音楽放談 pt.2

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Synchronicity 24、規模拡大で大成功、だと思う

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この週末は毎年恒例の都市型フェス、Synchronicityであった。

 

私にとっては日本のオルタナ見本市みたいなもので、毎年そのラインナップも素晴らしく、また新しいアーティストを知るきっかけとしてもありがたいイベントだ。

 

おそらく日本一、場合によっては世界一インストバンドが集まるフェスでもあるかも知れず、そんなイベントは他にない。

 

今年も恒例のメンツは揃えつつ、大御所から若手までバランス良くラインナップされており、2日間共に行くことに。

 

公式アプリもリリースされており、マイタイムテーブルを組むのも面白い。

 

例年であればO-Eastをメイン会場とし、周辺のライブハウスでの開催だったが、今年は規模を拡大してwww界隈の会場もジョイン。

 

そのため出演アーティストも増えて、イベントとしての規模も拡大した格好だ。

 

普通に買い物やれ観光やらでごった返す渋谷の街を使ったまさに都市型イベント。

 

ただ、別に会場ごとにチケットで区切るなどしているわけでもないので時間帯によっては完全に入場規制になるだろうなと思いつつ。

 

またエリアが大きく二分されている格好なので、両方を跨ぐ場合移動の手間がどうしてもかかるが、まあフジロックとかに比べれば大したことないか。

 

そして何よりチケット交換。

 

今年は場所も変わったのだが街中に長蛇の列、運営もボランティアスタッフ多数だったので動線作りがうまくできておらず待機列が道を塞ぐ格好に。

 

交番付近にも伸びていだためお巡りさんに怒られる場面も。

 

この辺りは来年以降の課題ですね。

 

 

1日目、元気いっぱいに走り回る

さて、そんなわけで1日目である。

 

事前に組んだマイタイテに従ってまずはtoeを観にeastへ。

 

同時間帯では圧倒気的な人気とイベントでもお馴染みなバンドだ。

 

入れるかしらと訝ったがなんとか入場、その後程なくして入場規制がかかったらしい。

 

ライブは"Goodbye"からスタート、いきなり盛り上がる。

 

今日は全体にメロウ系の曲が多かったし、セットリストとしては正直目新しさはない定番な感じだった。

 

でも最高なんですよね、これが。

 

演奏技術それ自体がそもそも高いバンドだけど、それに加えてとにかく演奏全てがエモい。

 

表情から何から音に全てを乗っけてくるかのようなライブは、そりゃいいに決まってるよな。

 

曲によってギターが光るものもあればベースが光る曲もあるし、ドラムが歌う曲もあって、そういうのを考えながらきいているのも楽しい。

 

歌物の方が言葉で表現されている分わかりやすさはあるんだけど、それがないからこそ一音一音により耳を傾けたくなるのがインストの良さだ。

 

とか言いながら明確に言語化できないところはあるんだけど、でもフィーリングみたいなものは感じながらきいているのですね。

 

このギターのきらきら感いいな、なんか染み入る泣きのギターや。

 

ここではベースがすごいメロディアスな感じだな、ドラムが絶妙なニュアンスを奏でて歌ってる、などと。

 

そうして聴いていたらあっという間に終わってしまった。

 

ラスト前に柏倉さんが大暴れ、ドラムスティックを叩きつける暴挙に。

 

この人はパフォーマンス込みで最高だ。

全体的に言って、最高だった。

 

 

続くお目当てのElephant GymもEastだったので、客が捌けるのを待って柵付近を確保。

 

サイドステージのライブを見ながら過ごしたのだが、この時にやっていたEyrieというバンドもインストで、ドラム、キーボード✖️2というMouse On The Keysスタイルのバンド。

 

音楽的にはmotk的なものからSawagiのような曲もあるし、実に多様。

 

キーボードは一台を2人で蓮引きていうんですかね、そういうのもやっており見た目にも面白い。

 

かなりアグレッジブな曲もあり、今日の発見の一つだ。

 

今年メジャーデビューが決まっているということなので、また音源も聴いてみよう。

 

準備しながらElephant GymのKTが楽しそうに聴いては拍手を送っていた。

 

 

そして次はElephant Gymだ。

 

少しセッティングに手こずっていたようで、その間に観客から飛ぶ謎の声に時たまKTが反応していたが、相変わらず愛想は良さげで実は突き放し系のドライコミュを炸裂させていた。

 

面白いけど。

 

今年の1月の単独でも観ているけど、やはり彼らは良いですね。

 

セットリストは単独の時の短縮版といった感じで、ciphildspotやtendreとコラボした曲ではメンバーが歌ったのだが、ともあれ代表的な曲は網羅。

 

"遊戯"も2曲目にやったが、やっぱこの曲のエグいくらい細かく刻むベースと相反するような柔らかいギターの対比も気持ちいい。

 

ドラムも比較的シンプルなので、テクニカルながらさらりと聴ける。

この日もセンターに構えるベースのKTは頭を振りながらエモいプレイをかますのだけど、そのせいでつけていた髪飾りが早々に取れてしまう。

 

曲中に明らかに気になるところに垂れ下がってきたので、それを吹っ飛ばさんばかりに頭を振っているようにも見えたな。

 

また、ギターは実のお兄ちゃんなのだが、途中KTが跪くように向かい合いながら引く場面もあり、お互い何だこれ?みたいな感じで笑い合っているのも微笑ましい。

 

MCではそれぞれカンペを持ちながらのスタイルだが、毎回ちゃんと準備してくるあたり律儀だ。

 

ラストはやはり"Finger"、ベースイントロからヤバい曲だが、本当に名曲だ。

 

ただ、今回はベースの音が大きすぎてなんかバランスが良くなかったように感じたな。

 

確かにベースが強烈な曲だが、いうてもギターとドラムのアンサンブルあってこそだ。

 

そこが惜しかったが、いずれせよ最後だった。

 

 

Elephant Gymを観終えると会場を移動し、8ottoを待ちがてら中国のポストロック系バンド、GriffOを観ることに。

 

年末にも中国のバンドを観たが、そもそも中国のこの手の音楽シーンて全然イメージがなかったが、このバンドもかっこよかった。

 

ポストロック、マスロックな曲がメインのようだが、ピコピコオンを使ったポップな感じの曲もあり、なかなかに多様。

 

日本語にするとたまごっち、という曲もやったが、ファニーだったね。

 

みんな音楽の専門をでているらしく、演奏はさすがといったところだ。

 

これから日本ツアーもやるらしく、対バンはtoconomaやtricoだとか。

 

Synchronicityの仕切りらしいが、いい仕事しますね。

 

かっこよかったですね。

 

それにしても、初めましてのこんなバンドでほぼ会場は満杯状態になるんだから、改めて偏ったフェスだよな。

 

 

ライブが終わると客の大半が一旦はけていったので、これを好機と進んでいき、ほぼ最前列を確保。

 

なにせ8ottoは私自身久しぶりで、単独は何度かあったがどうにも仕事の都合が付かずに断念したので数年ぶりだった。

 

既に6月の単独のチケットも取っているけど、普段は関西が拠点なのでこういう機会は見ておきたいのよね。

 

セッティング中にもリハーサルで何曲かやっているのだが、客も反応するのでメンバーも乗っけから楽しそうだ。

 

まだリハーサルだぜ!!とマエソンが叫べばイエーと返す。

 

見た目は普通のおじさん達で、飾りっ気も何もない感じ。

 

しかしライブが始まればまさにロックンロールだった。

 

1曲目はギターイントロがクソかっこいい"Counter Creation"でスタート、これも定番のところなので

 

昔ながらのファンも歓喜だ。

 

音源で聴いた時は普通にかっこいい曲とは思っていたが、ライブアレンジがメタゃくちゃかっこいいのよ。

 

言語も崩壊するのよ。

 

このイベント自体は初出演ということもあり、ご新規向けもあって彼らの中でもノリのいいタイプの曲を中心に演奏されたけど、もう全部かっこいいの。

 

それこそデビュー時はプロデューサーの影響もあり和製Strokesのように言われており、その評は間違ってはいないと思うが、ライブは数段熱量が高く汗臭いくらいだ。

 

ドラムボーカルなので、セットはシンプルだし複雑なフレーズで魅せるのではなく、ボーカルを加速するようなタイトでパワフルなドラミングが炸裂している。

 

そして何よりよく動く。

 

この日も途中ドラムから離れて観客フロアに突撃、クラウドサーフィンの後は雪崩れ込んで観客ともみくちゃになりながら叫びまくる。

 

その間ベースのToraさんがバスドラをキックしながらベースを弾くのだけど、この光景も懐かしい。

 

そんなことされたからさすがにこちらもテンション上がるというもので、その後はまた凄まじい盛り上がりを見せていた。

 

会場を振り返ればほぼ満杯状態、このフェスの中ではキャリア、音楽性ともに少し特異ではあったが、その分熱量の凄まじさが際立った格好だった。

 

若い子も多くいるので、ぜひ20年目の、一度は挫折したがこうしてカッコよくロックンロールしているバンドを見つけるきっかけきなればなと思うよね。

最高であった。

 

 

この後は本当はLITEを観るつもりだったのだが、その前の出番がRegaで、久しぶりの出演しかもイベントの初期からのメンバーとあって案の定入場規制。

 

外には既に待ちの列が連なっており、客層的にもそこまで入れ替わりもなさそうだったので断念して呂布カルマへ。

 

LITEはこの間単独も観たしね。

 

で、呂布さんのライブは以前に一度イベントで見たことがあったがそれ以来だ。

 

何気に音源はいくつか買っているし、サブスクでも聴いている。

 

最近ではテレビでのタレント業での活躍も目覚ましいが、本職の曲ではなかなかハードな曲をやっていてかっこいいんだよね。

 

また愛知県民としては同郷を応援もしたくなるものだ。

 

途中ながら入ってみると、正直思ったより客は入っていた。

 

正直このイベントの他のアーティストと比べると少し毛色が違うので、ハマらないのではないかと思ったが、そもそもこれはオルタナだ。

 

芯のあるアーティストの集まる場所なので、そりゃハマるよな。

 

1曲1曲手短ながら曲についてのコメントを挟むあたり、ご新規向けにもちゃんと配慮しているのが伺える。

 

印象的だったのは、「夜職のやついるか?お前らに向けた曲やるよ」と言って始めた際、何人かの女の子がズイズイっと前方に出て行って、まっすぐステージを見ながら聴いていたのだ。

 

こういうところが表現の面白いところで、同時に呂布カルマのアーティストとしての資質なんだろうなと思ったものだ。

 

流行にも乗っかりつつ、テレビでやんわりとやりながらも本質はブラさないのは、何より彼の芯があるからである。

 

だから面白いよね。

 

また音源も買おう。

 

 

そしてラストはSuiseiNoboAzへ。

 

ちなみにボアズはアナログフィッシュとしばしば対バンをしており、少しだけ音源も聴いたことがあったけどちゃんと聴くのは初めてだ。

 

この手のバンドはライブ観てなんぼや、と嘯きながら会場に向かうとちょうど2段目の柵を確保。

 

ほぼ時間通りに登場、メンバーの出たちがそれぞれすぎてパッと観だけではなんだかよくわからない。

 

しかし、始まってすぐはボーカルの声というか歌い方というか、そういうものがまず印象的。

 

ポエットリーディングというか、語りのような曲だったが、しゃがれた下手をすれば喉を潰しそうな歌い方で、ちょっと向井味がある。

 

よく見ればギターはカシオメンみたいなファッションでもある。

 

言葉のチョイスなんかをみてもナンバーガールとか好きなんだろうなという感じ。

 

そして喋るとエレカシの宮本だ。

 

個性が炸裂している。

 

歌詞なんかを聴いても、アナログフィッシュのメンバーが好む理由がよくわかった気がしたものだ。

 

 

本当はKIRINJIまで観ていこうかと思っていたのだが、久しぶりに1日突っ立って人混みの中にいたので疲れたし、翌日のこともあるし何より満足したのでこの日はこれで切り上げて帰宅。

 

酒を軽く飲んでから寝た。

 

 

2日目、歳を感じるゆとりと体力

2日目はリストバンド交換もないので少しゆっくり目に家を出た。

 

最初はThe Novembersを観るわけだが、会場がDUOと狭いところ。

 

昨年もうここだったが、どう考えてももはやキャパが限界超えているだろ。

 

入れないと嫌だからと思い30分前くらいに着いたがすでにだいぶ埋まっており、観やすいところは占拠されていた。

 

幸い柱の影にならない位置を取れたのでそこで待機していたが、程なくして入場規制になったらしい。

 

来年はEASTだな。

 

 

さて肝心のライブであるが、小林くんのフロントマンとしての振る舞いだったりステージングがまた違うところに辿り着いている感じだったな。

 

髪はほぼオールバックのようにし、足元ではなくずっと客席に対峙している。

 

1曲目は"Hallelujya"だったが、元々祝祭感あふれる曲だがさらに肉体性が強化されたような仕上がりになっている。

 

声質もパキッと立っており、ハイトーンも何もすごく通ってくるのだ。

 

またハンドマイクで歌う"New York""Bad Dream"なんかはフロントの台に登って煽りながら歌うなど、完全にロックスターな佇まいだ。

 

メンバーもそれに負けじとぶん回しまくっており、バンド全体としての表現力もガッツリ上がっている。

 

曲そのものはすでにスケール感が上がっているが、こうして狭い箱で聴くとそれをなおさら感じる。

 

やはりバンドどしてステージ上がってるよな。

そんなことをひしひしと感じさせるライブでしたね。

 

 

ノベンバが終わると別エリアへ移動、downyを待ちがてらのyahyelを観ることに。

 

バンド名は知っていたがこれまで聴いたことがなかったし、The Spellboundでドラムを叩いているのはこのバンドのドラマーだ。

 

どんな感じなのかしら、とね。

 

それにしても、どの会場もマジでパンパンである。

 

アーティスト紹介などを読んでいても、てっきりポップな感じかと思ったら思った以上にダークなトーンよ曲でびっくりした。

 

ボーカルは低音とファルセットでの高音を歌い分けており、見た目はぺこぱの松陰寺にちょっと似ているが、歌声はかなり際立っている。

 

スタイル的にはSoft Balletの遠藤さんとかもモデルにしてるのかなと思いつつ。

 

重心低めの曲から始まり、VJの映像も相まってなかなかの世界観だ。

 

ダンスミュージック的な展開で、隙間なく演奏していくスタイルが実にクールでしたね。

 

終盤はベースがツマミに変わってぶりぶり言わせており、フロアは爆発だ。

 

途中ボーカルが姿を消したかと思ったら観客フロアの真ん中を人混みをさきながら登場。

 

ステージに戻ると謎のMCをかましていた。

 

やっぱりちょっと変なやつっぽい。

 

しかしライブは良くて、今度また音源も聴いてみようと思う。

 

ちなみにWorpaintの来日サポートもしたらしいが、なるほどなと思った。

 

 

そのまま次はdownyだ。

 

最近ライブもそんなにやっていないので、こうして見られる機会は観ておきたい。

 

今日はロビンがいつになくリラックスした雰囲気で、曲の途中でも喋るし、なんなら笑みすら浮かべてちょっと休ませて、とか言っている。

 

こうやって喋ってると、声の感じとかがTOKIOの松岡にちょっと似てるなとか思いつつ。

 

かつてはMCなんて一切なし、少し話したと思ったら照れくさそうにボソボソ喋る程度だったのが、こんなになるなんて。

 

なんだがよかったけどね。

 

相変わらず凄まじいライブなのは変わらないけど、一方で少し精彩を欠く場面も散見されて、しばらくやっていないから勘みたいなものがやはり鈍るのだろうか。

 

あるいはしきりに手首を伸ばしたり、喉を気にしている素振りもあったし、あの休憩の時も大きく深呼吸するような場面もあったので、体調面の不調があったのかと訝ってしまうところだ。

 

季節柄風邪とかなら一時的なものなのでよいが、はてさて。

 

いうてもカッコよかったのには変わりないんですがね。

 

そしてロビンは相変わらずイケメンであった。

 

あんなおっさんいてたまるか。

 

 

downyが終わると再び移動。

 

が、流石に連日立ちっぱなしで疲れたし、なぜか途中でラーメンが食べたくて仕方なくなったので休憩がてらラーメンを啜る。

 

背脂チャッチャ系のやつで、こってりしているがなぜか背脂だと私は胸焼けとかしないんだよな。

 

ともあれ腹ごしらえを済ますと、club asiaでやっている明日の叙景を観ようと思ったが入場規制だ。

 

諦めて早々とEastへ行きスペルバを待つことに。

 

その間にサイドステージでライブをやっていたのが諭吉佳作という人で、エレポップ系のシンガーソングライターらしいが、RAYの内山結愛さんのソロ曲を作った人らしい。

 

確かに奇天烈な音楽だったし、MCは録音した音声を流すというスタイル。

 

照れ屋さんなのだろうか。

 

聴くともなく聴いてい感じだが、なかなかにノリノリであったよ。

 

 

そして程なくしてThe Spellboundがスタート。

 

ライブ自体は昨年末の単独にも足を運んでいるので、安心して楽しむだけである。

 

と、初っ端からBBSのカバー"Kick It Out"からのスタート、まじか!とみんなびっくり大盛り上がりだ。

 

小林くんのボーカルもますます川島さん味が増しているが、徐々にこのバンドの音になってきているよね。

 

と、こうして名曲をカバーしてしまうとどうしてもそちらが話題になりがちだが、スペルバとしての曲も素晴らしく、特に"はじまり"が顕著だと思っているけど、どの曲も本当にキラキラとして眩いというか、陳腐な表現になってしまうけど未来にストレートに向かっていくような爽快感が溢れているのよね。

 

何が素晴らしいって、ちゃんと現実と向き合ってそれでも尚という背景があること。

 

それは中野さんの物語でもあると思うが、歌詞は小林くんが書いているからね。

 

最近のノベンバの世界観とも地続きなのがファンにとってもうれしいところだ。

 

また今日はノベンバからは"Hallelujya" をカバー、まさか1日2回、しかも違うバンドで聴くとは思わなかったが、こちらのダンスアレンジも本体とは違う味わいがあって良かったね。

 

個人的にオリジナルの方が好きではあるが、今回のライブコンセプトにはバッチリはまっていたね。

 

セットリスト自体もさることながら、今日のアレンジはまさにダンス×ロックのクロスオーバーここにありという感じで、ロック的な肉体性とダンスミュージック的なトランシーさが混在しており、ずっと最高だったな。

 

中野さんの音楽性全開という感じ。

 

そして改めてダブルドラムの役割分担というか、Yahyelの大井くんは割と機械的な細かいフレーズを正確なピッチで刻むのがメインで、ダンス的なドラムと言える。

 

一方の福田さんはダイナミックでパワフルなロックなドラムになっており、この両者の対比が鮮やかに機能している。

 

そしてここでも小林くんだ。

 

彼はスターだね、華がある。

 

このバンドの活動を通じて、かなり成長したんじゃないかと勝手ながら思っている。

 

もはや個人的に大トリであった。

 

最高だった。

 

 

このまま帰ろうかとさえ思っていたが、せっかくなので予定していたPeople In The Boxを見ることに。

 

会場はほぼ満杯で、ドア際のところでギリギリ張り付いていた。

 

音源でもそこまで熱心に聴いていた訳ではなかったが、音源以上にベースラインが強烈だなという感じだったな。

 

ただ、出入り口付近で出ていく人にいちいち気を使ったり、そもそも体力的にもかなり疲れていたのでまさにエンドロール状態。

 

会場がクアトロだったので、例の柱もありまともにステージも観られなかったので聞くともなく聴いた感じだった。

 

ともあれ、やっぱりちゃんと音源聴こうと思ったな。

 

それにしても、終盤ドラムの人がMCをしていたんだが、なんか変なMCだったな。

 

シリアスなことやっているとどこかでバランスをとりたくなるのだろうか。

 

かくして、私の2日間は無事終わったのであった。

 

 

都市型フェスへの期待と懸念

最近週末はほぼほぼ自転車で遠出をしていたので、久しぶりに自転車ではなくライブだけで2日間過ごしたのだが、楽しかったな。

 

今回は目新しいアーティストよりは好きなやつをしっかり見た感じだったけど、それぞれにいつも通り以上のものを見せてくれたし、いくつかの新しい出会いは相変わらず流石の一言。

 

中国はじめアジアのバンドも最近こういうイベントでは意識的に観るようにしているが、その紹介も全てハマるからな。

 

個人的に今最も信頼できるフェスだと思っている。

 

比較的お客さんの層もいいし、みんな上品だ。

 

ただ、めちゃくちゃ混んでいるにもかかわらずリュックサックを背中に背負ったまま入っているやつも散見され、ほとんどがおっさんだった。

 

若い子の方がフェス慣れしているということはあるかもしれないが、まじでおっさんの方がマナー悪いし、気が使えない。

 

また、今回はほとんどのライブで撮影OKだったのでカメラを構えている人も多かったが、でも結局ライブが盛り上がってくるとみんなそれどころではなくなってくるようだ。

 

それこそがライブの醍醐味だから、なんかそういうのも良かったよね。

 

会場が大きく2エリアに分かれていたけど、いうても渋谷の街中なのでさしてストレスもなかったし、これくらいの移動は却って軽い運動になって良かったかもしれない。

 

リストバンドの件では反省はあったろうが、概ね成功と言ってよかったのではないだろうか。

 

これから日本のアーティスト中心のイベント含めて開催が増えていくが、ここまで特徴だったラインナップを揃えてくるものは他にないし、ましてこの規模となれば尚更だ。

 

私はロッキンオン系のフェスって本当に見たいのが毎年いないのよ。

 

不思議なくらい棲み分けがされているなとそういう時に感じるけど、だからこそこうしてとんがったラインナップをしっかり揃えてくれるイベントはありがたいのよ。

 

来年も期待してます。