音楽放談 pt.2

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3月のライブまとめ

今月前半は体調不良でなかなか不自由を食らったが、後半は復活。

 

趣味を謳歌するべくライブにもいくつか。

 

最近都度都度書く時間もなかなかないので、まとめて書いてしまうのよ。

 

20250316_超情緒大陸@新宿Loft&Mars

日曜日は新宿のライブハウスを使ったJYOCHOの企画イベント、超情緒大陸へ。
 
彼ら自体がマスロック系とあって、その手のアーティストを軸に交流のあるバンドを呼んだスモールながらなかなかコアなイベントだ。
 
私は今回はRAY(Band set)とLITEを目当てに、あとは順繰りとステージ順に観ようかしら、という緩いスタンスで向かった。
 
昼からだったので、せっかくなので最初からみようといさんで飛び出した。
 
外はまぁまぁの雨だった。
 
 
会場は新宿のLoftとMarsの2ヶ所に渡ったのだけど、私はどちらもかなり久しぶりに足を運んだ。
 
と言いつつ雨も降っていたので結局ずっとLoftにいたんだけど
 
本当は初っ端はMarsの方へ行こうと思っていたんだけど、リストバンドの交換がLoftだったので移動が面倒になって位にしまったのだ。
 
まぁ、ほとんど初めましてのバンドだったしね。
 
 
そんなわけで、メインステージのトップがRAY、それまではサイドステージのトップアクトを見る。
 
ゆうさり(合奏)というソロアーティストだったが、ライブではベースとドラムのサポートを入れてのバンド編成であった。
 
普段はアコギでの弾き語りなのだろうか。
 
冒頭は穏やかな曲でスタート、それこそPredown的な感じなのかしらと思ったが、中盤以降はノイジーだったりラウドだったりと、かなりアグレッシブ。
 
速くはないけどなかなかロックじゃないか。
 
Predownとは違うがこちらもオルタナな感じだ。
 
ドラムもサポートながらかなり弾けているし、他方でベースの子は静かにリズムを刻む。
 
しばしばお互いに顔を見合わせながら楽しそうに音を合わせている姿が印象的であった。
 
こういうインディな存在を見られるのもこの手のイベントの面白みである。
 
ちなみに、関係者スペースでは内山さんが観に来ていた。
 
 
ゆうさりが終わるとステージを移動、既に結構入っており、観ると結構女性客も。
 
世間的には地下アイドルという存在なので、普通であればなかなか目に触れにくいだろうけど、イベントなら仕方ない観るか、という層も一定いるだろう。
 
何かのきっかけになるといいよね。
 
ちなみによく大塚にいるオタク達もちゃんといた。
 
なんとなく覚えちゃったよ。
 
ともあれ、バンドセットは久しぶりだし、この手のイベントで見るのは初めてなので、アウェーでどう響くだろうか。
 
バンドチームはいつものメンバーだ。
 
 
ライブはいつも通り"Overture"でスタート、バンドセットなのでシューゲイザー的なハタさん曲が中心である。
 
毎回思うけど、オケとか演奏がアイドルの割にバカデカすぎて、特に序盤は歌が聞き取りにくいのが勿体無い。
 
ただ、この辺りは彼女達の特徴でもあるので悩ましいとこだ。
 
それにしても、本当に音でかい。
 
バンド演奏はさすがの鉄壁ながら、愛海さん不在の4人でのパフォーマンスもさすがである。
 
序盤は割とシリアスな表情で、ザ・アイドルソングよりもロック的な場を意識したような内容だった。
 
どこまでがオタクでどこまでがそうでないか明確にはわからなかったけど、割とみんな素直に楽しんでいたのではないだろうか。
 
 
ところで最近色々楽曲派と呼ばれるアイドルの曲も試しに聞いてみたのだけど、そこであることに気がついた。
 
多くのグループだと、特にサビではユニゾンで歌うことが多く、個々のソロはメロ部分であるような振り分けが多いけど、RAYはほとんどのパートを個々で歌い回している。
 
この辺りもこだわりなのだろうか。
 
他のグループも知るとそういう相対化もできるのでまた新鮮かもしれない。
 
 
それはさておき、今回はバンドセットでは聴いたことのなかった曲も結構聴けたし、"世界の終りは君と2人で"はやっぱり必殺的な曲だし、"Butterfly Effect"の多幸感はアイドルらしく、音楽的にも代表曲になっているよなと思う。
特にこういうアウェーなところでほどその歌詞の内容も活きてくるしな。
 
会場では海外のオタクニキも盛り上がっていた。
 
そして終盤では常連オタク達が叫んでいた。
 
めちゃ近くで叫びまくっていたが、やっぱりなんて言っているかわからない。
 
ともあれ、しっかり爪痕を刻めたのではないだろうか。
 
それにしても、こうして色んなアクトが出るイベントで観ると、やっぱりアイドルって可愛いのな、と思う。
 
 
次は諭吉佳作/men、昨年のシンクロニシティで観て以来だ。
 
打ち込みトラックで歌うソロアーティストだが、非常に独特な音楽であった記憶だ。
 
サイドステージの方だったが、人が溢れており満杯状態、辛うじてステージが見える程度のところから観ていたのだけど、正直音響の問題もあってあんまり浸れなかったな。
 
曲は割と穏やかなラウンジミュージック的な感じのものが多かったと思うが、スピーカーが小さいし、後方なので届きづらくてね。
 
 
少し早めに会場を後にして、Cinema Stuffへ。
 
名前はもちろん知っていたし、ギターの辻さんはかつてThe Velvet Teenを招聘するにも一役買ってくれており、ライブではギターも弾いていたのでちゃんと印象にも残っている。
 
それでも彼らを聴いたことがなかったのは、その音楽性がゆえだろう。
 
せっかくなので聴いてみようとね。
 
今回初めて知ったのだけど、アニメのタイアップとかもやってたんですね。
 
会場はかなりパンパンで、こんなに人気あるのは知らなかった。
 
曲自体は、なるほどかつての所謂残響系である。
 
聴けばそれとわかるのってある意味すごいよな。
 
ボーカルはいい声で歌ってたのが意外だったし、激しいギターながらかなりポップな感じなんですね。
 
人気なのはわかるな、とは思いつつ正直好みではなかったので休憩がてらサイドステージへ。
 
 
いくと次のアクト、ねおちがリハ中。
 
ねおちってアイドルだったのね、加えてJYOCHOの人がプロデュースしていたんですね。
 
而してのち始まったのでせっかくなので少し見てみる。
 
音楽的にはなるほどJYOCHOの人らしくマスロックぽさもありながら、全体的には穏やかな曲調で、たまたまセットリストの問題かいわゆるアイドル的な感じでもない印象だ。
 
1人非常に特徴的な歌い方の子がいたな。
 
ただ、すでにちょっと疲れ始めていたこともあって、少しみるとまたメイン会場へ移動してLITEを待つことに。
 
 
LITEもめっちゃ久しぶりで、アルバムのリリースツアー以来だ。
 
武田さんの髪型がおしゃれになっている。
 
会場は流石の満杯状態だったが、いつの間にかかなり女性客も多く、2nd来のファンとしては彼らの受け入れられている感じがなんだか感慨深い。
 
今回のセットリストは新譜の曲を中心としつつも、いわゆる短尺のベスト的な内容であったが、まあいつ見ても意味不明なくらい早い。
 
どの楽器もバッチバッチに主張しているし、そのくせ曲はちゃんといいし、かっこよかったよ。
武田さんが歌うのももはや当たり前みたいになっているし、打ち込みもループもなんでもござれ。
 
すごかったよ。
 
”Bond”はもはやアンセムになっている。
 
インストだぜ?それであんな盛り上がり方するバンドあんまり見たことないよ。
 
ほんと、ポップと先鋭のバランスが本当に抜群だし、複雑なことをやっているのにロック的なダイナミズムのおかげでパワーが1mmも落ちていない。
 
すごいバンドになったものだ。
 
 
そんなわけですっかり満足した私は、他にもみようかしら・・・と思っていたが帰ることに。
 
帰って酒を飲みながら素敵な夜は更けていった。
 
全部観たわけではないけど、いいイベントでしたね。
 
定期的にやっているみたいなので、ぜひ継続してもらいたいところだ。
 

3/17_Luby Sparks ワンマン @www x

翌月曜の夜は念願のLuby Sparksの単独だ。
 
彼らをがっつり聴くようになったのはここ1年で、その間にライブは1回しかいけていない。
 
絶妙に都合が合わなかったりしたのよね、そんな中でようやくのワンマンである。
 
これまでは割と小さな会場でみることが多かったので、WWW Xくらいそれなりの広さで音響もしっかりしている会場なのは嬉しい。
 
ステージはシャンデリアが吊るされており、彼らの世界観を表現している。
 
メンバーが登場するとみんな黒を基調にした衣装で、Erikaさんはゴスな風味のミニワンピ?に白のロングタイツ、可愛いな。
 
ボーカルを取る2人を軸に5人が居並ぶバランス含めて、彼らにも美学を感じるよね。
 
 
そしてライブスタート、1曲目は新譜の"Broken Headphones"でスタート、あのギターや。
 
今回ライブで改めて感じたのは、彼らはやっぱりバンドどということである。
 
メディア露出や美人のボーカルなど、アイコニックな存在が強いと、一歩間違うとバックバンドみたいな見られ方もしてしまうが、彼らの音楽の肝は当然だけど演奏で、どっしり構えるドラマが中心にいて、ベースが野太く底を支えながら、ノイジーな轟音ギターが空気を使って、その上でボーカルが艶やかに儚げに響いている感じ。
 
要はトータルでLuby Sparksの音楽なのである。
 
個人的には特にSunaoさんのギターがめちゃくちゃ良かった。
 
音響もいい会場なので、響き方も良かったし、音の大きさのバランスも最高。
 
 
で、次には1stから"Spark"も。
 
ライブ中何回も呟いたんだけど、いちいち曲が良い。
 
割と新譜と2ndからの曲が中心ながら初期曲もやってくれたんだけど、シューゲと所謂オルタナサウンドの配合具合が行ったり来たりする感じもいいし、"Depression"みたいなメタリックな曲では打ち込みも使っているし、電子ドラムも打ちながら生ドラムへ切り替えたりと何気に器用さも発揮しているし。
 
ボーカルもペダルで声を加工したり切り替えたりと芸が細かい。
 
歌い方もザ・シューゲなウィスパー系も綺麗に歌い上げるんだけど、個人的には"Stayaway"での歌がめちゃ良かったのよね。
 
彼女はあまり動き回る感じではなく基本的にはマイクとスタンドをグッと握り丁寧に歌うような印象なんだけど、その時はバンドマイクで感情を乗せるような感じも出たのもあるかもしれないが、彼女の声は強さがあるのでああいうはっきりとした歌曲がすごくマッチしていると思っている。
 
そしてベースのNatsukiくんはベース弾いて歌ってつまみもいじってと大忙しだ。
 
時にギター並みにノイジーなベースもかますし、そんなに声が強いわけじゃないけど、何気にコーラスとか楽曲の空気ともバチっとハマっていてすごくいいのよね。
 
彼も天才の類だと思うが、改めてすごいよな。
 
ちなみにリズムギターは正規メンバーが休み中らしくサポートの人だったのだけど、しっかりバンドのカラーも纏っており、ギターもめちゃかっこよかった。
 
 
色んな人の書き込みでもあったけど、曲が良いのは音源でも知っていたけど、ライブは思った以上にラウドで、でも繊細さもあるし、それを表現できるメンバーみんな演奏スキルが高い。
 
会場には外人のお客さんもちらほらいたんだけど、そりゃこんな良い曲やってて見た目も華があってライブもいいんだからフックするよな。
 
 
本編終了後のアンコールは2曲やってくれたが、"Tangerine"と"Look On~"という初期曲で締めた。
 
実は東京での単独も2度目であるらしく、前回の単独でのラストもこの曲だったのかな。
 
そこからのバンドとしての成長を示したような演出だったようだが、まぁ良かったな。
 
ここまで完成されているバンドなので、本当にあとは見つかるだけなのに。
 
早く見つかれ!
 

3/20_RAY愛海生誕、あみみ姫のバースデーティーパーティ@大塚ハーツ

今月ラストはRAYのメンバー、愛海さんの生誕ライブ。

 

9月に開催予定だったものが、体調不良で延期されての今回だ。

 

既に5月をもってRAYの脱退が決まっており、体調の問題でライブの出演自体が不安定な中で、このイベントならみんな揃うだろというわけで。

 

年末のワンマンは私自身が体調不良で行けなかったので、5人揃ってのライブはいつぶりだろうかという感じだ。

 

ともあれ、まずは無事に開催できて良かったね。

 

 

前半のRAYパートは彼女の考えたセトリでのライブだったが、短いながらに新旧バランスよく選曲されており、良いセトリでしたね。

 

私はライブでは初めて聴いた曲もあったし。

 

こうして5人揃うとやはり完全体な感じがあって、歌割りも本来のものになるし、ダンスのフォーメーションもそうである。

 

"世界の終わり〜"のラストのところとか、愛海さんが中心にくるから特にね。

 

 

そして生誕パートではゴスロリドレスに着替えてのティーパーティーイベント。

 

冒頭ではRAYのメンバーも居並んでテーブルにかけての"moment"、会場ファンもみんな座って見るという謎の連携が。

 

それはともかく、歌詞の内容も含めてこの感じで歌うとなんだかグッとくるものがありましたね。

 

そしてそこからカバーを披露しつつ、カゴを片手にフロアに降りてファンにお菓子を配ってまわる。

 

ちゃっかり他のメンバーも現れてもらっていたが、そんなわちゃわちゃも含めてなんだか可愛らしい空間でしたね。

 

終始ニコニコして楽しそうで、最後の生誕イベントとして良かったのではないだろうか。

 

終演後も言葉少なながら少しMCをして、そこでこれが最後の生誕ですが、なんて話をした時にはコットさんはちょっと目が赤らんでいたように見えたね。

 

ともあれ、最後までハッピーな空気で終われて何よりだ。

 

あとはラストワンマンまで、なんとか有終の美を飾れるようにしていってほしいですね。

 

 

それにしても、アイドルとプロレスラーの引退、卒業て、ちょっと似ているなと感じだ。

 

色んな見方があるのは前提として、ともあれ最後はできるだけポジティブにリング、ステージを降りてくれる方がファンとしては嬉しいし、そういう演出をしてあげられる世界だからね。

 

そんなことを考えながら会場を後にしたのであった。

 

 

とまあ、今月もなかなか豊かなライブ体験であったね。

 

個人的にはやはりLuby Sparksのライブは特に印象的で良かったですね。

 

とはいいつつ、私が自らの足を運ぶのはライブのいい人たちばかりなんだけどね。

 

4月はSynchronicityもあるし、引き続き楽しんでいきたいところだ。