音楽放談 pt.2

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罪な耳(Sky Ear) ―At The Drive In

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最近またCDをよく買っている。

今年4月頃から入手した音源を通算すると、中古・新譜合わせて350曲近くあった。

中には貰ったり借りたりしたものもあるから、全部買った訳ではないが、こんなにあったっけ?なんて思ったわけである。

今年は新譜も多いからな。

StrokesにBattlesから始まり、Horrorsも出たし、LITEやVaccines、Sleigh Bells、Gang Gang Dance、Metronomy、TV On The Radio、Bo Ningen、etc

旧譜で言えば、WireNumber GirlAutechre、MIA、Vines、Mute Math、Friendly Firesなど、ん~よく買っているな。

聞きたいものはアレやこれやと相変わらずある訳であるが、やはりタイミングというのがある訳である。

買い時、みたいなものがあるのである。

で、そんな中でこの間買ったのが、今やMars Voltaとして激烈で圧倒的な音楽を展開している2人がかつて所属していたAt The Drive Inである。

日本でこのバンド名を知っている人は恐らくかなりコアなロックファンだろうが、ある理由で一般層にも違う理由で有名になっている曲がある。

恐らく彼等にとっても不本意知名度になっているように思うが、ともあれ名前が知られると言うのは良い事である。


簡単な紹介をすると、アメリカのバンドで、音楽的にはハードコア系である。

ヴォーカルのセドリックはアフロで、ギターのオマーもアフロである。

この2人がMars Voltaなので、Mars Voltaは2人ともアフロと言う事にある。

ちなみに他のメンバーは別にアフロではなかった。

後にアフロvs非アフロで2バンドに分裂するのであるが、理由は音楽性の違いと言う事であったらしい。

本当に音楽性の違いだったのだろうか?

それはいいとして、とにかくその音楽は激しい。

私が買ったのは実質彼等の最後のアルバムになると思うのだが、1曲目からそんなに飛ばさなくても、と思うくらい叫んでいる。

3分くらいで欠陥がキレるんじゃないかと思うくらい。

とにかく言葉の密度も高いし、早口だし、演奏も激烈なので、ハードコアという意味では一つの到達点なのではなかろうか。


で、このバンドの、殊日本に於ける有名な曲と言えば、なんといっても"Sleepwalk Capsules"であろう。

のっけからヴォーカル/セドリックの血管ブチ切れ寸前のハイテンションヴォーカルが聞ける曲で、メロディもあるからポップでかなりかっこいい曲である。

しかし、如何せんこの曲のあるラインが、そら耳で有名になってしまった。

その内容たるや・・・。

このバンドのメンタリティから考えると、正直申し訳ない気持ちになってしまうのだが、そう聴こえてしまうのだから仕方がない。

問題の部分は、歌詞は「Foulty Tower」という言葉なのだが、唄うときにはFo Fo Fo Fo Folty Tower」という感じで唄うので、それが「どどどど童貞ちゃうわ」という風に聴こえてしまうのである。

もはや刷り込みのレベルかもしれないが、仕方ない。


とはいうものの、このバンドの音楽自体はメチャクチャかっこいい。

ブチ切れている。

激情と言う言葉がいかにも似合う音楽である。

それゆえ長時間聞いていると正直疲れるが、ここまでやりきるともはやあっぱれだし、好きな人には溜まらない音楽だろう。

Mars Voltaに通じるところもある一方で、こちらの方が聴きやすさはあるだろう。

活動期間はあまり長くなかったようだが、ベスト盤も出ている。

よかったらそら耳とともに、是非チェックしてもらいたい。

何度もいうが、かっこいいですから。