音楽放談 pt.2

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このフィーリング ―Metronomy

 
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最近聴いていて心地のいいと感じるのはミディテンポのポップソングである。

適度に盛り上がって、適度に癒されて、適度にまったりさせてくれる。

その絶妙な温度感を持った音楽というのはそんなに多くない。

私がそんな温度感を期待して聴いているのがStarsであったりするのだけど、Metronomyもそんなバンドの一つ。

2nd『Nights Out』はまさにそれを体現したような名盤で、コンセプトも相まって非常に素晴らしいアルバムだった。

あの全体的に緩い感じもなんだか嵌ったね。

続く3rdは大人の南国、て感じだったけど、正直私はピンと来なかった。

何故かは明確に見つけられなかったけど、なんか蜃気楼のような景色がずっと続いているような感じがして、それはそれで見事なアルバムな訳だけど、ちょっと物足りなかったのである。


そして先日4thが出た訳であるが、音楽的には前作の延長的な作品なんだけど、こちらは非常に気に入っている。

特に仕事帰りに駅から一人で歩いている時にはやけに嵌る瞬間がある。

ふと気づいたのだけど、やっぱり音楽って特に嵌るときってのはそういう日常の中で自然とBGM化された時のような気がする。

このアルバムはそんな瞬間が訪れたのである。


輸入盤を買ったので歌詞自体はわからないけど、相変わらず全編に渡ってなんとなく切ないというか、やり切れなさのようなフィーリングがある。

先行シングルとして発表された”Aquerius”も、PVが宇宙遊泳だったけど、反省しながらちょっと後悔して、打ちひしがれているときのフィーリングなんだよね。

それがなんだか心地良かった。

最近疲れているらしいね。

目に見える成果もなく、正直焦っているところがあるけど、そんな時にこのアルバムはぐっとくるね。

まあ、テーマがあまりわかっていないので的外れかもしれないけどね。

とはいえ今年もサマソニに出るので、観に行こうかと思っている。


それにしても、このアルバムにしてもそうだけど、最近こういう曲が本当に好きだね。

iPodの中身を見てもそういう曲が多い。

以前ほどアグレッシブなものは減っているよね。

別に嫌いじゃないけど。

あとはアナログフィッシュみたいなシニカルだけど明るい調子の曲も邦楽では多い。

それか狂ったような奴かだよね。

広い意味で環境が変わると、やっぱり精神性が変わるから、自ずと聴く音楽も変わって行くよね。

最近つくづくそう思う。