音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

オシャレでダンディでカッコいい、高橋幸宏さん

今日知ったのだけど、元YMOサディスティック・ミカ・バンドでドラムと叩き歌いつつ、近年ではMETAFIVEでチルドレンたちとかっこいい音楽をやっていた高橋幸宏さんが亡くなったとのこと。

 

ここ数年は体調不良がずっと言われており、体調が芳しくないのはしらされていたが、それでも突然と思ってしまうのは誰しもそんなこと想像もしていなかったからだろう。

 

私はそんなに熱心に彼の作品を聞いていたわけでもないので、偉そうなことは語れないけど、写真ではいつもポーズを決めて、ファッションもバシッと決めているその姿は、オシャレでかっこいい人だなと思ったものだ。

 

私は高校生の頃から色々の音楽を聴くようになったのだけど、その頃にYMOの存在も知った。

 

当時ちょうど過去のライブ映像を改めてDVDに収めたものがリリースされたタイミングで、色々の番組でYMO特集もやっていたのでそういったものを観たりしていた。

 

それで近所の中古CD屋で初めて買ったのは、リミックス作品だった。

 

間違えたんですね・・・。

 

ここから出会った音楽もあったから結果的には良かったんだけどね。

 

改めてアルバムも聴いて、同時にいろんな記事も読んだり動画を観たりしていく中で彼らのファンになったわけである。

 

 

YMO繋がりでミカ・バンドやはっぴいえんどにも遡ったり、Skechshowも聴いたりね。

 

どんな写真でもやっぱりバシッと決めて、ちょっと気取った感じもカッコよくて、こういう年の取り方は憧れるなと思ったものだ。

 

一方でYMOのメンバーはみんなそうだけど、ふざける時は全力でふざけているし。

 

でも演奏すればドラミングもかっこいいし、歌も強烈な歌唱力とかではないにも関わらず独特の存在感があって、すぐにそれとわかる。

 

 

21年にはMETAFIVEの2ndをリリースも、ライブ活動自体は不在だった。

 

それでも回復したとかまた不調になったとか、そんな知らせが行ったり来たりしていたが、ついにこんな年明け早々に訃報が届いたわけだ。

 

SNSでもさまざまなアーティストがコメントを出しているが、私が好きなアーティストのほとんどがそうしているのを見ると、その影響範囲だったり浸透具合だったりを感じるわけだ。

 

また海外のニュースでも報じられており、ミカバンドもYMOも世界的に知られているわけだから、本当に日本の音楽シーンのみならず世界から観ても素晴らしい存在のアーティストだったわけだ。

 

 

まだ70歳、年齢としては昨今ではまだ若いのに、病気というのは恐ろしいものだ。

 

最後の最後までオシャレでかっこいい人だったね。

 

また彼の音楽を聴いて、引き続き楽しませてもらおう。


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遠くは明るい

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年々日々の暮らしの凹凸がなくなってきており、ちょっとまずいなと思い始めているのがここ数ヶ月だ。

 

きっかけは何のことはない、身の回りの人のささやかな変化だったりする。

 

この人はしばらくないだろうと思っていた独身仲間の1人が昨年入籍、また今1人も近々か?といった兆候が見られる。

 

また数少ない大学時代からの友人には2人目の子供は年明け早々に生まれ、彼は3月以降1年くらい育休を取るのだとか。

 

私には信じられないくらい縁のない状況なわけだが、そんな彼らを見ているとふと幸せってなんだっけ?と考えてしまうわけだ。

 

今が別に不幸なわけではないけど、かといって幸せかと問われればそうでもない。

 

何となく過ぎていく時間をどう過ごすかということに腐心しているような日々である。

 

この3連休も、何をするでもないが何かしらをしており、夜は酒を飲んでぐずぐずになって眠る。

 

これは流石にあかんのではないかと思い、少し部屋の模様替えをしたり片付けをしたりしつつ、じっとしていると思考に絡め取られてしまうので何かをしていないと落ち着かない。

 

今の自分に本当に必要なことってなんだろう?とか思いながら、とりあえず筋トレでもしようかと思っているが。

 

 

そんな私は今年どんな正月を過ごしたかといえば、まあ上記のような感じだ。

 

10月頃に自転車を買ってからというもの、深夜に自転車で近所を徘徊するのがなんだか心地よくて、寒くなってもそれをやっている。

 

自分が暗闇に紛れていて、誰にも見られない、存在そのものを意識しなくていいような気持ちになるから楽なのである。

 

で、31日、今年もあと30分くらいで終わるというくらいの時間帯に家を出て、1人暗闇を自転車を漕ぎながら少し離れた川辺まで行く。

 

その道中で年越しを迎えてしまったのだけど、ともあれ街灯もない真っ暗闇の河川敷でしばらくぼーっとしてみる。

 

あったかいお茶を持っていたので、それを飲みながら白い吐息がなんだか刹那的で良い。

 

ちなみにトップ画像がその時に撮った写真だ。

 

天気が良かったので月が良く見えた。

 

向こう側には街明かりが見えるわけだが、その手前は川があるので真っ暗だ。

 

私はもう高校生くらいの頃からずっとこんな景色の中で生きているような気持ちになることが多かった。

 

自分の半径数mには何もなく誰もおらず真っ暗、少し先に周りの景色があるんだけど、そこの私のリアリティはない。

 

別に拗ねているつもりもなかったんだけど、私には人の気持ちがどうしてもわからなくて、周りの人が何を考えているのかがわからなくていつも不安だった。

 

幸いいい奴ばっかだったし、客観的に見て嫌われてなんていなかったし、むしろちょっと好意的に受け取ってくれている人の方が多かったんじゃないかなと思う。

 

でも、それはあくまで表面的な話でしかなくて、私の世界は周囲は真っ暗闇が囲んでいるような、そんなものだった。

 

 

まあ、しょうがないかと割り切って生きてきたのがここ数年で、幸か不幸か仕事も忙しかったし、その分スキルアップだったり、新しい人間関係だったりを得ることができて、割と幸せを感じることができた。

 

だけど、ここ1年くらいはまた沼にハマったかのようにそれが何一つなくて、本当にこなすだけの日々になっている。

 

仕事も死ぬほど面白くないし、何か新しいものを得られるわけでもない。

 

要するに刺激が足りないんだけどね。

 

 

ちょっと色々と考えて見るわけだが、そうはいっても別に暗い気持ちになっているわけでもない。

 

その辺はよくも悪くもタフなのかもしれないが、大晦日〜元旦にかけて1人暗闇を自転車で走りにながら、聞いていたのはPlasticzoomsの『Starbow』というアルバム。

 

もう10年以上前の作品だけど、私はこのバンドが今では大好きで、中でもこのアルバムはすごくキラキラしたものがあって大好きなの。


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中でも冒頭からこの2曲目”Shooting Star”という曲が最高で、夜にどうしようもなくワクワクするような高揚感みたいなものを感じさせてくれるのだよ。

 

私は夜の高速道路の風景って大好きなんだけど、そんなイメージが重なる。

 

今は車は持っていないので自転車なわけだけど、それでもこの曲を聴きながら走っているとなんだか楽しくなってくる。

 

見た目にはゴシックでメンヘラ臭強く感じるバンドだが、彼らの音楽はキラキラしていていいんですよね。

 

80年台的な音楽の影響が色濃いのだけど、この時代のえも言われぬ高揚感を表現できていると思う。

 

新年明けてしょっぱな聞いていたのはこのアルバムだけど、暗闇の中で遠くの明かりを見ながら聴くこの音楽は、素晴らしいですね。

 

 

そんな私の23年だが、今日は6時過ぎに起きてまた自転車で散歩へ。

 

よく通る道にある神社でおみくじを引いたら大吉だって。

 

占いとかはすぐに忘れてしまうタチだが、いい結果の方がいいしね。

 

今年はまた違うことを色々やっていこう。

毎年恒例のTBH Year End Live 2022

昨日は私にとってはライブ納めとなる恒例のTHA BLUE HERBのリキッドワンマンであった。

 

ここ数年彼らにとって恒例となっており、同時に私にとっての恒例にもなっている。

 

今年は年末に風邪をひき、あわやコロナかと思ったが普通の風邪で、当日までには概ね回復できたのでなんとか行けてよかった。

 

10月にも東京の中心エリアでは2デイズやっており、このスパンでの単独はあまりない。

 

しかし、コロナで思うようにライブできなかったところもあってか、その鬱憤を晴らすようなところもあるのだろうか。

 

ライブでは終始上機嫌だし、昔の曲も積極的にやるようになっている。

 

前回の単独では、ツアー中セットリストに触れることは御法度、そしてそれをちゃんと守るファンという美しい関係が鮮明になったけど、実際あれはファンとしては現場でびっくりしたかったものな。

 

彼が30前後の頃に作った曲を多く演奏しているが、改めて”未来は俺らの手の中”の強さが輝いている。

 

ウルトラC”は正直舌が追いつかない部分もあったけど、それでもある意味過去の自分に挑むようなセットリストという側面もあったのかなと思う。

 

いい意味で客体化している感じもして、いずれにせよ当時リアルタイムで聞けなかった私としては、嬉しい限りだ。

 

とはいえ、このツアーで36曲だったか演奏した直後なので、今回は割と最近の定番セットで組むのかなと思ったが、これまた挑戦的なセットリストだった。

 

珍しく発表していたので、公式から拝借。

初っ端から”And Again”始まり、まじか。

 

この曲はいつ聴いてもいい曲だし、しんどいに聴いてもいいし、こういう年末みたいなタイミングで聴いてもいい。

 

そんな普遍性がある曲で、人生論としてのヒップホップみたいな曲で私は大好きだし、人気曲になっている。

 

前回のツアーでは全てオリジナルトラックで演奏されたが、今回はビートだけ変えた曲も多く盛り込んでおり、そうした面でのヒップホップ的エンタメを見せてくれたのがまたよかったのよ。

 

曲が始まってもこれなんの曲だ?というところからなので、まさに彼らの狙い通りの展開。

 

イズム連発や”AME NI MO MAKEZ”などはビートを変えていたが、”Mainlaine”はオリジナルで演奏。

 

この曲もまた最高にかっこいいのよ。

 

そして、個人的に一番痺れた瞬間の一つは”時代は変わる”である。

 

ちょうど10年くらい前によく聴いていた曲の一つで、まだバチバチな頃のBossをよく表しているリリックだと思うけど、これ今改めて若い子たちにも聴いてみてほしい曲である。


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この頃の方が切れ味はあるけど、今の方が確信がこもっているように感じるのは気のせいか。

 

こんなにしっかりと聴けたのも嬉しいし、この曲を違うメッセージとして発信したかった意志を感じた曲でもあったね。

 

そして今回はゲストも登場、北海道の盟友コージさんである。

 

”路上”の例のフレーズを朗々と歌い上げて、しかし演奏したのは”コンクリートリバー”。

 

もう1曲はコージさんのアルバム曲かな、2曲だけだか演奏してステージを後に。

 

ちなみに東京へ来たのはあの野音以来だったらしい。

 

 

そして今日のハイライトは”New Years Day”からの”未来は俺らの手の中”だ。

 

この曲はまさかの合唱曲みたくなっているが、でもこんなに違う形で力強い曲として響くというのはやっぱり曲の凄さだよな。


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さすがにフルコーラスではなく終わりに向かうところからの演奏だったけど、最近のBossにとっては、ラストのところが今まさに突入しているのかもしれない。

 

「増えることはあってももう減らない、多分ずっと一緒に歳をとって笑う」という感覚。

 

前半は若い時ほど強烈に共感できるし、後半に行くほど年齢を重ねることで沁みてくる。

 

この曲書いたのいつだよ、ていう話だが、やっぱり最高だ。

 

ここからまた”And Again”のラストを演奏することで、冒頭からここまでの流れを一つらなりの物語として示すような構造になっているから、ここでまたグッとくる。

 

 

すでにこの段階で仕上がっているというか、完成しているわけだが、残り3曲はアフターパティーみたいな曲としての演奏かなと思っている。

 

”バラッドを俺らに”は最近終盤の定番曲になっているが、この曲も聞くほどにいいなと感じるのよ。

 

”この夜だけは”は、野音以来よく演奏されるようになったと思う。

 

そしてラストは”今年無事”だ。

 

個人的には無事だったかどうかわからないが、ちゃんとこうしてライブをみられている時点で無事だったんだろう。

 

 

Boss自身もMCで語っていたが、なんだかんだどの曲も色々と一言以上は言いたくなる曲ばかりで、すごいなと思うわけだ。

 

彼らはずっとアンダーグラウンドでやっているので知る人ぞ知る存在、TVにもでないし、何かのBGMとして使われる曲でもないので、世間的な知名度はないけど、全国のライブハウスで必ずといっていいほど貼ってあるポスターが、ブラフマンと彼らだという。

 

でも、名曲は売上に比例して生まれるわけではないということを徹底的に見せつけてくる。

 

また曲の普遍性って何かなと考えると、多くの人がわかるというだけじゃなくて、どんな時代に聴いても、どんな季節で聴いても、どんな年齢の人が聴いても、何かしら受け取ることができる曲なのかなと思っている。

 

同じことを思うということじゃなくて、それぞれがそれぞれに感じるものがあるという話だ。

 

いやほんと、若い子たちにも聴いてほしい音楽。

 

 

ともあれ、またぞおろ色んなことを考えながら聴いていたので、あっという間に150分が過ぎていた。

 

毎回この体験が面白くて、没入できている感じが心地よくて、いつも足を運ぶのよ。

 

その時々に響く曲も違うから、今の自分を発見するようなところもあるしね。

 

音楽に限らず、アートっていうのは須くそういう性質があると思っているので、彼らの音楽は私にとっては名匠と呼ばれた著名な画家の作品と同じなのである。

 

来年もやるみたいなので、当然行くわな。

 

期待通りに素晴らしいライブ納めであったよ。


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小休止210-2「2022年を振り返る~ ライブ編 ~」

今年はようやくコロナも一段落、というかいつまでも構えてたって埒が明かねぇと言って、方方でライブイベントも開催されてきた。

 

コロナ真只中でも行ける時は行っていたけど、大規模なものだったり密度だったりが違うからね。

 

それに、どこかしめやかな雰囲気だったのが非常に印象に残っているんだけど、そうではない本来的な空気感を取り戻したのは大きなことだったな。

 

 

今年最初に行ったライブで、最も多く行ったアーティストはやはりアナログフィッシュだった。

 

2月に東京2デイズに始まり、4月の対バン、10月のビルボードでのナツフィッシュにジョンとポール、本当はアコースティックも行きたかったがこれだけは叶わなかったが、タイミングの合う時はできるだけ足を運んだね。

 

彼らのライブはずっとシリアスさもある一方でポジティブなフィーリングが溢れているから、いつ行っても楽しいのだけど、今年は時にそれを体感することがあった。

 

9月〜10月にかけてすこぶる体調が悪く、軽い鬱症状に近い状態になってしまった時があったのだけど、ちょうとジョンとポール、ナツフィッシュを2周連続で観て、特にナツフィッシュを見た後に急に肩の荷が降りたというか頭が晴れたというか、嘘のようにモヤが晴れたような体験をしたのだ。

 

それこそ”アンセム”の演奏が始まると、初めてなんだけど涙が出そうになって。

 

つきものが落ちるってこういうことかと。

 

それまで、気を抜くとボーッと自分から何かが離れていくような感覚に見舞われて、抜け殻のような感じになってしまっていたが、そこから持ち直して、今でも夕方になると少し具合が悪くなることはあるんだけど、一気に回復したのだ。

 

いやほんと、勝手に感謝しているし、ますます彼らのファンになったのは言うまでもない。

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また、今年はLillies and Remainsもライブを3本実施、うち最後の単独は行けなかったんだけど、2月と6月には足を運んだ。

 

昨年シングルを2曲出して以降、目立ったリリースはなかったが、取り合えず彼らの音楽は問答無用でかっこいい。

 

それだけで栄養になるんだけど、ようやく新曲も作り始めており、ライブでも披露されているので、アルバムも気長に待ちたいところだ。

 

こうしてたまにでも活動してくれれば、ファンとしては御の字なんだけどね。

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また、今年は個人的に久しぶりに足を運んだアーティストも。

 

まずは筋肉少女帯人間椅子、昔出した地獄のアロハのつながりのツーマンだが、会場がLINE CUBE(渋谷公会堂)で、でかい会場でびっくりした。

 

もう60手前のおじさんバンドだが、どちらもコミカルなイメージがありながら本質はゴリゴリの実力派、どちらも若い世代にも受け入れられつつ、特に人間椅子は海外での人気もここ数年で獲得している。

 

ライブは流石のもので、演奏の迫力も盛り上げもさすが、途中謎のコーナーを挟みつつ、終始楽しい空間であった。

 

そして個人的に驚いたのは、観客の中にお父さんと来ている小学生くらいの女の子がいたこと。

 

しかも隣の席に。

 

まさかこの2バンドをこんな子と肩を並べて見る日が来るとは。

 

人生何が起こるかわからない。

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また、AA=のライブも何年かぶりに行ってみた。

 

活動開始当初は全部行っていたけど、徐々に好みのベクトルが変わってきたこともありしばらく疎遠になっていたが、昨年リリースのコンセプトアルバムに絡んだツアーで、ちょうど空いている時だったので行ってみようと。

 

そこで思ったのは、この人は本当に変わらないなということ。

 

すごくいい意味でね、だから信用できるという話である。

 

新譜に習う順番で演奏しつつ、映像も凝っていて、後半は過去のアグレッシブな曲を演奏し、ハイライトはやっぱり”Peace”だ。

 

この歌詞で描かれるところからさらに世界は進んでいるが、本質的に言いたいことがブレるわけではないからね。

 

ファン層もぼちぼちいい年齢の人たちだし、かつてより会場の規模は小さい。

 

だけど、こういうアーティストの存在はやっぱり心強いなと感じる。

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そしてMOROHA、こちらもZepp Tokyoまでは頻度高く足を運んでいたが、ここ数年はご無沙汰だった。

 

音源は全部買っていたんだけどね。

 

ある程度規模も大きくなっていく中でちょっと見届けた感もありつつ、またメッセージ性の強い音楽でもあるので、求めていたものが違ったのかもしれない。

 

彼らもあるインタビューで答えていたが、コロナ真っ最中では自分達のような音楽は聞くのがしんどいんじゃないかと。

 

確かになと思うところもあるんだけど、そんな彼らが今どんな感じなのかなとまた気になったのだ。

 

結論、彼らはいい意味で変わらずなところもあれば、より仕事としてやっている感じもある印象だった。

 

ビジネスライクという意味ではなく、プロとしてのプライドという方向だが。

 

客層は相変わらず雑然としているが、なんかやっぱりよかったのよ。

 

次のアルバムも楽しみ。

 

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そのほか単独では、Yogee New Wavesの野音にも行った。

 

3月でまだ少し肌寒さもあったけど、天気も良くて彼らの音楽も生えまくり、シティポップという言葉を聴いて一番しっくり来ると個人的には思っているが、ともあれよかった。

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そして全国ツアーに出たTHA BLUE HERB、珍しく10月に単独である。

 

単独はなんやかんや年数回しかみられていないけど、相変わらずの情報量と、今回はセットリストも非常に凝っていてファンは狂気だ。

 

全国ツアーながら、どこの会場でも瀬戸リストについての言及はなかったわけだが、確かにこれは上がるなと。

 

また相変わらず思うのは、彼らのライブでスマホで写真を撮ったりする人は見たことがない。

 

行儀がいいとか悪いとかの話以前に、ちゃんとライブを楽しもうという感じが会場全体であって、それがとても心地よい空間だった。

 

いつになく上機嫌なBOSSも印象的だったが、本当によかったね。

 

年末恒例のリキッドワンマンも、いよいよ明日である。

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そして年末恒例を既に終わらせたのがOgre You Assholeだ。

 

年々音楽が進化していっており、もはやデビュー当時とは別人だし、数年前からもさらに別人になったくらいにプログレッシブ。

 

音像もかつての轟音渦巻くような展開ではなく、もっとダンサブルになっているのが面白いところだ。

 

これこれ、と思いながら音に浸った思い出である。

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また活動休止、もしくは解散前のライブにもいくつか。

 

まずはPredawn、こちらは新アルバムのリリースツアーだったが、子供ができたので、それにあたり産休に入るため、一時休止になる前のラストツアーである。

 

新アルバム自体どこか影の大きい印象だったけど、ライブは変わらず温もりの溢れる空間で、得意の自虐なのかニヒルなのか独特のMCをかましていたが、流石に身重なので例の走ってはけることはなかったが、期待を裏切らないいいライブでしたね。

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また、ドラマーの体調不良でしばらくライブ活動を休止することが宣言されており、大きな会場ではラストとなる野音での自主企画ライブ「Optimo」を行ったのがD.A.Nだ。

 

春口にイベントで久しぶりに見たが、その時はDJセットだったので、今回バンドセットが見られたのがよかった。

 

それにしても、本当にセンスのいいバンドだなと感じる。

 

単独が平日開催が多かったのでなかなか行けなかったのが今にして悔やまれるが、また体調が戻ったらライブやってほしいな。

 

ちなみに、対バン相手はオウガだ。

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そしてNumber Girlだ。

 

再結成後、なんだかんだライブを見る機会を逸していたが、運良くチケットが当選したので、最初で最後のライブへ。

 

1万人以上の会場でこんなバンドを見ることになろうとは。

 

ラストなので3時間の長丁場、かつ”透明少女”をなんと4回も演奏するという、ある意味伝説を最後まで残していった。

 

でも、もう多分再結成はないんだろうな。

 

いいものを見られたよ。

 

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最後のブロックはイベント系。

 

大小あれこれいったけど、何より洋楽アーティストが多く見られたのが本当によかったね。

 

まずは日本のオルタナ見本市、Synchronicityだ。

 

私は初日だけ足を運んだけど、ポストロック系を中心に見たいものをサーキットで周り、ここで初めて聴いたアーティストもいたので、やっぱりこれがイベントの良さだよなと。

 

ちなみに以降参加したイベントでは、できるだけ知らないやつを聞こうとテーマに回ることに。

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そして日本のオルタナ見本市2、Craftrock Fesも。

 

ついにアルコールも解禁されたので、春の暖かな日差しの下飲むクラフトビールの美味さよ。

 

会場も綺麗で、2ステージでコンパクトにまとめながら導線も整理されているので、とっても心地よく見られた。

 

まだまだ制約の厳しい環境の中だったので、アーティストごとにスタンスも異なっていたのが面白かったね。

 

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そしてサマーソニックだ。

 

洋楽フェスの代表格の一つで、久しぶりに参加した。

 

そして、見たアーティストの多くは初めましてを回ったのだけど、結果非常に満足度が高かったな。

 

Rina SawayamaやLINDA LINDASなど、話題のアクトがたくさんみられてよかったね。

 

振り返れば、ほぼ女性アーティストばかりみていたが、それだけ何かが代わり始めているのかもしれないね。

 

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そして横浜で開催されたOdd Brick。

 

Kamashi Wahingtonが観たくていったんだけど、ここもいいアクトがいっぱいだったね。

 

AwichやLittle Simsなどの女性ラッパーとかね。

 

聴いてみればいい音楽はまだまだたくさんだよなと会場内をあちこちしながら過ごしわわけだが、本当にいってよかったね。

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ざざっとだが振り返ってみたけど、やっぱりライブって楽しいよね。

 

それに、新しいアーティストを知るきっかけにもなるし、私のようなものにとってはありがたい限りだ。

 

来年も早々にイベント開催が発表され始めているので、引き続き楽しみにまってます。

 

小休止210-1『2022年を振り返る』

今年もはや年の瀬、例年であれば個人的ベストアルバムなんかを考えてランク付けなんかしていたが、最近はそれが難しい。

 

なんでかって、そこまでガッツリ聴けていないし、過去のものも聞き漁っているので時間軸があちこちして今年のリリースだけにフォーカスするのが難しいのだ。

 

また、最近本当に時間経過の縮尺がバグっているので、いつのことだか思い出せないのだ。

 

なので、シンプルに今年のまとめだけやっておこうということにした。

 

 

2022年リリースのやつ

まずは、現在産休中のPredawnの3rdアルバム『The Gaze』。

 

ギターを中心にさまざまな楽器が展開されており、新しい軸というよりはより深めていくようなアルバムであった。

 

全体に静かで、どちらかといえば暗いトーンの曲が多くあるものの、その分親密性というか密室感というか、部屋の中で静かに聴きたいアルバムだ。

 

休止前のリリースライブは、東京ではキネマ倶楽部で行われたのだが、馴染みのバンドメンバーと共にとても温もり溢れるライブであった。

 

ゆっくり休んでもらいつつ、その間にライブ盤とか出してもらえないかな。

 

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と、こんなペースでやっていたら日が暮れてしまうので、さラリと行こう。

 

邦楽では坂本慎太郎『物語のように』、とあとはアナログフィッシュのライブ盤だけか?

 

そんなに買わなかったかな・・・

 

今年一番聴いたアルバムは、このアナログフィッシュのライブ盤『Live Bootleg Vol.1』だったな。

 

このツアーには、当時体調不良で行けなくなってしまって、配信で見たんだけど、ベストと言って差し支えないライブだったと思う。

 

新曲中心のセレクトだが、旧曲もいい感じに織り交ぜていて、導入にピッタリのアルバムだ。

 

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他方洋楽は結構買っており、Robert Glasper『Black Radio 3』、Syd『Broken Heart Club』、SPOON『Lucifer On The Sofa』、Stars『From Capital Hill』、Worpaint『Radiate Like This』、Elephant Gym『Dreams』、Moonchild『Starfruit』、そしてまだ買ってはいないが、Yeah Yeah YeahsArctic Monkeysもリリースしているしな。

 

この中ではとにかくMoonchildは過去作も含めてよく聴いたな。

 

Spotifyで恒例の年間リスニングランキングでも1位だった。

 

なぜか2位はスマパンだったが、とにかく素晴らしかったね。

 

静かな音楽なんだけど、夜聴いているともうほんとに最高。

 

今に至るもしょっちゅう聴いているからな。

 

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そしてフジロック出演のSydも久しぶりの2ndをリリースしたわけだが、前作よりも正直地味なアルバムだった。

 

どうやら一度完成したアルバムを一度白紙に戻して作り直したらしく、タイトル通り失恋がモチーフになっているそうだ。

 

そんなアルバムをひっさげてフジロックに登場したわけだが、それほど話題にはなっていないがいいステージでしたよ。

 

こちらも単独もみたいアーティストだ。

 

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ここまでR&B、Soul系のアーティストをピックアップしたが、ロックバンドの中で抜群にかっこよかったのはSpoonだ。

 

こちらはコンスタントにアルバムをリリースしており、前作の時にはプロモーションのみで来日し、サインはもらったがライブは未だ見ることが叶っていない。

 

ともあれ、このアルバムはロックンロールここにありというのを示したような硬派でゴリゴリしつつも上品で大人なロックンロールだった。

 

かっこいいなと素直に言葉が出てくる感じだ。

 

最近あんまりこういうアルバムは聴いていないけど、彼らのはずっと聴けるな。

 

本当に来日して欲しい。

 

 

そしてアジア勢では個人的に初めてちゃんと聴くようになったのが、Elephant Gymだ。

 

台湾のマスロック・ポストロック系のバンドである。

 

以前コロナ中にリモートでLITEとコラボしている動画は見たことあるんだけど、結局彼ら自身を聞くことはなかった。

 

しかし、こちらもフジロックの配信ライブを試しとてみたところ、こんなかっこいいバンドやったんか!と即痺れた。

 

テクニックはLITEと共演するだけあって凄まじく、曲もマスロック的なテクニカルさもあればポストロック的流麗さやエモさもあって、Mice Paradetoeなんかも想起させる、まさにセンスの塊みたいな音楽だった。

 

その後アルバムも順次買っているのだけど、どれも素晴らしいね。

 

来日は行けなかったのが本当に悔やまれるのだけど、またきてくれることを期待している。

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各アーティストのリリースは盛んになっており、ファンとしては嬉しい限りだ。

 

買えていないものもたくさんあるので、また順次追っていこう。

 

 

2022年出会ったアーティストおさらい

今年は結構新しく聞くようになったアーティストもいて、過去作だが結構よく聴いたものが多かった。

 

いずれもライブきっかけというのが多かったんだよな。

 

まずはサマソニでみたRina Sawayama。

 

名前はなんとなく知っていたが、ちゃんと聴いたことはなかったんだけど、ライブがとりあえずかっこよかった。

 

女性アクトで、この手のアーティストってちゃんと聴いているやつはないんだけど、件のMC含めて感じたが、こういう芯のあるアーティストはいいですね。

 

サマソニでは、CHAIも初めてライブをみて、ようやく音源もちゃんと聴いた。

 

ポップでキャッチーな見た目に比してタイトでアグレッシブな曲が多いし、歌詞は噂の通り徹底した自己賛美。

 

この時代にあってそのスタンスは圧倒的に正解だと思う。

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この日本の2大フェス以外にも音楽イベントは復帰しており、そこでも出会いが。

 

まずは日本のオルタナ系バンドを集めたイベント、CraftRock Fesでは羊文学を初めてみた。

 

音源は軽く齧ったくらいだったけど、そこで改めてちゃんと聴いていいじゃないと。

 

今年新しいアルバムをリリースしているけど、前作を購入して聴いている。

 

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また秋口に行ったOdd Brickでは、Little Simzをお初に。

 

本当に名前も何も私は知らなかったけど、曲もライブもかっこよかった。

 

ライブ中、アクシデントでなんと3回もやり直す自体に見舞われてしまい流石に苦笑いしていたが、その後アカペララップで繋いで見せて、4回目にようやく決まった時には大喝采であったね。

 

 

そしてフジロックの配信では、先のElephant GymだけでなくHyatus Kaiyoteも発見。

 

こちらも名前だけなんとなく知っていたけど聞かずに過ごしていた一組だが、聴いてぶったまげた。

 

ジャズやソウルがベースにあると思うが、曲自体はなんというかアヴァンギャルド

 

また彼らはオーストラリアのバンドのようで、いわゆるブラックミュージックと違う感じに響いてくるのが不思議であるが、好き勝手やっている感じがすごい。

 

いやね、全部やっぱライブみたいよね。 

 

 

上記以外にも、A Certain Raitioとかも聞くようになったんだけど、古くても新しくてもいい音楽がまだまだ世の中にはいっぱいあって、本当に全部は聴いていられないものね。

 

とりあえず音源のふりかえりはこれくらいかな。

 

別途ライブも振り返ろう。

 

多分後日。

恒例が更新されていく ーOgre You Asshole

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気づけば毎年恒例となっているイベントがあって、私の場合は大規模な何某でもないし、私的な何某でもなく好きなアーティストの単独とかプロレス興行である。

 

恒例にしてしまうと恒例であるが故に行かんといかんという観念に駆られてしまい、行きたいわけでもないのについ行ってしまう、なんていう因果に見舞われないとも限らないが、幸い私はそんなことはなく、毎度喜び勇んで足を運んでいる。

 

そりゃそうだ、そもそも好きなんだし、そこには1ミリの惰性もない。

 

素敵なことである。

 

 

そんな恒例イベントの一つがOgre You AssholeLiquidroomでのワンマンだ。

 

コロナ以降は1時間強の2部制で行われている。

 

よく考えるとこの方が彼らにとっても身入りがいいのだろう。

 

ファンとしては2時間くらいたっぷり浸りたい思いはあるわけだが、彼らの音楽も大概凄まじいので実はこれくらいの時間ボリュームの方がいいのかもしれない。

 

昨年は別のライブとまさかの日程被りになってしまい行けなかったので、今年は無事足を運ぶことができたのであった。

 

ていうか、別の行っている時点で既に恒例になっとらんやんけ、という話はあるわけだが、ここでは詳しくは触れないでおこう。

 

 

さて、そんなオウガであるが、つい先月もD.A.Nとの対バンで日比谷の野音でも観ている。

 

そこで観た彼らは以前からまたモードが変わっており、まさかのダンサブル方面のアレンジが加わっており、展開もブレイクみたいなところを設けたり、楽器ではなくつまみをいじってみたりと演奏形態そのものも変わっている。

 

おやおや一体何事かと思いつつも、ライブ自体はやっぱり最高だぜ!とテンションが上がったものだ。

 

今回はワンマンということで、さらに磨き上げられたものを期待するわけだ。

 

会場もリキッド、しっかり音も出せるはずだ。

 

 

そして今日のワンマンもその方向性で展開、ラストもかつての定番”Rope”ではなく”見えないルール”の激烈ダンサブルアレンジだ。

 

演奏自体、歌は鳴りを潜めてインプロに近い展開があって、それが非常に心地いい。

 

以前の彼らのライブの音像は、音の渦がぐわーっと迫ってくるような感じだったと個人的には思っているのだけど、今はまた違う感じになっているのが面白い。

 

初期の曲も変わらず織り交ぜつつ、音源ではスッカスカな近年の曲群も爆音アレンジで、やっぱり彼らはライブバンドだなと感じる。

 

しかし、かつてのあの轟音の渦が恋しいのも事実、彼らも着々変わっていて、それがまたかっこいいから文句はないんだけど、あれにぶっ飛ばされる年末もいいのよ。

 

ま、そんなことは言っても仕方ない。

 

願わくばあの頃のライブをDVDとかにも落として欲しいな。

 

本当はかの野音がそうなる予定だったのかもしれないが、台風みたいな日だったもんな。

 

ともあれ、こうしてライブ見られるのはいいですよね。

 

2部制の第一部だったので、時間的にも早めに終わったので、帰ってゆっくり酒を飲んだのであった。

 

 

個人的恒例ライブは、残るは年末のTha Blue Herb、会場はもちろんリキッドだ。

 

先日見たばかりなので、このスパンで彼らの単独を見るのもなかなかないけど、嬉しい限りだ。

 

次のアルバムも楽しみである。


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無常の日 - Number Girl

今日は初にしてラストのNumber Girlのライブへ。

 

最初に白状しておくと、私は彼らの熱心なファンというわけではないし、ちゃんと聞くようになったのは彼らがとっくに解散してからだった。

 

日本のオルタナ系を聴きあさっている頃に必ず名前を目にしていたから知ってはいたけど、本当にだいぶ後になってからだ。

 

しかし、彼らの音楽のえも言われぬパワーみたいなものはヒシヒシと感じつつ、他方で向井のやっているZAZEN BOYSの音楽と比べた時に、だいぶ具合が違うなと感じるところもあったので、やっぱりライブは見てみたいなと。

 

で、以前にあった野音の時はチケットが取れなかったのだけど、その後機会もなくアレという間に再びの解散宣言。

 

だったらと思って申し込んだら見事当選。

 

リアルタイムからの熱心なファンの方には申し訳ない気持ちがないわけではないが、まあ当たったからには楽しむだけだ。

 

余談だが、今日はアナログフィッシュの年内ラスト、しかも2本立てのアコースティックライブがあり、この企画自体レアなので日程どんかぶりでちょっと凹んだが、そんな気持ちも胸にぴあアリーナへ向かうのであった。

 

それにしても、フェス以外で10000人規模の会場は初めてかもしれない。

 

 

会場に着くと、入場のため列を為すヒトヒトヒトでまずびっくりした。

 

さすがに時間かかるよね。

 

とはいえ、思ったより入場には時間はかからず、会場の入り口も大きいし、アリーナ席とスタンド席で入場口を分けるなどオペレーションもスムーズで良かったですね。

 

座席もわかりやすくスッと着くことができた。

 

椅子もクッションがあり、この規模の会場においては格段に座りやすい。

 

と、会場のスペックはいいか。

 

 

ライブはほぼ時間通りに開始。

 

得意の自己紹介挨拶をかますと早々に演奏スタート。

 

のっけから爆音で最高だ。

 

そして2曲目と早々に"透明少女"をやったのには驚いた。

 

なんやかんや彼らの代表曲なのでラストまで取っておくかと思ったが、出し惜しみしないということか。

 

もっとも、その後本当に出し惜しみしないなんてする気はないことが程なく知れるのだが。

 

 

ちなみに、私はあんまり曲名は覚えていないのでセットリストはわかんないのだけど、それでもイントロからああ、あの曲だとわかるもので、こうして改めて聴いているとやっぱりかっこいいですね。

 

今回は謎の2部構成だったのだけど、間には彼らの思い出写真がスクリーンに映し出されている。

 

彼らが現れた90年代の頃を考えると、確かに彼らの存在は特異だったろうなと思う。

 

見た目には今で言うインキャ臭全開で、予備校3年通ってます、みたいな冴えなさが特に向井に漂いまくっている。

 

そんな奴があんなジャギジャギにギターかき鳴らして叫ぶように歌っている様はちょっと怖いものな。

 

でも、圧倒的な表現衝動みたいなものは直ぐに感じ取れるだろうな。

 

流石にもういい年になっているので、声は当時のそれとは比べるべくもないし、そんな衝動とも距離をとっている感はある。

 

そもそもこの再結成自体がアフターサービスみたいなものだろう。

 

メンバーみんな円熟を迎えているから、演奏だけで余裕で楽しいしカッコいい。

 

田渕ひさこさんは癖なのか、ピョンピョン跳ねながらギターを弾くんだけど、喋ったらそのイメージ通りホワホワしてて驚いた。

 

あんなキレキレのギターを弾いてるのに、凄まじいギャップである。

 

また中尾さんは野太いながらも推進力のあるベースがこれまたかっこいいし、アヒトさんのドラムも細かなフレーズからダイナミックでハードコアな演奏までこなしていて、さすがであったね。

 

リズム隊が強いバンドはやはりかっこいい。

 

途中向井がタバコを吸ったり、酒を飲んだり、変な人形を出して伸ばして遊んでいたが、あれはなんだったのだろうか。

 

ちなみに第2部の終盤にも同じような場面があり、その時は葉巻をふかしていた。

 

客席からは度々声援が飛び、ときたま何故か大喜利みたいになっていたが、それも相俟ってなんかプロレスの引退試合みたいだと途中から思っていた。

 

 

解散とはいえ既に一回辞めてからの再結成だ。

 

なんなら本当は数年前に、Rising Sunに出演してすぐ終わりの予定が、コロナのせいで中止になった事でなんとなく続いていたようなところがある。

 

向井はハッキリ金儲けのためと、どっかのピストルズみたいなことを言っていたが、どこまで本気かはわからないにしろ、新曲は頑なに作りたがらなかったらしい。

 

過去は過去と割り切りたかったのかもしれないが、だからこそまた何かの拍子に再結成するかもなと。

 

観客の多くもそれをなんとなく思っていたんじゃなかろうか。

 

誰も怒らないしね。

 

ただ、この日"透明少女"は都合4回演奏された。

 

半ばギャグかと思いつつ、これでほんとに最後だからという彼なりのメッセージとサービスなのどろうかとも思うわけだ。

 

早速Twitterでは話題になっていたが、まあどうなるかは後にならないとわからない。

 

ちなみにダブルアンコールは客電もつけたままで"透明少女"は演奏された。

 

 

ともあれ楽しい時間で、時間にして3時間弱の長丁場であった。

 

きっと後日映像作品にもなると思うので、行けなかった人は是非そちらが出たら購入をお勧めする。

 

演奏はバチバチに決まっていてかっこよかったです。

 

福岡から20年くらい前に出てきたその仲間と今も音を合わせているのは、物語があっていいよね。

 

引き続き彼らはそれぞれの活動をしていくだろうけど、特別はそんなにたくさんないからね。

 

観に行けて良かったです。


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