音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

立川で最高のLacy

今日はSteve Lacyのライブへ。

 

The Internetのメインメンバー、ソロ作も充実しており音楽的な評価も非常に高い。

 

と、偉そうにいいながら私はちゃんと聴いたことのあるアルバムは1枚だけなのだけど、これが実にいい。

 

お気に入りでよく聴いていたので、単独あるならいきたいじゃん。

 

平日だけど、フルリモートなのでどうとでもなる。

 

17時半に家を飛び出して立川へ。

 

なんで立川なんだ?とちょっと思ったが、ここはいい会場なんですよ。

 

 

で、到着したのは開演時間ギリギリ、と言っても前座で今日はTENDREがやるのでまあ最悪遅れてもいいかとか思ったけど、TENDERよかった。

 

先日もElephant Gymのライブでもゲストヴォーカルで出ているので登場したが、キャラクラ的にも絶妙にゆるい、しかし音楽は洒落ていながら前座を考慮してか重低音聞きまくり。

 

隣にいたでっかい外人さんもノリノリだ。

 

正味20分くらいだったけど、とてもよかったね。

 

今度ちゃんと音源も聴こう。

 

 

終わって転換に10分くらいだろうが、思ったよりも間をおかずにスタート。

 

演奏陣はギター、ベース、ドラム、シンセとシンプル編成。

 

Steve自身もギター抱えて歌っている。

 

観客の入り自体はおそらく7割くらいだったけど、終始ご機嫌、客層を見てもオシャレ系ギャルから私みたいなさえない系まで多様だ。

 

ライブについてはもう言うことなんてないよ。

 

2曲目にいきなりRage Against The Machineのカバーを披露、なぜだ?と思いながらなんかテンション上がる。

 

たまにギターの不具合もあったようだがインプロで余裕で繋ぐ。

 

客席からの声援に応えて見せるなど、とても親密な雰囲気だった。

 

この間のQOTSAもそうだったが、日本在住の外人さんも多かったみたいで、英語でのヤジもよく飛んでいたな。

 

途中なぜかLacyが中座してバンドメンバーだけの場面もあったが、演奏自体めちゃいい。

 

白いユル布で囲まれたステージで、ステージの映像をリアルタイムで映しながらサイケデリックに、もといカラフルにエフェクトもかけられてよかったんだよな。

 

ライブ時間は80分くらいだったと思うけど、ずっと心地よくて、最高だったな。

 

気持ちよかった。

 

アンコールもなかったが、満足度は非常に高かったな。

 

 

The Internetも好きだし、相方のSydのソロも好きだし、こいつらまじですごいぞ。

 

HIpHopR&Bとかがベースとしては強いけど、ロック的な要素もあるし、音楽的にやっぱりよくて、もっと売れてほしいよな。

 

明日もあるので、行ける人はまじでおすすめだ。

 

オシャレ感もあるし、視覚にも耳にもいい音楽です。

 

よかった。


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渋くてセクシー、Queens Of The Stone Ageが最高だった

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今日は約6年ぶりとなるQueens Of The Stone Ageの単独だ。

 

正直フェスにでも託けないとわざわざ来ることはもうないと思っていたので嬉しい限りだ。

 

前回もアルバムリリースに合わせてと言うタイミングではあったが、フジロックに来て、翌年はサマソニ+単独と、2年連続だったのも驚いたが、その時の感触が良かったのかな。

 

私は全部観に行ったが、全部かっこよくて最高だった思い出だ。

 

あまり日本ではメインストリームに人気の出る感じの音楽ではないのは確かだろうが、好きものにはたまらない色気や硬派なカッコ良さがある。

 

それはフロントマンにしてバンドの核であるJosh Hommeによるところが大きいが、でもバンドメンバーもみんなカッコいいのよね。

 

残念ながら渋いボーカルを聴かせていたマークラネガンは数年前に他界してしまったが、バンドとしてのカッコ良さは健在だ。

 

現在はTroy、Dean、John、Michaelという布陣だ。

 

割とバンドメンバーは流動的だったが最近は安定している感じかな。

 

本国では数万人規模の会場が当たり前だろうから、こうして3000人とかのキャパで見られるのは貴重よね。

 

しかし、前回の来日の時も思ったけど、このバンドは外人の客が明らかに多い。

 

海外バンドなのでさもありなんとは思うけど、他のアーティストはいうても日本人が多いんだけどね。

 

ともあれ、仕事を早々に切り上げて会場へ向かったのだった。

 

 

ライブはほぼ時間通りに開始。

 

1曲目は1stアルバムから”Regular John”、まだKyuss的なザラザラした感触のある曲だ。

 

出てきて早々なんでこうもこのバンドの絵面はかっこいいのだ。

 

ジョシュを中心に、ステージに向かって左側はディーンとトロイのジャケットでキメたダンディ組が配置され、右側には野生児のようなジョンとヤンチャっぽい感じのマイケルが配置されており、その対比もいい。

 

まあ、何よりジョシュが髭面でクソ渋くてかっこいいんだが。

こんな中年に、私はなりたい。

 

 

そんなことを思いながら2曲目は”No One Knows”、例のギターリフで合唱という意味不明な現象が起こる。

 

このバンドはギターリフがかっこいいんですよね。

 

事前インタビューでもやると明言していたので分かってはいたけど、やっぱりうれしいよね。

 

今回はヒットメドレーという感じで、全アルバムから満遍なく披露されておりサービス精神満載。

 

途中音響の不具合があり少し中断される場面もあったが、MCとメンバー紹介で繋いでいるうちに回復。

 

また『Era Vulgaris』収録の”Make It Wit Chu”は海外で人気なのは知っていたが、正直静か目な曲で、彼ららしいかといえばそうでもないと思うのだけど、今日はそのわけがわかった思いだ。

 

すぐ隣が外人さんだったが、この曲のサビのところの「Chu〜」というところの響きを本場の響きで覚えたぜ。

 

ここは裏声で歌っているところだけど、「女の子だけ歌ってくれ」というジョシュの要請を受けて2節くらい数少ない会場の女の子だちの合唱が響いたが、「次は全員だ」の声を待って野郎どもの汚い声が響くとジョシュも苦笑いだ。

 

普通にコーラスしていた時より汚いのだが、なんか楽しかったな。

 

新譜の曲もどれもかっこいいし、むしろ最近の曲の方がポップでわかりやすいのでこうしてライブで聴くとやっぱりいいんだよね。

 

ジョシュのギターはかっこいいし、マイケルは若いから気合いも入っているのステージ上をあちこちしているし、ジョンのドラムは猛々しくてかっこいいし、ディーンはずっとクールだし、トロイはたまに前に出てきておりゃ〜とやっているのも最高だ。

 

なんだこいつら、かっこいいな。

 

本編ラストは”Little Sister”だ。

 

3rd『Lullaby to Parallize』収録の曲なので、かなりシンプルでストレートな曲だと思うが、やっぱりかっこいいな。

 

あっちゅう間やった。

 

 

しばらくしてアンコールスタート。

 

3曲披露されたが、最初は”Sick, Sick, Sick”、個人的に1、2を争う好きな曲で、とにかくギターリフがたまらない。

 

そんなに展開するわけでもないのにこの熱量よ、最高だろ。

 

そして"Go With The Flow"、この曲のかなりポップな方だと思うが、疾走感の素晴らしい曲だ。

 

ラストはやっぱりこの曲、”Song For The Dead”、ギターイントロからドラムが入る瞬間は個人的最高イントロの最上位に位置するくらいだ。

 

この曲もギターは同じリフをひたすら反復しているような曲なので、QOTSAここにありという曲だと思うけど、やっぱり最高です。

 

Youtubeフジロックで来た時に映像があり、そこではあのデイブ・グロールが叩いているのだが、このイントロの荒々しいドラムがまじでかっこいいのだけど、今叩いているジョンのドラムがかっこいいのよ。

 

さすが元Mars Volta、あの狂ったアフロ2人に負けないぜ。

 

ちなみにマイケルは途中で上着を抜いでタンクトップになっていた。

 

若いぜ、27歳だってな。

 

 

そんな感じで会場も大盛り上がり、メンバーも終始ご機嫌で最高でした。

 

いやね、男臭くていいのよ、このバンドは。

 

カッコいい、私はこういう色気のある大人になりたかった。

 

そんな憧れを抱く数少ないバンドである。

 

こんなクソみたいな国にわざわざ来てくれてありがとうだよ、ほんと。

 

ちなみに隣の東京ドームではテイラー・スウィフトがライブしていたので、帰り道は音漏れを聴きながら帰ってきた。

 

 

最近海外バンドの来日がガンガン決まっている中で、正直私のみたいバンドはなかなかきてくれていないのだけど、その中でまさか彼らがくるとは思っても見なかった。

 

ただただ最高、カッコよかった。

 

あんまり楽しかったので、帰ってきてからビール飲んじゃった。

 

今まさに飲んでる。

 

もうしばらく飲む。

 

ロックンロールは1回だって死んでないよ。

台湾ポストロックElephant Gymのライブがすごかった

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今日は台湾のポストロック系バンド、Elephant Gymの単独へ。

 

昨年末にリリースされた新譜に伴うワールドツアーの一環だが、日本では先に大阪、名古屋と回っており、東京が日本ラストだ。

 

一昨年のフジロックでかなり評判となったこともあり、その時の単独はLiquidroomながら早々にチケットがソールドアウト。

 

当時仕事の都合もありどうしようかしらと思っている間に売り切れてしまったので、こうして観られる機会はありがたいことだ。

 

大阪、名古屋は少し苦戦したようだが、東京はO-Eastにランクアップしたが無事ソールドアウトだった。

 

彼らは1stの頃はtoeとLITE辺りにかなり影響受けてるのかな、という感じですこの手のジャンルが好きな人にはツボを押さえまくったような曲だったが、アルバムを経るごとに音楽の幅を広げており、4枚目となる新作では曲によってはCorneliusのようでさえあった。

 

また前作もそうだが日本のアーティストも多く客演しており、お馴染みLITEの武田さんや、TENDER、さらには亀田誠治さんも参加ということでそうしたトピックも特にここ日本では話題の種であった。

 

そんな彼らのライブを生で見るのは初めてだったので、そりゃ嬉しいよね。

 

ホーンなども迎えての豪華編成と謳われていたので、その辺りも楽しみなところだ。

 

 

ライブの一曲目は1stアルバムの3曲目"遊戯"という曲だったのだが、とても好きな曲なのでいきなり盛り上がる。

 

ベースラインが印象的で最高なんだけど、ギターも軽やかでドラムもタイトになっていてとても心地いい。

 

あの複雑なフレーズをライブでも見事に演奏するし、なんなら動き回って歌ってたまにビールをあおっているのだからびっくりだ。

 

よく演奏に熱がこもるという表現をするのだけど、特にインスト中心の彼らのような音楽を聴いているとその意味がよくわかるように思う。

 

どの曲も音源で聴くよりも熱量が高いし、他方でやっぱりギターの音色が心地よさの根源のようにも感じられる。

 

いい。

 

MCもしばしば挟んでいたのだけど、カンペに書いてきたのだろう、辿々しいながらにこなれたような様は面白かったね。

 

基本的にはベースの子が話すことが多いのかしらと思ったら、メンバーみんな話すんですね。

 

慣れないながらに敢えてカンペスタイルをとっているところとか、諸所の発言を見ても、実はベースのKTはいわゆるサバサバした子で、本当はこういうの好きじゃないのかなと思ってしまったが、ともあれこういうのは日本人好きですしね。

 

変ないやらしさみたいなものはないですがね。

 

 

それはともかく演奏は流石のもので、ずっと気持ちがいい。

 

好きな曲も結構聴けたし、音源とはまた違った味わいもあってずっとよかった。

 

ゲストパートももちろん良かったけど、ギターの人は曲によっては銀盤を弾いて、その間は同期も使うなど3人ながら表現は最大限だ。

 

実質的な本編ラスト(と本人たちが言っていたが)は”Finger”を演奏。

 

ベースイントロのポストロック曲としてはトップクラスではないだろうか。

 

この曲はイントロのあのベースフレーズももちろん素晴らしいのだけど、曲が進むに従って徐々に盛り上がっていくような展開もとても気持ちよくて、何度聞いても素晴らしい曲だと思うよね。

 

そしてラストは再び金管楽器舞台を従えて2曲やって終演となった。

 

MCでも、アンコールはしないと明言していた通りそれで終了。

 

満足感も半端なく、素晴らしかったね。

 

3月にアメリカツアーをするようで、ラスト2曲は動画も写真もOK、でもSNSであげるときはちゃんと「最高!」て書いてね、We Need Promoteなどといってみせるものなんだかいいですね。

 

 

ライブは正味1時間半くらいだったけど、楽しかったですね。

 

4月には再びSynchronicityへの出演で来日予定だが、きっと入場規制だろうな。

 

いずれにせよ、演奏力も楽曲もいずれも素晴らしいので、今後の活躍にも期待だ。

 

アジアのバンドってあんまり知らないのだけど、知らないだけでいいバンドはたくさんあるという一つの証左だ。

 

それにしても、台湾のバンドでここまで受けているのって彼らくらいだろうか。

 

次の来日も期待だ。


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Bruno Marsはスターだった

 

昨日は友人の好意もありBruno Marsのライブで。

 

正直そこまでファンでもないし、彼の音源も友人から借りた1stアルバムくらいしか聞いたことがなかった。

 

もっといえば、今回5日にわたっておこなれる正規公演は速攻でソールドアウトしたそうだ。

 

追加公演が決まって、それに抽選応募した友人が見事当選したのでチケットを一つ譲ってもらった格好だったのだけど、結果的には行ってよかったなと思った。

 

 

そもそも私が好きなアーティストは、ほとんどがインディと区分される規模の人が多く、せいぜい2500くらいのキャパの会場でも大きな会場と言われるくらいが大半だ。

 

ライブ体験としてはそれくらいが一番面白いと個人的には思っているけど、とはいえ大きな会場になればステージセットが明確に変わる。

 

エンタメという観点で言えばそこの面白さは圧倒的なので、東京ドームであればやはり期待はそこである。

 

席としてはスタンド1Fだったが、ステージも肉眼で捉えられるし、モニターもあったので十分に音も視覚も楽しめる場所だった。

 

友人、ありがとう。

 

 

ライブはほぼ時間通りに開始、セットリストの詳細は詳しい人に譲るとして、個人的な感想に終始する。

 

まず演出についてだが、規模に対してギミックはそこまで凝ったものはなく、スクリーンとライティングの組み合わせという比較的シンプルなもの。

 

ただ、シンプルといってもスクリーンの映像は曲によって昔のTV風だったりモノクロだったり、結構細かく調整していてかなり練っているなというのが感じられた。

 

ライティングについても、ステージからのレーザーライトもさることながら、スポットの打ち方、また観客席側にも模様を出したりと、細かいところだが凝っているのが目に見えた。

 

またスモークももちろん使われているのだけど、こちらはむしろブルーノのMCと合わせて目立つ場面が多かった印象だ。

 

そしてパイロン、1曲目で一番使っていたけど、やはりでかい音と炎は見ている側としてもテンション上がるし、派手なので温度感を上がる。

 

ちょっとRamsteinを思い出したりもしたが、それは個人的な問題だ。

 

 

こうした装置的なものもあるけど、何より演出のパワーを生んでいるのはやはり演者だ。

 

当然主人公たるブルーノ自身のカリスマ性みたいなものや華やかさもさることながら、バンドやダンス、コーラスメンバーの存在感もなかなかだ。

 

こうしたファンク・R&B系のアーティストのライブのバンドといえばビッグバンドが当たり前だが、編成は最小限で、コーラス含めて全て男性メンバーという編成だった。

 

昨今の政治的な趨勢も踏まえても珍しいなと思ったけど、言い方はあれだが男子校的なノリがあってそれはそれでよかったよね。

 

 

そして何よりブルーノ自身のスター性、茶めっけやサービス精神もたっぷりで、日本語も交えたMCも伴ってやっぱり好きになってしまう。

 

いわゆるチャーミングという言葉が一番しっくりくるのだけど、観客との距離感も近くて、大きな会場であるにも関わらず親近感が凄まじい。

 

これはちょっとびっくりしたんだけど、完璧なスターというよりは、ところどころに人間味を出してくるのよ。

 

ちょっとした仕草や言葉なんだけど、例えばピンスポットでソロで弾き語りをする場面で「恥ずかしいからスモークを炊いてくれ!w」なんて言って見せるわけだが、そうした所作や言動の一つ一つがチャーミングなのだ。

 

そのくせ歌はめちゃくちゃ上手いし、ダンスすればセクシーさもあって、私のようなものから見てもこりゃスターだぜって思うよね。

 

曲は漏れなくポップだし、方方で聞き馴染みのある曲も多かったが、そんなことは問題なく楽しめましたね。

 

なんならこんなにちゃんと合唱が起こるのか、という驚きもあった。

 

こんなに人気があったんですね。

 

 

正味2時間弱、アンコールを1曲やっての終焉だったけど、とても楽しかったですね。

 

普段は演奏とか楽曲そのものへのフォーカスになりがちだが、大きな会場ならではの演出だったり観客を含めた空気感だったり含めて、個人的にはなかなかない体験なのもよかった。

 

今日が最終日だと思うけど、「またすぐに戻ってくるよ」とか言っていたので、単なるリップサービスか、あるいはサマソニあたりのヘッドラインもあるのかなとか思いつつ、いい体験でした。

 


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ライブ初めはオルタナ系 ーRAY とmouse on the keys

今年のライブ始めとて、この日に2つ詰め込んだ。

 

最近自転車に乗るようになって、基本的には3時間以上は乗っているので、他の予定を入れるとタイトになりすぎるのだ。

 

なので、明日がっつり走ることにして、今日はがっつり他の予定を入れることに。

 

元々Mouse On The Keysのチケットは取っていたのだけど、昼間だったのでRAYのライブも行くことに。

 

気づいたら結構足運んでいるのだが、しょっちゅうやっているし家から近いのでフラッと行きやすいのよね。

 

 

そんなわけでまずはRAY。

企画ライブに定評のある?彼女らだが、新春1発目ということで、前半後半の2本立て。

 

前半は通常ライブ、後半は巫女の衣装でのおめでたライブとのことで、合計60分だ。

 

今回愛海さんが体調不良ということで残念ながら欠席、4人でのライブだった。

 

1曲目は”津軽よされ節”ということでおめでたい感じでスタート。

 

個人的には巫女衣装での方がしっくりきたのでは、と思いつつ、ダンスは愛海さんのポジションを空けた状態だったので、最初のポージングで内山さんは片足立ちで頑張ることに。

 

以降、前半は割とシリアスめな曲が並び、タイトル通りガチライブ。

 

シューゲイザー色満載なセットリストで展開し、ラストは”火曜日の雨”。

 

すっかり馴染んできた感もあり、それでもdowny色満載なのでなんか不思議な気分だ。

 

衣装チェンジで少し待ちがあるも、程なく登場。

 

今度は明るい曲中心だが、1stからの曲が多かったですね。

 

”moment”もやったんだけど、この曲は最近なんか好きなんですよね。

 

ちなみに”ジェネレーション”もやっただけど、私は生で観たいのは初めてだったが、噂のジェネ顔も無事拝見できました。

 

こういうアホさは好きですね。

 

短いながらに楽しいライブでした。


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続くはmouse on the keys、単独は久しぶりだ。

銀盤のメンバーが脱退、その後新規加入してから私は初めて彼らを見るのだけど、今回はこちらも2部構成。

 

前半は新曲のみの30分のショートセット、後半はこれまでの曲も含めた通常ライブだ。

 

ぶっ続けのライブも徐々に空気を高めていくという意味でもいいのだけど、パッケージとして組んでいるのも悪くない。

 

間の待ち時間1時間が気になるところだが。

 

 

まずは昨年リリースされた新譜で構成された第1部。

 

かなり実験的な作品で、音源も丁寧な録音ではなくライブ演奏のそのままということでラフな仕上がりだったわけだが、やはりライブになると全然迫力も違うし、実験的すぎないかと思った音源もまごうことなきマウスの曲であった。

 

まあ、実験的であることには変わりないんだけどね。

 

ちなみに新メンバーでのライブも初めましてだったが、違和感なくすっかり溶け込んでいる。

 

この日会場限定でライブ音源も販売されたのだけど、昨年のタイのツアー時のものらしい。

 

それはともかく、30分と短い時間ながらマウス節は健在だった。

 

 

ここから中休みに約1時間半だ、長いな。

 

 

しこうして後第2部、今度は往年のセットリストの久しぶりライブだ。

 

ギター、サックス、Voのサポートを入れての編成で、セットリスト的にはベスト的な内容。

 

川崎さんのドラムも健在だが、以前よりも円熟みといった印象だ。

 

一時叩き過ぎってくらいめちゃくちゃ叩いていたが、それも落ち着いてきた。

 

確か体調も少し崩していたかと思うが、だいぶ回復したようだ。

 

時間は70分くらいだったが、MCでの川崎節も健在、ロン毛になって風貌はよりアーティスティックになったが、メンバーが変われど激しさとクールさは健在だ。

 

演奏中メンバーで顔を見合わせながら笑顔を見せるシーンも度々あり、バンドとしての状態もいいのだろうな。

 

今年は活動も活発にやっていくようなので、また続報を待ちたいところだ。


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と、私のライブ初めはずいぶん位相の異なる二組で幕を開けた。

 

今年は来日も多いし、イベントも盛りだくさんなので、楽しんで過ごしたいものだ。

小休止218「Super Loudのあとで」

年明け早々にえらい震災が起こっておりすでに穏やかではない世の中だ。

 

日本社会ってやつが大きく変革期を迎えているのかなと思う。

 

図らずもいろいろなものが繋がって感じられる瞬間はしばしばあるものだが、それにしてもその頻度がここ数年、関東の震災以降だろうか、ずいぶん多いように感じてしまう。

 

個人的な人生における重要な局面になっているから、単にそれまで以上にあれこれが気になるというだけかもしれないけど。

 

いろんな情報が飛び交っていて、表に出てくる裏の事情とやらの本当の裏側みたいな話をたまに伝え聞くときがある。

 

結局どれが本当なのかがますますわからなくて、そうなると逆に開き直るような態度にもなるものだ。

 

普通に人生を過ごす限りにおいては気にする必要のないことの方が圧倒的に多いし、詰まるところ関係のないことも多い。

 

だけど無視はできないし、かと言って何もできないし、ちょっとした虚しさに見舞われるようなこともある。

 

それを気にしたくないからあれこれやってみたりするんだけど、そのことで逃げられるストレスもあるから、適度に気にしない態度はやっぱり大事だ。

 

そんなにたくさんのことをカバーできるほどの力もないしね。

 

 

今年は30代最後の年になるのだけど、恥ずかしながらこうやって書いていることや考えていることが、私は20代から変わっていないし、ものによっては10代の頃から変わっていないこともある。

 

成長しないなと思うけど、ただ社会的なところではちゃんとしているから、ただ単にスキルとして処世術を身につけたんだなとは思うよな。

 

結局人は本質的には変わらないのだろうし、その変わらなさを適宜誤魔化しながらうまくやっていくものである。

 

皮肉とかではなくそういうものなんだよね、社会ってのは。

 

別にそういうあれこれも、たまにめんどくさくはなるがそんなに嫌いじゃないし。

 

それなりに楽しくやっているから。

 

 

聴いている音楽についても、最近ちょくちょく振り返ってみるのだけど、年代ごとに傾向が少しずつ違うのも面白い。

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今の私がグッとくる音楽も昔より幅が広がったが、特に歌詞についてはやはりアナログフィッシュTha Blue Herbが強いのよね。

 

特にアナログフィッシュの歌詞は何気ない言葉の中にじんわりと滲み出てくるような描写が本当にすごいなと思う。

 

現在新作のレコーディング中らしいので、今年の近い内のリリースが期待されるが、すでに曲自体は割とライブでも演奏されているし、配信ではリリースされている。

 

その1曲が”Super Loud”という曲だが、タイトルに対して曲自体は割とゆっくり目だ。

 

ギターの音が特徴的だが、何よりここで歌われるスーパーラウドがなんなのか、というところを考えてみると、自然災害とか人外の力による惨事みたいなものかなと思っている。

 

冒頭に書いたような自分の心情や世界情勢にもリンクするところがあるように思えて、こういう表現が下岡さんは本当にすごいなと思う。

 

ともあれ、最後はそんな大災害・大惨事を乗り越えることでポジティブに転がることもある、というような表現で締められているのも素晴らしいところだ。

 

現実はそんなにノー天気じゃないし、その先に行けないことだってあるわけだから逼迫した現実をまずはなんとかしないといけないんだけどね。

 

今年1年の過ごし方が、私の40代を決定づけるのだろうなとは思っているので、勝負の年と思ってやっていく次第である。


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23年締めのライブ ーLillies and Remains とTha Blue Herb

12月も間も無く終わる訳だが、個人的に恒例となっている年末ライブも残すところ後一つ、となるはずだったが、急遽差し込まれたありがたい報せによりそれが増えた。

 

昨日がまさにその日だったが、Lillies and Remainsが、対バンだがこの年の瀬にライブをやるとな。

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どうやら中国のポストパンク系のバンドの日本ツアーのサポートとしてらしい。

 

全く知らないバンドだし、なんなら中国のバンドってどんなだろうと。

 

ともあれリリーズ観たいので行くことに。

 

会場は個人的には初めましてだったが、どうやら老舗らしく年季が入っていた。

 

中国の人らも散見されて、都内在住のファンだろうか。

 

 

まずは彼らからなんだが、ベースは高松さんだ。

 

事前に宣言していたが、今回はポストパンク系の曲メインにやりますと。

 

その通りダークなフィーリングとソリッドなギターのキレッキレな曲が並ぶ。

 

2曲目で早速"Fake"をやったのは上がったな。

 

音響のせいか、いつもよりベースがデカい、そしてボーカルはいつになく背後で響くような感じ。

 

元々シンガロングな曲じゃないので大して気にもならないが。

 

割と代表的な曲を新旧織り交ぜたセットリストで、何曲かレア曲も披露された、短いながらにファンには嬉しい内容だった。

 

時間的には40分くらいだったが、思ったより曲数もやってくれて嬉しかったね。

 

なんやかんや音のバランスも良くて、照明も明滅のさせ方も曲に合わせてやってくれていて、ここのスタッフさんセンスいいんだろうなと思ったりもしながら。

 

 

そしてLur:、先にも書いたが完全に初めましてだし、正直本当にイメージがつかなかった。

 

中国の音楽て伝統的な例のやつ以外イメージがなくて、ましてロック的なイメージ自体がない。

 

韓国についてはヒョゴというバンドがいっとき話題になったから、こんな音楽やっているのがいるんだなんて思ったくらいだ。

 

ましてリリーズを呼ぶくらいだからポストパンクとな。

 

どないや?


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こないやった。

 

バンドはギター/シンセ/ヴォーカルと、ベース、ドラム/コーラスの3人組、セットの組み方と佇まいはちょっとBorisを彷彿とさせる。

 

曲も重心が低く、かなりダウンテンポでずっしりしている。

 

ヴォーカルはおそらく中国語なんだが、そもそも低音でボソボソスタイルなので何をいっているかわからないが、そんなことよりもおそらく初来日のライブでこのセットリストはなかなか攻めている。

 

動画に載せたようなアップテンポな曲は結構中盤以降で演奏していたが、そこまでよく溜めたなと。

 

しかし、かなり盛り上がっているようなので、現地でも結構人気あるバンドなんだろうな。

 

正味1時間くらいだったが、思った以上によかったですね。

こちらは終演後の公式によるワンカットだが、左でKENTと肩を組んでいる長髪がベース、その後ろがドラムだ。

 

そして右端に真顔でいるのがギターだが、高松さんと二人だけなんか逆に面白い。

 

もはや左右で違うバンドになっている感じがするな。

 

ともあれ、どちらもいいライブだったので、あっという間であったね。

 

今年はアルバムがリリースされて、ツアーもあって、そしてこの年末だ。

 

最近ライブ動画をアップしたりもしているので、来年ライブ音源とか出ないかなと期待である。

 

 

そして毎年恒例。

昨年の時点ですでに決まっているとMCしていたが、無事開催である。

 

実はライブ2週間前に肺炎に罹っていたことがラストの方のMCで語られたが、無事にきてくれて本当によかった。

 

もはや定番となっている2時間半、33曲の超ロングセットだ。

 

今年ソロアルバムだけでなくシングルもコラボで色々出しているので、セットリストは充実してきている中で何をやるかだ。

 

鉄板セットはやりつつ、まさか割と序盤で”Yearning”も披露されてびっくりした。

 

割合としてはやはり直近の作品からが多かったが、今回はなんと”スクリュードライマー”も。

 

あの野音以来になるわけだが、やっぱり上がるよね、この曲は本当にかっこいい。

 

セットリストもさることながら、今回驚いたのはかつてなくコール&レスポンスが発生したこと。

 

すでに定番になっているものもあるにはあったが、何曲かで発生して、そしてラストの方ではBossが煽るような場面も。

 

私が彼らを聞くようになったのは10年かそこら前だが、当時からは想像できない世界だ。

 

でも、以前にも書いたがここ何年かのBossは明らかに表情が柔らかいし、以前のような刺々しさみたいなものがなくなった。

 

それは表情だけじゃなくて、”スクリュードライマー”のラップも音源当時のものは向こう見ずな自信みたいなものが迸っているテンションもリリックとマッチしてカッコ良かったわけだが、そうした感じはさすがにないからね。

 

だから違う味わいにもなるんだけど、年々それが加速していくよね。

 

途中のMCで今年亡くなったチバ・ユウスケについてもコメントをしていたけど、彼自身2週間前の肺炎もあって、色々思うところはあるよね。

 

MCの内容も変わってきている。

 

でも一方で、直近出した曲についても語っていて、そういうところがBossだなと思う。

 

面白かったのは、普段の彼の仕事論みたいなものも饒舌に語っていて、なるほどなと思うところもたくさんあったよね。

 

ともあれ、お客さんのノリも良かったし、いつもより女性客も多かったように思うし、少しずつ次のフェーズになってきたんだろうな。

 

結構その時々のメンタルによっても響き方が変わるのだけど、今はすごくヘルシーマインドなので、こういうテンションとがっちりハマって素直に楽しめた感じだったね。

 

 

今年はこれでライブ納めである。

 

来年も年明け早々からすでに予定を詰め込んでいるので、今から楽しみだ。

 

年末年始休みも短いのだが、最大限遊び散らかそう。

 

良いお年を。


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