音楽放談 pt.2

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アングラ万歳! ―Tokyo Style Band

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先日の日曜日にライブイベントへ行ってきた。
 
主に海外を拠点として活動する日本人バンドを一堂に集めたかなり濃いイベントである。
 
6バンド出たのだが、トリはBo NingenとComanechiのダブルヘッド。
 
以下The Novembers、Plasticzooms、ZZZ's、Ningen OKという具合に、まあ聞いたことのない奴らばかりである。
 
それぞれ音楽的な評価は海外含めても高いらしく、こういうイベントもたまにはいいだろうという話である。
 
もちろん目当てはBo Ningenだったわけだが、今回も収穫はありましたね。
 
 
ざっとさらうと良かったのはZZZ's、Ningen OK、Comanechiはヴォーカルの子がのど不調でいまいちだったし、The Novembers、Plasticzoomsは正直今の私のモードじゃなかった。
 
Plasticzoomsは1st時のHorrorsって感じの音楽とたたずまいであったね。
 
で、初見バンドの中ではNingen OKがダントツであった。
 
ドラムとギターのデュオなのだが、ポストロックとインダストリアルとノイズと、みたいな感じで、まさに音の洪水。
 
轟音爆音でゆがみまくりのギター、LITE的な曲の間もありつつ、とにかくストイック。
 
久しぶりにライブでぶっ飛んだね。
 
MC一切なしで静と動を繰り返す。
 
最後の方は何か叫んでるし。
 
こういうぶっちぎった奴は大好きですね。
 
早速CDを買ってしまった。
 
CDで聴くとかなりまともというか、ストイックなマス系ポストロックという印象でしかないので、これはライブで見るべきバンドだなと思ったね。
 
イベントではこういう収穫があるからいいのである。
 
考えてみたらLITE元々はBDB目当てのイベントで見て一気に持っていかれたからね。
 
こういうマニアックな奴ほどコアな奴がいて面白いし。
 
 
ちなみに言うまでもなくライブ自体はBo Ningenの一人勝ちである。
 
すごかった。
 
曲のテンションもすごいけど、ギターのシューゲイザー的な揺らめきと野太いベースが絡み合う瞬間は鳥肌ものである。
 
ヴォーカルの声が特徴的で好き嫌いが分かれると思うが、ライブで聴くとこれこそがエッセンスな気さえするから不思議だ。
 
 
彼らはメンバー全員長髪でヒッピーみたいな恰好をしている。
 
特にヴォーカルの奴は髪型がかぐや姫だし、ドラマーも胡散臭い。
 
実に見た目からしてあやしく、演奏中も奇妙な構えでベースを弾き、肩を釣り上げ顔を突き出しながら弾いたりするのではっきりいって妖怪にしか見えない。
 
しかも思った以上によくしゃべるし、結構ポジティブなこと言っているのがびっくりした。
 
ロンドンを拠点としているバンドとあって、外人の客も多かったけど、モッシュが起こったのは恐らく彼らのときだけではないだろうか。
 
でも、BDBのときとも乗り方が違うのである。
 
とにかく暴れるだけで周りの配慮はない。
 
しかしすぐに疲れてなんだかよくわからない様になっている辺りは、きっとライブのマナーを心得ていないのだろうね。
 
ただ、ほぼインプロみたいな展開を10分近く繰り返したり、ギターの浮遊感も手伝ってかなりトランスミュージックの様も呈していて、これはキマルとやばそうだと思った。
 
それだけのライブをやるのだから、やはり海外での人気もだてではないというわけだ。
 
ちなみにメンバー全員ひょろっと細長いので、ひょっとしたらバンド名の由来は彼ら自身の見た目に由来するのかも、なんて思ったり。
 
とにかくすさまじいいライブで、行ってよかったです。
 
 
ただ、残念だったのはイベントが長すぎてアンコールを見ることができなかったことである。
 
まさか17時に始まって23時過ぎに終わるとは思ってもみなかった。
 
終電も迫っていたので本篇終わりで急いで電車へ駆け込んだ。
 
いやはや、学生だったら余裕で見ていくのに、社会人はつらいね。
 
ともあれ、知られていないだけで本物のバンドは日本にもまだまだいるわけだ。
 
彼らがメジャーになることはまずないだろうけど、もっと評価されてしかるべきである。