音楽放談 pt.2

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It's a "New Worlds" ―Charlotte Hatherley

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先週末、ようやく待ちに待ったCharlotte hatherleyの新譜が出た。

多分DVDとボートラのつくであろう日本盤を待とうかとも思ったが、いつ出るとも知れないものを待つのはナンセンス。

最悪ボートラなんてI-tune storeで買えばいいや、PVは見られるし、どうしてもほしけりゃ中古落ちを期待して、ということで輸入盤を購入。

既にシングルで3曲ほど聴けていたのであるが、どれも彼女の趣味全開といった楽曲という印象であった。

1st的な軽快さの方が色合い的には強いけど、質的には異なると言った印象である。

2nd的な深さもありながら、という意味では非常に期待値は上がる。


で、実際にフルパッケージを聴いてみた感想としては、万歳である。

非常に良い。

個人的にここ数年XTCにハマっているだけに、ギターフレーズとかリズムとか、ヴォーカルメロディとかにその影響を感じる仕上がりである。

一方でヴォーカルも新しい方法を試しているし、アレンジも全般的に前作よりも凝っている感じである。

大きな変化があるかと言えばそんなことはないし、むしろ前作の方がよりパーソナルな部分が出ていたのではないか、という感じもするけど、エネルギーという面では一番強いし、充実感もある。

アルバムとしての統一感もある一方で、曲の幅もある。

今回は10曲と短尺なアルバムであるが、物足りなさはないし、むしろもう一度聴こうというのにちょうどいい。


アートワークも(公式HPのトップ写真も)非常に奇妙で、今までの感じとは全く異なる。

アーティスティックというか、アヴァンギャルドというか、奇妙なというか。

"White"のPVは逆再生で演奏するという非常に凝ったことをしているし、一方で"Alexander"のPVはしっとりとした物語チックなもの。

まあ、「New Worlds」だしね。

曲そのものは後者の方が展開が急激に変わるけど。

前作のボートラの"Sister Universe"みたいな。

キラーチューンと呼べる1曲よりも、アルバム総じてレベルが高い。


と、まあ散々褒めまくったのは個人的な趣向に非常に合致する音楽性であったからであろう。

今の音楽シーンを意識したようなものもあるし、かなり独特な立ち位置として存在できるんじゃないかと思う。

最近は女性アーティストが注目を集める機会が多いが、Lily Allenのような主張の強いタイプではないし、Avrilほどポップチックでもない。

むしろLittle Bootsとか、あの辺りのアーティストとシンパそうである。

もっともシャーロットの方が先だけどね。

まさにクールビューティな人ですね。


ま、ともあれセールス含め、もっと評価されても良いと思うし、売れても良いと思う。

万人うけする曲ばかりでないのは確かだけど、ポップだしね。

それにしても、例え輸入盤のみといえども、どの雑誌でも取り上げてないのが個人的には不満である。

レビューすらない。

こんな充実のアルバムなのに。

まいいや、ともあれ今一度単独来日してほしいもんだ。

前回はLiquidでかなり客入りは厳しかったから、次はDuoでいいから。

いやほんと、来てほしいね。

ちょっとミーハー心もありながら。