音楽放談 pt.2

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2013-01-01から1年間の記事一覧

小休止70「2013年ベストアルバム」

今年も気がつけば年の瀬。 毎年恒例のベストアルバムを考える季節になってしまった。 年々年末感を感じなくなっているのは何故だろうか。 それはともかく、今年も割と新譜はよく買った。 随分前過ぎて今年だっけ?という作品も多くて、正直今年は爆裂に迷う…

時代は変わる ―Bob Dylan

最近また古いのも色々手を出している。 色々、といってもそんなに数いっぱいというわけではないが、いまさらながらにビートルズのサージェントペッパーとかね。 その中で何となく手に取ったのがBob Dylan。 1枚有名な奴を聞いたことをあったのだが、それは…

Hiphopの野心 ―MOROHA

話が前後するのだが、去る11月30日にあるライブイベントへ行ってきた。 先にも少しふれたMOROHAというヒップホップユニットの2ndアルバム発売イベントである。 目的は対バンで出るLITEであったわけだが、そこに出たアナログフィッシュと併せて結局MOROHAのC…

Deerhunter in Hostess Weekender

先週末は土日共にライブへ。 土曜日はMOROHAという日本のヒップホップユニットのアルバムリリースイベントで、LITEも出演していたので行ってきたのですね。 その他アナログフィッシュと計3組出演しており、いずれも良かったね。 これについてはまた別途その…

平和のために ―Atom For Peace

先週末は友人の好意のお陰もあり、Atom For Peaceのライブへ。 言わずと知れたRadioheadのトムとRed Hot Chili Peppersのフリーが組んでいると話題の奴である。 元々はトムのソロ作をライブ再現する為に組まれた遊びバンドだった訳であるが、ツアー中に発展…

日本のシューゲイザー ―Shelling

少し前の話になってしまうが、ジャパニーズシューゲイザーフェスという奴に言ってきた。 フェスと言う割にはこじんまりしていて、そもそも会場自体1000も入らない小さなところ。 それでも尚席にはゆとりが御座います、状態なので、要するにマイナーなイベン…

小休止69「映画を見る」

私はあまり映画を観ない。 好きとか嫌いとか以前にあまり興味がないというのが実際である。 ただ、たまに観ようかなと思う作品があるわけだが、往々にしてその惹かれる理由は自分の好きなアーティスト絡みか、あるいは人間の狂気を描いたようなものである場…

ライブの円熟 ―Back Drop Bomb

昨夜はBack Drop Bombの単独へ。 チケットを買ったのは10月上旬だったか、その時点にも関わらず結構早い番号で、ひょっとして入りがきびしいのか?と憂いがあったが、蓋を開ければソールドアウトであったようだ。 場所は渋谷のwwwという所だったのだけど、キ…

立ち位置の確立 ―Arctic Monkeys

今年はかなり大物系のリリースが相次いでいる印象である。 NINは、何回でも登場させたいところだが、Arcade Fireも出したし、AutechreもEP出してたね。 他にもFour Tet、QOTSA、Vampire Weekendとか、非常に嬉しい限り。 年初ではHorrorsとかKlaxonsもでると…

哲学する音楽 ―Autechre

最近また聴く音楽が偏り始めている。 寒くなってきたせいもあるのか、打ち込み主体のエレクトロ系とか、ノイジーさもある狂ったようなトラックとかね。 ポップで人懐っこい音楽は好きなのだけど、最近はもっとドライでインスト的なものがなんだか心地良くて…

ラウドナウ! ―Redline Toure 2013

昨日はライブイベントRedline Tour 2013へ行ってきた。 目的はWagdug Futuristic Unityである。 彼らのライブを見るのは実に1年以上ぶりで、2ndが出て以降は行けていなかったのだ。 いつも平日開催だったのでね。 せっかくの日曜ライブと言うことで、はるば…

ポップの多義性 ―Queens Of The Stone Age

今年も年の瀬が近づいてきている。 と、毎年この時期には言っている。 今年も豊作でしたね。 なんと言ってもNine Inch Nailsの新譜には痺れたし、フジロックでのライブは、最高でした。 他のアーティストについても結構な数が出たな。 !!!、Arctic Monkeys、…

日本流へヴィロック ―花電車

Nine Inch Nailsの新譜についてそろそろ書こうかな、と思いつつそこに至らない理由というのがある。 それは、ずばり歌詞がわからないという点である。 輸入盤で一番基本的な使用のものを買ってしまったので、歌詞カードが着いていなかったのだ。 しまったな…

ロックビジネスの陰影 ―The Yellow Monkeys

先日久しぶりに映画を観に行った。 イエモンのライブドキュメンタリーである。 会社の人でイエモンが好きという子がいて、一緒に行きませんか?とのことでいいよ、とね。 割と可愛い女の子の誘いなのだが、残念ながら美味しい意図のある誘いではなく、単に私…

ああ美しきかな・・・ ―Little Boots

最近つくづくに思うのだけど、やっぱり知的な女性は素敵である。 単に高飛車なのではなく、少しのユーモアを携えていたらもはや敵う道理はない。 何に敵うかは定かではないがね。 ポケッとした子もそれはそれで可愛いのだけど、ペットみたいに感じちゃうんだ…

偉大な開拓者 ―Sonic Youth

最近はまた古いのから色々聴いている。 邦楽洋楽問わず、ある種の古典主義、とは言わないか。 あらためてはっぴいえんどとか、サディスティックスとか、村八分とか、頭脳警察とかを聴いてみたり、あるいはPink FloydやVelvet Undergroundとか聴いたりね。 こ…

本質の欠如 ―Factory Floor

毎年のように言っている気がするが、今年もいい新譜が満載である。 Nine Inch Nailsはいうに及ばず、Arctic Monkeysも出しているし、既発のものでも充実っぷりが半端ない(個人的にね)。 その中で満を持して、という1つがFactory Floorではなかろうか。 イ…

異空間 ―八十八ヶ所巡礼

昨日はまたぞおろライブへ。 先日ちこっとだけ書いた八十八ヶ所巡礼というバンドである。 渋谷のクラブクアトロだったのだけど、私はここへ行った事がなく、初っ端から迷子に。 中に入って更に迷子に。 何故便所の前にわざわざスタッフがいるんだ、紛らわし…

時代は変える ―Tha Blue Herb

ついにNine Inch Nailsの新譜が発売された。 評判に違わぬ傑作と言っていいだろう。 ここ数年の仕事がうまく反映されているし、従来的なNIN的サウンドも感じさせつつ新しい音楽を聴かせているのはさすがの一言。 もっとしっかり聴き込んでから書ければと思い…

小休止68「音楽のアーカイブ」

早いもので気がつけば9月である。 夏はあっという間だろうな、と今年は思っていたけど、意外と長かったな。 毎年8月上旬~中旬の間でサマソニに行くのが恒例となっており、それが終わると私の中では夏が一段落と言う感じになっていた。 しかし今年は7月末…

日本のノイズ/ハードコアシーンの一端 ―初台Wall

昨夜は知人に誘われて超アングライベントへ。 普段は存在すら認識しない(ていうかできない)くらいコアなシーンのイベント。 ジャンル的にはノイズ、ハードコア。 ただ出演バンドにMelt-Bananaが出る上、チケット代1,500円と非常に安い。 でも一応ドリンク…

人間らしい曲たち ―LA-PPISCH

私は普段サラリーマンとして働いている。 平日はフルタイムで、たまに資料作りなどは家でやる事もある。 おかげさまで土日祝日はカレンダー通りの休みなので、比較的人間らしい生活は送っている。 そんなにたくさん給料をもらっている訳でもないが、かといっ…

日本人の洋楽 ―Bo Ningen

今週の火曜日は有給休暇を取って、夜はライブへ出掛けた。 お盆期間ということもあって、あんまり仕事もないので1日だけの夏休みである。 わ~~~~い、うれしいな、という事もなく、むしろ虚しいぜ。 まあ、致し方あるまい。 で、火曜日と言う半端なタイ…

タイムレス ―Loveless

先週末のフジロックは実に良かったな。 1日しか行かなかったが、その1日はあまりに素晴らしく、思い切って行ってよかったね。 最もNine Inch Nailsが出た時点で行かないという選択肢はなかったが。 今年のベストアクトの呼び声も高い(はず)の素晴らしいラ…

小休止67「俺 in Fuji Rock」

先ほど先だってNine Inch Nailsについてだけ書いた。 それ以外の私の金曜日の足取りを追いかけてみよう! 興味のない人は「戻る」ボタンをクリックしてくれたまえ。 本来であればもちろん平日なので仕事だし、金曜日は内の会社は社員の大半が参加の会議が設…

新たなるステージ ―Nine Inch Nails in Fuji Rock Festivsl

今週末はフジロックフェスが開催されている。 毎年良いラインナップを揃えてくるので、行こうか行くまいか迷うのだが、なんだかんだ見送ってきた。 一つに地理的要因、一つに割と毎年忙しい時期、そしてもう一つは天候の問題である。 野外フェスであるが故に…

小休止66「振り返れば・・・奴か?」

ふと最初の記事を見ると、2008年の投稿である。 気がつけばこのブログを始めて5年が経っているではないか。 実はこのブログを始める前にもやっていて、そっちでは音楽に限らず色々な事を書き散らしていた。 主に大学時代の事である。 そういえば当時はスマホ…

ポップという言葉の意味 ―XTC

XTC

リバイバル、という価値観がロックに再び持ち出されて久しい。 最近ではより原点回帰的なというか、昔の音楽の再構築、もしくは~の再来的な評価のバンドも多いように思う。 一方でロックとは異なる文脈の音楽を取り入れて、もっと広義にポップと言う視点か…

佳曲満載 ―Free Energy

すっかり夏になってしまい、それどころかここは本当に日本かと思うほど強烈に、激烈に暑い。 35度が普通になっているじゃないか。 まだ7月上旬なのに。 梅雨もさっさと明けてしまい、子供達は夏休みを前に既にだれているのではなかろうか。 社会人な私は毎日…

変態がいっぱい ―八十八カ所巡礼

自分という人間はつくづく因果なもので、世の中の変態的なものほど興味を引かれると言う趣向が在る。 いわゆる無難なもの、大衆的なもの、マス向けなものは、得てして味が薄い。 それよりもこってりと糸を引くくらいの濃厚さを持ったものをこそ好むのである…