音楽放談 pt.2

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バンドのドキュメントの今 ―LITE

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今日は朝から出掛けて朝から街をフラフラしてきた。

9時半頃に家を出て、近所のモスバーガーで朝飯を食ってそのまま美術館へ。

昼過ぎに見終わって飯を食って、CD屋をあちこちして数枚のCDを購入して、その後はLITEのイベントへ。

先頃出たアメリカツアーのドキュメンタリーの購入者特典として、トークショー、上映会、ミニライブが無料で観られると言うことだったので勇んで行ったのですね。

別にどうということのないイベントではあるが、無料ならと言ってね。

一応抽選の体ではあったが、今回昼夜の2部制で行われたものの、私の行った昼の時間帯はまだ余白もあるようだった。

まあ、シルヴァーウイークのど真ん中の昼間だからね。

尤も余り混雑しないのは有り難いことだ。


先にDVDの内容に触れると、これは昨年行われたアメリカのヘッドラインツアーのドキュメンタリーで、各会場でのライブを挟みながら、土地土地での客の入りや現地の人の評価なども描かれており、それが変に飾りっけのない写し方になっているからある意味で世界と戦うインディバンドの現実が非常に良く描かれている。

一方でLITEファンからすれば普段ストイックな彼等のイメージからは遠い実像もみえるから、それも面白い。

また向こうで一緒に回ったバンド(End Of The Oceanというバンド)から観たLITEなどもあって、そういう意味でも面白い。

日本みたいにどこに行ってもそこそこの待遇ということはなくて、客がほとんど入っていない環境もあるし、音を押さえろと言われる環境もあるし、機材トラブルや会場自体にトラブルのある環境もある。

そんな中で彼等なりのパフォーマンスをしてライブを見た人の心をつかんで行く姿は同じ日本人として、バンドのファンとして素直にすごいなと思ったし、きっとこうやって少しずつ認知、評価が広がって行って、彼等が次に同じ土地に来た時にはきっともっと多くの人がやってくるんだろうな、なんていう期待感も抱かせてくれる。

アホな場面も満載だけど、バンドの本分ややっぱり音楽だし、その確かな演奏技術と感情に訴える楽曲があれば、国境なんて軽く越えられるんだな、と言うことがよくわかる面白い内容になっている。

バンドのファンだけでなく、海外ツアーってどんなもの?なんていう視点でも楽しめる映像作品だと思う。


さてイベントについてであるが、まずはバンドのメンバーと今回ドキュメンタリーを撮った監督の人のトークショーだったのだけど、司会をやった人がどういう立ち位置の人かは知らないが、無駄に出しゃばってきて肝心のトークショー自体は非常に薄い内容になってしまい残念であった。

別に仲いいアピールとか要らないから。

しかもしばしばメンバーのコメント中にかぶせるし、自分のコメントに一人でウケているし、しかもマイクの音でかいし。

もう少しちゃんとさばけよ、せっかくの機会なんだからさ。


その後は上映会、DVDに成ったものを元に再編集して少し尺を短くするとともに、合間に未公開映像を挟んだオリジナル編集で、これはよかったですね。

まだ1回しか観ていないから何がちがったかなんて細かにはわからないけど、こういうイベントにわざわざ足を運んだ甲斐はこういうところにあるよね。

ちなみに監督さんもまだ若い人で、なんだか真面目そうな人だったね。

上映後、少しだけ質疑応答のコーナーをやったのだけど、そこではさすがのLITEファン、自ら挙手するなんて出来ない訳で、そこで監督が「僕のあれで申し訳ないんですけど、感想を聞きたいです」というオーダーが。

しかしこれも誰も手を挙げなかったのはかわいそうだったけど、司会の奴がまたアドリブも気も利かない裁きで残念だった。

この特別編集版も含めて、内容非常によかったですね。


そして最後はスタジオライブ。

スピーカーはないからアンプからの直音のみで、ステージもないから観客と同じ高さでライブは行われた。

いつもより気持ちリラックスしたムードもあったけど、演奏は文句なくかっこ良くて、さっき映像の中で観た演奏をこうして改めて生で観ると、やっぱりこの人たちの演奏力ってすげぇなと素人の私でも感じる。

音の迫力はもとより、しっかりと絡み合った楽器一つ一つの音が本当に機能的で、これが音楽って奴だよねと思う。

時間は30分ほどであったけど、良い時間を過ごせましたね。


それにしても、このバンドを初めて観た時にはもっとストイックで他を寄せ付けないひりひりした空気が楽曲にも漲っていたけど、最近は本当に良い意味でオープンだし、良い空気をかもしてますね。

今は新アルバムを製作中らしいので、またそれを楽しみに待ちたいですね

Bond & Ghost Dnace