音楽放談 pt.2

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この声が -Feist

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急にまた寒くなっちゃいましたね。

ほんと、いつでも季節の変わり目は急にやってくる。

こうなると染み入る音楽も変わってくるんだけど、この間中古で買ったスマパンの『Piceis Escariot』がなんだかよくて。

彼らに限らず、ややセンチメンタルさのある曲がしみるのである。

フォーキーな感じもいいよね。


こんな季節に改めておすすめしたいのがFeist、いよいよ来週月曜日に来日を控えているわけだが、多分チケットは苦戦しているのではないだろうか。

だがしかし、知らずに見逃すのはもったいない。

個人的なおすすめ曲を紹介して、ぜひ少しでも興味を持ってもらいたいところだ。


まずはこちら。


1stフルアルバムの『Let It Die』の1曲目”Gatekeeper”。

彼女の初期作はこうした静かな曲が中心で、故に彼女のややハスキーながら透明感のある声が実に素晴らしい。

それを存分に堪能できる名曲だ。

この曲を聴きながら夕暮れ時にポケッと過ごすと、えも言われぬ幸福感に包まれる。

もともと私が彼女を聞くようになったきっかけはBroken Social Sceneだった。

そのきっかけになった曲がこちら。


"Almost Crimes"。

ソロとは違いロックな曲で激しく踊りながら歌っているが、もともとはPeachesらとつながりがあり、パンク系バンドで歌っていたらしい。

このハスキーさはその時の無茶がたたった、わけではないだろうけど、この中でもしっかりと存在感を示している。

BSSの近作でもこの手の曲はなかなか聴けなくなってしまったが、この曲で妙に声が印象に残ったんですね。


話をソロに戻すと、1stにはやっぱり名曲満載で、この曲も素晴らしい。


しっとりとした大人な雰囲気をたたえた"One Evening"。

ムーディ歌謡曲のような感じもあって、日本人にはやや懐かしさも感じる曲ではないだろうか。

いやでもほんと、いい声だ。


正直私に取っては、とにかく聞いていて心地よくて仕方ない声なので、とりあえず曲をペタペタ貼って行こう。

"Secret Heart"

"Tout Doucement"

もともとフランス系なのか、こうしたフランス語の曲もある。


続いては2ndにして一躍世に出た『The Remainder』から。

"My Moon My Man"

ちょっとロックな曲調だがミニマルな展開もグッド。

"Past In Present"

私の現在は過去からできている、というとてもポジティブな1曲だ。

そして有名なのはこれ。


iPod nanoのCMにも使われて、この年のグラミー賞にもノミネートされた1234”。

若い頃の恋を思い出して、クスリと微笑むような大人のラブソングだ。

これがわからない人には一生彼女の良さはわからないかもしれないが。



3rd『Metals』からは少しアルバムの雰囲気が変わって、歌よりもアレンジに重きを置いたような曲が増えている印象である。

その中でも比較的メロディアスな"Comfort Me"。


一方でややメタリックな"How Come You Go Never There"。

ん~、でも、やっぱりいい声だ。


そして今年出した新譜はさらにとんがっていたね。


4thアルバムのタイトルトラックでもある"Pleasure"。

さらに重たい曲比重が大きくなるが、それでもやっぱりこの声があればそれだけで違う。


ソロだけでなく、最近のBSSのアルバムでもガッツリ歌っている。


"Hug Of Thunder"。

そのほかの女性ヴォーカルももちろん素晴らしいんだけど、やっぱり彼女の声はズバらしい。


来日公演は実に数年ぶり、これを逃せば次はいつくるかもわからないので、時間があればぜひ足を運んでほしい。

絶対に素晴らしい空間になるし、後悔はない体験になるはずである。

ぜひ。