静かめに始まり終盤い差し掛かり徐々に盛り上がっていくので、久しぶりのライブの始まるとしてはぴったりだったか。

 

割と序盤に"The Wrwcked"なども演奏され、セットリスト的にはベスト的な選曲だったように思う。

 

Smithのカバー”Some Girl”も演奏されて、改めて聴くとスミスってギターのメロディーがすごくしなやかだよね。

 

ちなみに、いつもサングラスをかけていたKENTが今回は黒縁メガネをかけており、言い方はなんだが大学生みたいだったな。

 

音楽性もさることながら、割と黒でバシッとクールな感じで決めていることの方が多かったので、ちょっとラフな服装は新鮮でしたね。

 

ともあれ、"The Fake"などの代表曲だけでなく、新曲も3曲演奏されてほぼ1時間半しっかりやってくれたのは嬉しかったね。

 

KENTとKAZUYAのいちゃいちゃも健在だ。

 

 

ただ、ちょっと気になったのが、いつもよりもグルーヴ感というか、曲によってはいつものぐわ〜んと渦巻いていく感じがあんまりないように感じられた。

 

一音一音がはっきり感じだったから、音響のせいもあるかもしれないけど、特にタメとかピタッとした展開の多い曲ほどなんか噛み合っていないような瞬間が多いように思えたのは気のせいだろうか。

 

中盤あたりが特に気になったんだけど、これがやっぱりバンドとしてのブレイクのあった時の弊害みたいなものかな。

 

正直ベストなライブではなかったと言うのが正直なところではある。

 

 

ま、ともあれこうやってやってくれるのは嬉しいし、ひょっとしたら今年もう1回やるかも、ということだったので、期待してまっていよう。

 

やっぱり曲はめちゃくちゃかっこいいし、今日は配信もあったので海外からの閲覧もあったらしい。 

 

このジャンルの音楽が好きな人であれば絶対引っかかるところがあると思うし、そうでなくとも聞いてもらえればこいつら違うぞ、とわかるはずである。

 

KENTは普通の仕事もしているみたいなので、こちらは半ば趣味的な活動なんだとは思うけど、もう少しやってくれると嬉しいよね。

 

また待ってます。


www.youtube.com

私とTHA BLUE HERB

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このコロナ禍において窮地に追いやられた音楽業界、ライブハウスやそこを中心に活動していたインディーズアーティストほどその影響は大きく、多くのライブハウスが廃店に追いやられている。

 

エンターテイメント全体が抑圧されて、この業界では80〜90%の収益減となっている。

 

不要不急のキーワードの下、そうしたものがどんどん追い詰められている様は、私のような人間にとっては悲しくて仕方ない。

 

私は友達が少ないし、昔からあまり人に何かを相談するのも得意ではなかった。

 

あれこれ考えて、一人で決断することをやってきたのだけど、その判断が正しかったのかどうか迷うようなこともたくさんあったんだけど、そういう時に文字通り音楽に力をもらうということは例えとかじゃなくて本当にあることである。

 

背中を押される思いや、寄り添ってくれる思いや、慰められたり色々の経験を私は音楽を通してしている。

 

そんな人が全てではないということは私も理解しているから、少なくとも政治家の先生方にとっては税金も対して払わない道楽としか写ってなかったのだろうか。

 

にもかかわらず、星野源のキャンペーンに乗っかった当時の首相は、どの面下げてと思ったものだ。

 

 

ともあれ、そうして私の人生を彩ってくれる音楽、その中でも特に好きなアーティストだったり、特別の意味を持つアーティストだったりはいる訳だけど、ある時から聴き始めて、その音楽でとても助けられたなと思うアーティストの一人が、日本のヒップホップのレジェンドとなっているTHA BLUE HERBである。

 

私は元々ロックと呼ばれる音楽が好きだし、ライブもバンドの演奏が好きではあるが、その中で数少ない全アルバムを聴いてるのが彼らである。

 

完全に後追いなので、聴き始めたのは確か3rdが出てしばらく経ってからの頃。

 

まだ新卒の会社にいて、どうしたものか悶々とした日々を送っていた頃だ。

 

当時読んでいた音楽雑誌でインタビューに出ており、そこでん発言から興味を持ちはじめて、ネットなどで調べるとロック好きも唸らせている、といった評も多くみかけたので、そこで1stを買ったのが最初だった。

 

それまでまともにヒップホップを聞いたことがなかったので、音楽的にどうこうというのはよくわからないながらに、そのラップの力強さと鋭さは素直にかっこいいと思ったし、楽曲はそれこそPortisheadとかにも通じるところもあったので、思っていたのとちょっと違うぞという感じだった。

 

日本のヒップホップは誰かをディスってなんぼ、またやたらとべたべたしい友情論みたいなものを歌っている印象だったので、そういう類とは違うのはわかった。

 

中でも、最初に突きつけられた思いがしたのはこちらだった。


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スキットという奴だろうか、MCのBossが一人で街の音を背景にメッセージを投げかけるもので、ここで彼なりの宣戦布告のようになっており、一方で自分たちと同じように頑張っている奴らにエールを投げるような、そんな内容になっている。

 

当時、会社の中で一人あくせくしたような状態だったので、なんだか妙に刺さったんだよね。

 

レコードを想定したセットリストになっており、このトラックはいわゆるB面の1曲目の位置にあるので、彼の意図はわかるだろう。

 

頭から最後までこのアルバムはカッコ良くて、まさに私のヒップホップ感を変えられたものだった。

 

 

その後はシングルやアルバムをどんどん集めるようになり、割と時系列に買い集めていった記憶だ。

 

次に聞いた2ndは1stの印象とはまたずいぶん違って、内省的な世界観と物語仕立てのリリックが彼らの一つのピークを示しているだろう。


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その代表格と言えるのがこの”路上”だろう。

 

プッシャーの青年の足掻きを描いたものだが、この緻密なストーリーテリングは他のジャンルを跨いでもそうあるクオリティではない。

 

海外旅行経験をもとにしたリリックが中心なのだけど、その中でもポップというか、わかりやすい曲も混じっている。

 


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ライブ映像の切り取りだが、この"ウルトラC"はBossのキレッキレのラップが聞ける彼らのキャリアの中でも変わり種の曲である。

 

 

こうした表現としての面白さもさることながら、やはり彼らの魅力は圧倒的なパンチラインと、説得力抜群のメッセージだ。

 

私が転職した2社目のところでも色々と問題が多くあって、社員同士割と仲は良かったと思うけど、業務上ではばちばちしたところも多くあり、やっぱり私は勝手に孤軍奮闘しているような思いで働いていた。

 

愚痴ってばかりの奴らを尻目に、なんとかしてやると鼻息荒くしていたんだけど、その時に私の背中を押してくれたのはこの曲だった。


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”時代は変わる”

 

彼らの代名詞的なパンチライン「追うものは追われるものに勝る」も炸裂する楽曲だが、この曲の精神はいつの時代も生きる。

 

「お前の力はお前自身で確かめろ、お前のための時代ならお前が変えろ」という一節はまさに脳天に喰らった思いがしたものだ。

 

この時代の彼らは多くのファンの評価でも無双状態だったらしい。

 

まあ、シングルやEPいずれのトラックもめちゃクソかっこいい。

 

またヒップホップらしく客演も多くやっているのだけど、彼らの恩師でもあるDJ Krushとも共作しており、しかもそのトラックはこの令和の時代にあっても十二分に響く内容の曲だ。


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"Candle Chant"という曲だが、病気でまさに死の淵にある友人に向けて歌われた曲で、この不安な時代だからこそ多くの人に響くんじゃないだろうか。

 

冒頭のBossのインタビューはまだまだ若さが溢れまくっているのも初々しくてなんだかいいんだけど、そんな彼からこんなラップが出てくるんだな。

 

DJ Krushが世界的なDJということもあるが、この動画コメント欄には英語のコメントもかなりついている。

 

それだけ普遍的なメッセージということだろう。

 

また純粋なスキルとカッコよさでいえばやはりこの曲だろう。


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Mighty Crownとのコラボ曲、"スクリュードライマー"だ。

 

トラックもめちゃくちゃかっこいいのだけど、Bossのラップとも同期させてとにかくかっこいい。

 

コラボ曲はかっこいい奴満載なんだけど最後にこの曲だけ。


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ジャズ的ポップバンドClambonとのコラボ曲、"あかり from Here"。

 

曲も味わい深いが、是非歌詞もしっかり聞いて欲しい1曲である。

 

こうして改めて振り返ってみると、本当に今この瞬間にバシッとハマる曲やメッセージが多いな。

 

それだけ何かの本質をえぐっているんだろうな。

 

なんか知らんが聞いていると泣けてきた。

 

 

ここからまたTBH名義の曲を何曲か。

 

3rd以降は評価が分かれるところではあるが、個人的にはこの3rdアルバムがとても好きだ。

 

大人になって、ガムシャラさから少し抜け出したころに見えてくる景色っていうか、周りのこともよく見えてくるし、少しだけ他人の思いにも気持ちをはせられるようになってくる。

 

一緒に走ってたと思ってたやつらも、いつの間にかそれぞれの人生を歩み始めている。

 

そんな風景を見ながらも、それでもなお自分はまだまだいくぜ、というような思いを新たにするような感じだろうか。

 

終盤になるに従い盛り上がっていくが、この曲は大好きだ。


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「生きてきた証、探し、踏みとどまる。去るものには縋らない」と歌われる"Mainline"。

 

決意表明のような曲で、人によっては冷たく響くのかもしれないけど、本当に何かをやろうと思ったらこうでないと前には進めないだろう。

 

だからこそついてこれない人もいる類の音楽だと思うけど、もしこれからいく先を見定めながらも踏み出せない人がいるなら、是非聞いてみて欲しい1曲だ。

 

 

割と力強い曲を中心に挙げているけど、彼らの懐の深さを感じるのは実は穏やかなトラックによく見られる。

 

かの震災以降政治的なメッセージも発しつつ、他方で純粋に支援的な活動もしている。

 

そんな思いを込めたこの曲は優しさの詰まった素晴らしい曲である。


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彼らはアルバムのたびに全国ツアー、本当に全国津々浦々のライブハウスまで行くんだけど、そのツアーの様子とライブ映像を映像作品に納めている。

 

この"Prayer"という曲は震災後にリリースされたアルバムのライブDVDにつけられたシングルなのだけど、震災後の日本への鎮魂歌のような内容の曲で、被災者に向けられた真摯な視線と、彼なりの矜持を示したような曲だが、こういうのを聞くと音楽の力というものを感じるのだよ。

 

 

2021年現在の目下の最新アルバムはセルフタイトルの曲だが、かつての攻撃的なトラックからは随分距離を置き、表現の幅は広がっているが、彼らの本質はずっと変わっていないだろう。

 

単に仲間が増えて、その中で敵なんていないなとおもったんじゃないかな、なんて思うよね。


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こちらが最新のMVになるが、穏やかな曲調もさることながら、リリックも比喩的な表現としてとても含蓄が増しているように思う。

 

彼らの地元北海道の厳しい冬の中での暮らしぶりの描写を通して、人の強さみたいなものを歌っているのかなと思う。

 

 

全員ぶっ潰す!みたいな感じだったデビューから、人の繋がりを歌うようになるとは。

 

こうした彼の変化を批判的に捉える人は少ないし、気持ちはわからないでもない。

 

だけど、私は歳をとるほどに彼らの表現に引かれていくし、過去の曲も今の曲も、ライブも全てがグッと染み入ってくる瞬間がある。

 

かっこよさってなんだろうなって思うんですよね。

 

まだ携帯すら持っていないというBossだが、このコロナにあっても音源を作ったり、コラボ曲ガンガン出したり、配信ライブやってみたりと彼らなりに新しいことをやっており、なんだか楽しそうだ。

 

知らない人のために補足すると、彼らはいわゆるレコード会社にはデビュー当時から所属しておらず、一貫して制作から流通、ライブのブッキング、物販のプロデュース、販売も全て自分たちでやっている、本当に叩き上げのアーティストである。

 

あまり地上波に出ることもないためなかなか知らない人も多いと思うが、過去には錦織くんの出ていたゲータレードのCMでラップしたり、最近では缶ジャムのヒップホップ回でR-指定が打ち合わせ時のVTRで話していたのは彼らのことである。


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彼らは今日24時間配信を行う。

 

20時から、自身のキャリアを総括しながら独自企画も準備しているらしく、数ヶ月前に発表されてからSNS上でも情報配信しており、やっぱり楽しそうだ。

 

もう50手前の彼らだが、そんな生き方もとても素敵だなと思うよね。

 

先ほど酒を食べ物を買い込んできたので、少しこれから寝て夜に備えようと思う。

 

どうなるかわからない時代とはいうけど、本当はいつの時代でずっとそうだったし、今はそれがわかりやすい形でリスクが等しく降り注いでいるだけだろう。

 

それでも生きていくんだし、死ぬときには死ぬ。

 

だからとりあえず今この瞬間楽しくやっていくしかない。

 

それが人生だろう。

 

最後にいつの時代にも希望を鳴らしてくれそうなこの曲を載せておこう。

 

"未来は俺らの手の中"


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