音楽放談 pt.2

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小休止151「今週のライブ」

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今週は久しぶりにライブが続いた。

まずは月曜日、来日自体7年ぶりくらいらしいが、個人的には初めてのFeist

ちょうど前回の来日後くらいから聴き始めて、その後フジロックでの来日はあったものの単独はなかったんですね。

当時は『The Reminder』収録の"1234"がグラミー賞にもノミネートされて、世界的に成功を収めていた頃で、今やインディ界隈では知らない人はいないくらい代表的な存在になった。

しかし、一方でここ日本ではやっぱり一部の固定ファンがいる程度で、ご多分にもれず洋楽不況の対象でもあった。

派手さのある楽曲でもパフォーマンスでもない正統派ないアーティストなので、なかなか一般層にまで認知されるのは難しいというのは仕方なのない一方で、やっぱりそういう状況はちょっと寂しい。

ともあれ、こうして再びの来日があったのは嬉しいことだ。


正直チケットはちゃんと売れているか不安があったが、おそらく入りは8割くらいはあったんじゃないだろうか。

ソールドアウトまではいかなかったが、とりあえず十分格好はついただろう。

外人さんも多数いたけど、結構年齢も幅広にいたのが印象的だった。

とはいえ、やっぱりちょい高めだったけどね。


今回は新作のリリースツアーということもあり、ジャケットのようなピンクのドレス姿で登場。

おお、生Feistだ、とちょっと感動。

ライブは新作を頭から演奏していく第1部と、過去曲をやる第2部という感じで、トータル2時間を超える長尺であった。

音源に全く負けない生の歌声は、やっぱり流石でした。

歌の上手い人って鼻から声を通すように響かせるようなところが本当に綺麗に出てるんだけど、結構前の方でみていたのでマイク乗らない声もちょっと聞こえて、それがまた綺麗でしたね。


演奏は新作のアレンジ同様かなりロックというかアグレッシブで、ギターもガンガン引くし、ペダルでエコーかけたりしながら凝ったものであった。

こんなに激しいアレンジもあるのは意外だったけど、何より印象的だったのは終始ご機嫌で天真爛漫といった感じのFeistその人である。

カンペに日本語を書いて来たものをちょいちょい読んでいるが、発音がおぼつかなくてほとんど何を言っているかわからなかったけど、それを彼女自身もネタにしながら楽しそう。

「英語喋れる人?」みたいなことを聞いて、会場からちらほら手が上がるも「Excellent Minority」と呟くと、「通訳してあげてね」というようなことを言っていた。

その後も英語でしゃべっては通じなさをちょっと楽しんでいる。

また、観客にコーラスを求めてみたり、煽ってみたりとライブ中のアクション満載。

バンドメンバーに茶目っ気たっぷりに絡んでみたり、とてもチャーミングなのである。

彼女は41歳とかなんだけど、嫌味なく女性的な可愛らしさがあって、グッと来ましたね。


第2部では代表曲をひとしきり、アルバムとは違うアレンジも含めてバンド演奏、アコギ1本など多彩であった。

"Gatekeeper"や"Feel It All"、”Mashboom”"Sea Lion Woman"など、もうありがとうだよ。

来日のなかった『Metals』からの楽曲もあったので、本当に全て網羅されていたね。

アンコールもあったのだけど、もともと予定されていたのは”1234”だけだったようだが、多分急遽だと思うけど"Intuition"も演奏。

アコギを持って来たスタッフにエレキを促したので、おや?と思ったけど、嬉しいサービスだったね。

ラストはアレンジしまくりだったけど、やっぱりよかったです。

いやぁほんと、最高に幸せな時間でしたね。



続いては一昨日の祝日に行われたLillies and Remainsのライブ。

といっても単独ではなくて企画ライブなので、そのほかにもジョリッツというバンドや、ゲストとしてノベンバ小林くんとヒカシューの巻上さんも参加予定とのことで、いわゆるNW的なコンセプトだったらしい。

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イベント名もHausという名前だったんだけど、これはBouhausから取っている。

運動の方ね。

リリースのバンド名はそのバンドの曲から取っているんだけどね。


まずはジョリッツ、さえきケンゾウという人のバンドで、結構いろんな曲の作詞もしていたらしいが、私はしらなかった。

音楽的には日本のNWっぽい感じで、それこそPolysicsや有頂天とかと近い音楽性だろう。

歌詞がいかにもその世代のバンドっぽいというか、なんかちょっと文化というかそういうのを感じたものだ。


続くはリリーズ。

もうね、いうことなんてないですよ。

セットリスト自体は正直大きく変わることはないので、言ってしまえばもうライブをやってくれるだけで嬉しんですよ。

途中小林くんがジョイントして2曲やったのだけど、うち1曲はThe Smithのカバー。

本編では代表的な曲をやっていったけど、アンコールではまずは巻上さんが登場。

なんていう楽器か忘れたけど、テルミンみたいな楽器を繰りながらパフォーマンス。

映像でしかみたことなかったが、やっぱりこの人ってかなり独特なんだろうな。


その後再びリリーズ登場、案の定ヒカシューのカバー"Pike"を演奏。

まさかこの曲をライブで聴けるとは思わなかった。

彼らのキャリア唯一といっていい日本語曲である。

そしてラストはジョリッツも出て来て全員でJoy Divisionの"Disorder"を演奏。

カバーアルバムにも入っていない曲だけど、ちょっとテンション上がってしまった。

キャラの濃いおっさん連中に囲まれて、人見知り全開のKENTが微笑ましかったが。


ともあれ、やっぱり彼らの曲は素晴らしい。

かっこいいし、メロディもあるし、大好きですね。

新曲も作ってないっぽいし、引き続きマイペースに活動していくのだろうな。

気長に待っているよ。


とりあえず、初めましてな曲も満載で実に楽しい1週間でした。

仕事は疲れたんだけど、とりあえず元気になったよね。