音楽放談 pt.2

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こっちとそっち -Moools

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最近ようやく懐具合が落ち着いたので、久しぶりに飲みに行ったりしている。

といっても私の場合1人飲みが多く、近所の居酒屋でちびちびやっている。

変に気を使うこともなく、音楽を聴きながら適当にやっているのは気楽でいい。

ストレス発散、などというほど大げさなものでもないが、なんだか落ちついていい塩梅だ。

一方で最近は誰かと話しながら飲むことも昔ほど煩わしくもないし、気の合うやつであれば好んで一緒に飲むことも増えた。

願わくばもっと近しい存在があれば、なんて思うこともあるが、まあそれは今は見ないことにしないと。


で、昨日も1人で居酒屋で飲んでいたのだけど、そこで流れてきたのがMooolsの1stアルバム。

流れてきたっていうのは私のiPodからの話である。

彼らの音楽は地味、というと語弊があるかもしれないが、いわゆるキャッチーな音楽性ではない。

といってもこのアルバムの曲はポップな曲が多いと思うし、肩の力の抜けた世界観も伴って素晴らしいのだけど。

彼らの曲はAメロBメロサビ、みたいないわゆるJ-POP的な感じではなく、どちらかといえば洋楽的な曲の構成なので、余計にそこまで大きく売れることは難しいかもしれない。


そんな彼らの楽曲の中で、このアルバム収録でファン人気も高いのが”線を引けたら”という曲があるのだけど、この曲の風情は実に1人飲みにぴったりだった。

「傘を盗めば帰れるけれど、なんだか君に聞かせて笑って欲しくなって、笑ってしまう」という一節が非常に印象的である。

全体として、いろんなシチュエーションの中で少し遠くの景色を思い出すような曲だと思うのだけど、その感じがなんともいいのである。

幸せと寂しさの間、みたいな感じがしっくりくるなと個人的には思っている。


その他にも適度なゆるさとたまに切なさとが詰まったこのアルバムは、夏場にもぴったりである。

知名度なんて全然ないと思うけど、こういう音楽に耳を傾けるのも、いいですよ。

なお、今回このアルバムの曲の動画が見つからなかったので、ヴォーカル・酒井さんの謎の動画ネタを掲載。

不思議な人だ。