音楽放談 pt.2

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勿体無い来日 -The Shins

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来週開けには数年ぶりのFeistの来日公演がある。

会場は赤坂Blitzだが、チケットはちゃんと売れているだろうか。

このあいだのBlood Orangeみたいなことにならなければいいが。

これから半年くらいは結構来日系も多くて、大物、新人双方に来日がある。

大物といっても、ジャスティン・ビーバーみたいな売れ方はしていないけど、The xxのような今まさに旬なアーティストや、The Internetのようなとんがったもの、Tera Melosのような超マニアックなやつまで。

ちなみに会社でDJが好きなやつがいて、彼自身もやっているのだけど、Dj界では神とも言われるような人が今週末来日しているらしい。

そっちのジャンルは全然わからないのだけど、いずれにせよ今年は豊作だ。

一方でまだデビュー間もないThe Amazonsというフジロックでのライブが非常に好評だった新人バンドも年明け頃に来日するらしいが、多分苦戦するだろう。

私もライブは見て、確かに勢いもあるし曲も悪くなかったけど、実は盛り上がっていた多くは外国人だったし。

場所はクアトロだが、チケット代が5,800円と他の中堅以上のアーティストと同クラス。

日本人のサポートもつくのかもしれないが、いずれにせよ単独で集客できるほど日本では話題にはなっていないのではないだろうか。

そうなると、言ってしまえば高いのである。

せっかく来日するのだから、まずは収支を取るよりもしっかり売り込むような動きの方がいいと思うのだけど。

それこそVelvet Teenみたく、日本人バンドと同じくらいのチケット代で全国を回るくらいの覚悟はいるだろう。

まあ、これはプロモーターの問題だと思うけど。


で、今月末にはThe Shinsも単独で来日する。

場所はクアトロ、チケット代6,500円と会場規模から考えるとやや高めだが、バンドのランクで言えば妥当だろう。

もっとも日本ではやはり2000年代後半のインディロックを好んで聴いていた人には嬉しいニュースだろうが、そうでなければマイナーバンドという位置付けは変わらないだろう。

確か前回の来日はもう5年以上前のフジロックではなかったかと思う。

当時はまだ私は聴いていなかったけど、その後聞くようになって、正直言ってそこまで好きかと言われればそうでもないし、熱心に聴いているわけではない。

だけど、彼らの曲は実に穏やかで優しいメロディが素晴らしく、ちょこちょこ聴いているのでこの機会には見ておきたいわけである。


初めに聴いたのは当時の最新作だったと思うけど『Wincing The Night Away』だったが、このアルバムがめちゃくちゃよくて、それ以来アルバムを買っては聴いている。

まだ今年出た新作は買っていないし、最近ちょっとご無沙汰だったけど、来日もあるので改めて聴いている。

ん~、やっぱりいいですね。

強烈に何かを残すという感じではないと思うけど、しっかり残っているのである。

それこそThe Nationalらと同じ頃に台頭してきた頃だったけど、彼らに比べても音楽的な評価は遜色なかったはずだ。

もともとバンド編成だったのが、今は1人だけになったらしいけど、ともあれいい音楽を作っているので、ぜひ聴いて見てほしいんだけどね。


最近自分がアーティストの来日にはチケット代が多少高くても積極的に行くようにしているのだけど、それもこれもこの機会を逃したらもう来ないのではないかという危惧によるのである。

悲しい危惧だ。

The Amazonsにはそんな思いはしてほしくないが、残念ながら私は行かない。

だけど、20代前半で6000円弱のチケットをポンと買える子もそうはおるまい。

20代前半の彼らには、やはり同世代のファンあってこそだと思うんだけど、プロモーターは何を考えているのか。


ともあれ、今月の来日を楽しみにしている次第である。

 "Phnantom Limb"