音楽放談 pt.2

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若手が続々と - The Internet

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最近本当に休日にやることがなくて、何をするでもなくうろついている。

家にいても暑いし、冷房の効きも良くないので、カフェで本なぞ読んだりして。

家にいるよりは街中の可愛い女の子たちを見ながら保養をしつつ、でもそうして見ているばかりでなく本当に、いやマジで彼女の1人も作らないとまずいよな、と思いつつなんだか億劫なのはなんとも情けない限りだ。

今日はコーヒーを飲みつつ、音楽を聴きつつ読んでいたのはオーケンのエッセイ。

私の人生にある意味で多大な影響を与えたオーケンであるが、こうして彼の本を読むのは実に何年ぶりだ。

高校生の頃はラジオも聴いていたし、小説もエッセイもCDも聴いていて、そこから得た情報に端を発し今のような音楽好きに発展したという経緯がある。

その意味でも非常に私にとっては大きな存在なわけであるが、ここ数年は離れていた。

理由は、そうした高校時代の自分を呪っている時期があったからだとか、他のものに夢中になったからだとか色々理由はあるけど、変わらぬ彼の筆致を読むにつけ、やはり懐かしく、面白く、こういうのも悪くないな、なんて思って楽しんでいるわけである。

今日も大衆カフェで人ごみの中で1人読みつつ、音楽を聴きつつ。

彼の著作を懸命に読んでいた10代の頃と変わったのは見た目と年齢だけかもしれない。

あ、整形はしてないですよ。


で、そんな思い出半ばの本を読みつつ聞いていたのは先日購入したThe Internetの1stアルバム。

一部では話題になったが、世間的にはまだまだ認知度なんてものはないだろう。

かくいう私もあまり詳しいわけではないが、彼らはOdd Futureの1味である。

アメリカのHiphop界隈を中心に何かと話題で、Tylor, The Criatorを中心に彼らの活躍は注目を集めている。

数年前にR&B的な音楽が日本の音楽誌を騒がせたFranc Oceanもその一員だ。

Internetもその一軍として注目を集めていたが、私もようやく聴くに至った。


そんな彼らの音楽はどんなか、というと、これまた何といったものか。

そもそもブラックミュージックを聞くようになったのも最近の私にはその辺りの知識が薄いため、人の言葉を借りるしかないのだけど、いわゆるR&Bとかソウルとか、そう言ったところになるようだ。

最近D'AngeroとかEryka Baduとかも聴いているけど、その辺りともちょっと違う。

トラック的にはOdd Futureらしくヒップホップ的な感じである。

しかし、ヴォーカルラインは確かにそういった歌メロ系ブラックミュージック的であると思う。

めっちゃメロいディアスなヴォーカルラインなのである。

そのくせトラックはヒップホップ的なビート重視というのかな。

これは正直思っていた以上にかっこいいし、いわゆるネオソウル的チル感もありつつ、そのバランス感覚が素晴らしい。


ちなみに画像はジャケットなのだけど、メインヴォーカルは最前列の白Tの女性である。

そう、この子女の子なんですよ。

こんないかつい外観のくせに、声はなかなかスイート。

このジャケットを見ると、一体どんないかつい音楽や、と思うが、超スイート、めちゃくちゃ心地いい感じなのだ。

そんな馬鹿な、とそこでもショックを受けてしまった。

ちなみにこの子は23歳、トラックを作っているのは27才だとか。

若い才能がどんどん出てきている、ていうか自分より年下のアーティストが増えていくと、やっぱり年月の流れを感じるよね。

切ないけど。


ところで、喫茶店で隣にいたのは大学生カップル。

どうも医学系の学生らしいのだが、2人揃っポケモンGoとやりつつ、勉強に身が入らないことを嘆いている。

私もそろそろ自身の健康を気にしなくてはいけない年齢になってきたわけだが、ひょっとしたら将来彼らに自分の命を委ねる日が来るのかもしれない、などと思うと、こんな大学時代にポケモンGOなんぞにうつつを抜かしている奴らに委ねなければならないのか・・・と思うとなんだか切ない。

きっと将来ベッドの上で「あ、そういえば、君たちはあれか、ポケモンGOに夢中だった口か?」などというほのぼのトークを交わすのだろうな。

そこで「そっすね、当時は勉強との両立が大変だったす!じゃ、麻酔いっちゃいますね」とか言われたら、もうしょうがないかな、とか思うんだろうな。

それは冗談にしても、着実に私から見ても若者という人たちが世の中に台頭し始めているんだな、なんてオーケン本を読みながらささやかなノスタルジーとともにフューチャーを見たのであった。

そんな日曜日。