音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

2014-01-01から1年間の記事一覧

Social でPaersonal ―最近のぼくら

多分これが今年最後の記事になるだろう。 最近邦楽バンドの中でも特によく聴いているバンドで、かつ聴くたびにあれこれ考えさせてくれるアナログフィッシュの最新作『最近のぼくら』。 意味のある歌詞って何ぞや、という話はあるわけで、別にテーマは恋愛で…

小休止85「2014年の個人的ベスト」

今年も早幾とせ、今日は28日である。 毎年の事ながら、自分が買った中でのベストアルバムというのをランク付けしていこう。 今年は新譜も結構買ったのだけど、同時に昔の音源も買い漁っていたためあまり聴き込めていないものも多い。 特に年末に出たものの何…

コンセプトバンド ―Polysics

先週の事になってしまうが、 PolysicsとBack Drop Bombの対バンイベントがあったので行ってきた。 どっちも好きなバンドな上、かなり小さな箱なので近くで観られるし、いかにもライブハウス然とした会場で観られることもいいので、行かない理由はなかったで…

小休止84「映画を見たのです」

先日久しぶりに映画を観に行った。 もちろん一人で。 で、何を観たかと言うと一部では話題になっていた『her 世界に一つの彼女』という奴。 監督はスパイク・ジョーンズというYeah Yeah YeahsのKaren Oとも親交深い人で、『かいじゅうたちのいるところ』とい…

最近の若手、借りた奴 ―ゲスとか

大学の頃の友人の一人が音楽が好きで、今でもよく連絡を取り合っている奴がいるのだが、私と彼とでは音楽の趣味が被るところもあれば全く異なる事もあり、音源のやり取りをするときにはその辺りが出て面白い。 最近借りて聴いてみた奴をさらっと並べてみよう…

イギリスの新鋭 ―Dead Fader

最近はEDMなどという言葉が定着したのか、それ系の音楽も溢れてる。 先日はUltraというイベントもあったそうだが、これまでの所謂ダンスミュージックと何が違うのか、というと根本はそんなに変わらないのではないかと思う。 単に所謂ユーロビートの様なもの…

小休止83「レイヤー」

今日は少しスピンオフ的な内容で、あまり音楽には関係のない話。 トピックとしてはある曲の歌詞を引用しつつ、と思うのですがね。 何かと言えば、アナログフィッシュの”City od Symphony”という曲。 『Newclear』というアルバムに収録されており、やけのはら…

大事なもの ―佐々木健太郎

最近曲の歌詞をよく読むようにしている。 自分の中で以前よりも視点が広がったのか、言葉の一つ一つから広がる見え方が少し違って、背景や人柄とか、そういうものも想像しながら考えられるようになったところが合って、それが面白いのである。 勿論単なる妄…

小休止82「はや年の瀬の手前」

毎年これくらいの時期なると同じ事を言っている訳であるが、やっぱり今年も思う訳である。 早いものだね、もう年の瀬だ、なんてね。 私の場合、個人的に毎年のベストアルバムをうむむと考えるのが常であるので、その為の総括に入らないと行けない訳である。 …

幸福の芽―The New House

昨日はどインディ満載イベント、Booked!へ言ってきた。 今週末はHostess Club Weekenderへ行く予定だったのが、イベント主催者側のヘッドライン調整付かずという都合で中止となってしまったので、とりあえず時間を持て余すくらいなら、といって参加。 このイ…

ひっそりとフェードアウト ―Beady Eye

先日元Oasisのノエル以外で結成されたバンド、Beady Eyeが解散したとの報が流れた。 さして大きなニュースになる事もなく、なんだかひっそりと消えた印象である。 方や兄貴のノエルは一人マイペースに音楽活動をしており、年明けに新作を出す事と併せて来日…

18年間の軌跡 ―ササキオサム

今日はササキオサムさんのソロライブへ。 新譜発売のレコ発兼誕生日(明日だけど)ライブと言う名目で、バンドを率いてのライブとなった。 Moon Childの再結成ライブ以外では、近くのショッピングモールでのインストアイベント以来である。 客層は相変わらず…

小休止81「最近のぼく、ら」

この頃またCDを買い漁っている。 古いのから新しいのまで、洋の東西を問わず無節操なほどに。 古いので言えば、Soft Machineなんかがそう。 プログレ、サイケなどの名盤としてしばしば耳にしていたが、まだ聴いたことがなかった。 あとはDepech Modeもあれこ…

時代遅れの良心 ―Nine Black Alps

最近2005年前後にデビューしたバンド達の勢いがいささか戻ってきたような印象である。 戻ってきた、といっても本人達は継続的に音源も出しているし、別に評価を下げた訳でもない。 単に世間の流行が変わったというだけであるのだがね。 何もRadioheadだけが…

休日の終わりに ―Amy Millan

今日は飛び石で週半ばで休み。 地味にこういう休みはありがたい。 なんか最近すっごい疲れると言うか、だるさが半端なかったので、連休よりも飛び石休みの方が却って助かった思いだ。 どうせ家族も恋人もいない身となれば、特段サービスする相手もおらず、今…

小休止80「宗教としての音楽」

昨日は雨の中にも関わらずStarFesへ行ってきた。 全体としてはヒップホップ/R&B系のアーティストをヘッドに据えたイベントなので、個人的にはあまり興味はなかったのだけど、BoredomsとZazen Boysも出るし、暇だしということで行ったのですね。 で、目的の…

日本のアングラシーン ―世界的なバンドとか

最近また日本のバンドを良く聴いている。 日本のバンド、といっても正直言ってインディもインディ、知る人ぞ知るというゾーンを掘り下げている感じなんだけどね。 例えば画像に上げたバンドは世界的なバンドというふざけた名前のバンドである。 しかし、まだ…

10年越しに聴く悩める人 ―Asian Kung-Fu Generation

最近フェスやイベントで日本の若いバンドも耳にする機会があるため、そのつながりで自分が高校生くらいに流行っていたバンドの名を耳にする機会も多い。 その一つがアジカンなのだけど、私はこのバンドをまともに聴いていたなかった。 アニメの主題歌になっ…

実は世界レベル!? ―Fox Capture Plan

最近日本のインストバンドを良く聴いているのだけど、実にいいバンドが多いのである。 私が大好きなLITE初め、Mouse On The Keys、toe、Kawloon、te'などはもはや有名どころか。 SawagiとかMop Of Headとか、まあ以前にもちょくちょく取り上げているバンドた…

小休止79「毎度」

今週末は例によってフェスな週末であった。 まず土曜日は今年初めていたのだけど、ていうか去年がどうだったかしらないが、Craft Rock Fesという奴へ。 出ているアクトはポスト系バンドが多数であったが、コアなラインナップでなかなか渋い。 お目当ては友人…

小休止78「文章に現れる自己」

今回は音楽とは関係のない話なのだけど、文章についてである。 こうして私もかれこれこのブログを足掛け5年以上続けていてびっくりしたのだけど、読み返すと内容はともかく文章そのものに自分らしさのようなものを感じる事もあり、それがまた面白い。 自分と…

アーティスト、かくありき ―KISS

最近アナログフィッシュが本当に好きだ。 まだ全てのアルバムは聴けていないけど、本当に素晴らしい歌を届けてくれる。 最初に聴いたのは最新アルバムでもある『Newclear』であった。 このアルバムに入っている”抱きしめて”が特に好きで買ったアルバムだけど…

大人のロック ―Spoon

最近アメリカンインディが熱い、ということを書いて、The Shinsを取り上げたのだけど、彼等に先立って聴いていたのがSpoon。 既にアルバムは5枚くらい出していて、デビュー当時から耳の早いリスナーには評価されていたらしいが、私が彼等を聴くようになった…

ファンクの熱量 ―JAGATARA

ファンクな音楽というのが日本でもそれほど珍しくなくなっている印象である。 なんていうほど詳しい訳ではないし、本場からしたら「日本にそんなバンドねえよ!」と怒られるかもしれないが、そこは勘弁してほしい。 それはさておき、日本でファンクの走りと…

おっさんに会いに ―人間椅子

衝撃的な事件のあった今日の新宿で、私は柄にもなくアーティストのインストアイベントへ行ってきた。 トークショー&撮影会ということで、事前にイベント券付のCDまで買ってしまった。 AKB商法を悪くは言えない身となってしまった訳であるが、では誰であった…

アメリカンインディの良心 ―The Shins

最近アメリカンインディをよく聴いている。 派手さよりも渋さの方が際立つバンドが多いのだが、実に良心的でいい音楽をやっているバンドが多いのである。 それこそStrokesだってインディから名を成したバンドだし、Yeah Yeah Yeahs、Liars、Interpol、TOn Th…

祝20周年 ―Back Drop Bomb

昨日はBack Drop Bombも20周年記念イベントライブとて、六本木の出来て間もないライブハウスへ。 非常に奇麗で思ったよりもずっと大きい会場で驚きであったが、今回はBDB併せて5組も出る者だったので入りもかなりいい具合だった。 個人的には大阪公演の方が…

幽霊の気分? ―坂本慎太郎

日本のアーティストの中で奇妙な存在感を持っている人は幾人かいる。 およそ海外に対しても訴求力があるかと言えば「?」だが、どう考えても唯一無二という存在。 それだけ色濃く日本っぽさみたいなものがあるのかもしれない。 具体的に良く言われるのは浅井…

小休止77「社会性の必要性」

私は仕事柄出張が多いのですが、移動時には電車、車、飛行機、時には船と、陸海空すべてを超えていく。 まあ、それだけ辺境の地にまで足を運ばされているということなのですが、その際には耳元には音楽を常に流している。 何せ移動中は歩く以外にやることは…

声も楽器です ―Neon Neon

最近聴いている音楽は割と冷徹な印象の曲が多いように思う。 冷徹というといささか語弊があるが、暗いという事は(個人的には)ないと思うが、そうかと言って気分が高揚するような類いの音楽ではなく、むしろ自分を自己の内面へ向かわせるような音楽とでも言…