音楽放談 pt.2

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小休止38「26歳のサマーソニック part.1」

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行ってきました、サマーソニック

帰ってきました、今しがた。

今年は夜中の部まで観てきたのですね。

ラインナップについては色々と批判もあるサマソニであるが、ぶっちゃけ観たい奴以外は誰が出ていても構わない、という結論にしか達しないフェス。

だって、観ないんだもの。


結論からいうと、今年は個人的には当たり年で、観た奴全てが素晴らしかった。

期待していたバンドは期待通りに、あるいはそれ以上のライヴを見せてくれて、もはや言う事などありはしない。

早速だが、私の一日の足取りをご紹介しよう!(興味ない方は「戻る」ボタンをクリックしてくれ!)


朝は8時頃に起きました。

まず何をしたかというと、トイレに行ったんですね。

寝汗を散々かいてもトイレには行きたくなる不思議、せっかくなら膀胱に行く分の水分を汗として排出してくれたら効率的なのに。

ま、身体機能上そういう訳にも行かないのかもしれないが。

そしてその後・・・。

振りが長過ぎるボケは嫌われるのでもう辞めよう。

だれも突っ込んでくれんしね。


改めて、今回は昼過ぎから参戦であった。

まずはCage The Elephantを観ようと思って。

音源は何も聴いた事がなかったが、紹介を読むと引っかかるキーワードが満載だったので、味見とて。

これがフェスの良さですね、味見。

クロークに荷物を預けて、ソニックステージへ向かうと、ちょうど黒人さんのヒップホップが佳境であった。

最近話題のニューカマーらしいが、ノーチェックであったのでチラ見。

黒人さんの声ってホントパワフルだよね。

同時間帯でBoAがやっていたので、せっかくだから観てこようとマウンテンへ。

入り口から入り出口までノンストップで歩きながらチラ見。

遠過ぎてちっちゃいからよくわからんかったけど、歌はうまかったよ。


で、Cage The Elephant。

悪くはない、というのが正直なところ。

イメージしていたのとは違ったな。

かっこいい曲もあるけど、もっと爆発しても良いと思ったな。

ヴォーカルは頑張っていたけど。

また何かの拍子に聴いてみよう。


見終わると早速休憩タイム。

ラーメンを食って栄養補給、この後を慮って水分補給。

MuteMath待ちでソニックへ行くと、日本人バンドがやっている。

後ろの方で聴くともなく聴いている。

悪くはないが別段聴こうとも思わない、そんな感じ。


で、それが終わるといよいよMuteMath。

機材チェックの段階からメンバーが出てきて、チェックの合間に愛想を振りまいている。

見た目からしてナイスガイだ。

準備が終わりに近づくと、ドラマーがヘッドフォンをガムテープでぐるぐる巻きにするというパフォーマンス(?)を披露。

激しいのだろうか。


でライヴが始った。

2ndの1曲目から始めるかと思ったが、序盤は正直何の曲かわからなかった。

今度出る新譜からだろうか。

でもさすがの演奏力とサービス精神旺盛なパフォーマンスで、問題なく楽しめたけど。

ドラムに水を落として、叩くたびに水しぶきが吹き上がるのはかっこ良かったな。

ほとんどジャムみたいなライブで、思っていたよりも敷居の高いライブになったのではないだろうか。

有名曲は、結局"Typical"、"Spotlight"位であったと思う。

その2曲は半端なく盛り上がって、久しぶりにハイパークラウドに揉まれました。

いや~、汗臭い。

最後はしつこいくらいのインプロヴィゼーション的な展開で幕を閉じた。

ん~、かっこ良かったけど、もうちっとヒット曲も聴きたかったな。

でも次のアルバムは、またかなり新機軸になりそうだね。


関係ないけど、近くにカップルがいたのだが、男の方が甘えたような声を出しているのが実に気持ち悪かった。

多分20は過ぎていると思うが、おじちゃんとか、なんか気色の悪いガキみたいな口調で話していて、ぶっ飛ばしてやりたいほどだった。

あれが草食系男子と言う奴なのか?

ちょっと違うか。


ともあれ、次は復活のDeath From Above 1979

ターレスでバキバキに尖った音楽をやっており、今年再結成をして精力的にフェスにも出ている。

今年の目当ての一つである。

MuteMathで思った以上に体力を消耗したので、とりあえず水分補給。

一息ついて再びソニックへ。

さすがに密度高めで客厳つめ。

覚悟を決めました。


アルバム1曲目からライヴは始ったのだが、いきなりモッシュ状態。

半端じゃないけど、思いっきり暴れておきました。

これほどライヴで暴れたのは久しぶりである。

ちょっと静かな曲で落ち着いているタイミングで、カップの飲み物を持った眼鏡の女の子がひょこひょこ入ってきたが、次の瞬間もみくちゃにされていた。

本人は楽しんでいるようだった、と思うが、まいいか。

”Romanti Light”はさすがにヤバかったな。

ちょっと序盤の音が小さい感じはしたが、文句なくかっこ良かったね。

それにしても、ドラマーのMC、あれは一体なんなのだろう。

緩すぎるのである。

「テンカラキタシ(天から来た死=Death From Aboveを直訳したのだろう)」と楽しそうに繰り返している。

曲の攻撃的な印象とあまりにギャップがあり、笑ってしまった。

多分あの人達は変な人だと思う。

だからあんなオリジナリティのある音楽を出来るだよ。


この2バンドで思った以上に消費した私は、とりあえず水分がぶ飲み。

いつ以来ぶりかと思うくらいの大汗をかいて、シャツはビチョビチョである。

シャツどころかパンツもびちょびちょである。

ジーンズが足に引っかかって歩き辛い。

しかし、次はマリンへ移動。

Beady Eye & Strokesを観る為に。

いつも思うが、遠いよね。

しかし、毛穴という毛穴から汗を噴き出した私の体は奇妙な覚醒感に満たされており、異様にテンションが高かった。

空も飛べるはずとさえ思った。

実際は足が重くて歩くのも億劫だったが。

だからこそ空を飛びたかったが、まあいい。


Beady Eyeは、既に後半にさしかかっていた。

昨年ラストの来日ツアー以来の生リアムである。

別段佇まいは変わる事もなく、唄っている曲がオアシスでない、という以外、リアムはリアムであった。

でも、彼はロックンロールスターといった感じだよね。

例の体を傾けた唄い方も様になっている。

先の震災においても、彼は率先してチャリティなどに尽力しており、生意気だけどナイスガイなので、個人的に大好きである。

正直アルバムは既にiPodから外しているけど、頑張ってほしいね。


で、Beady Eyeが終わると、後方からグイグイと押す力があった。

あれよあれよと言う間にかなり前列に押しやられて、結果的にラッキー。

だけど、思った以上にフルフィル状態でびっくりした。

まあ、同時間帯だとアヴリルとMars Voltaだから、わからいではないが。

それに、心なしか女の子率が高い。

さすがイケメンバンド。

近くの女の子グループの人間関係を観察しつつ待つ。

一人明らかに雰囲気の違う子が混じっていたが、そういう子に限ってよくしゃべる。

それを相手にしている子は、多分いい子だ。


時間はやや推して、いよいよStrokesの登場である。

1曲目が思ってもみなかった"Is This It"で、一気に沸点に達したフロアはあっという間にモッシュ状態。

イケメン目当ての女の子達は、あれよあれよと言う間に押しつぶされて行く。

かわいそうに。

そうして後方に批難して行くので、気がつけばイケメン目当てのゴツメンづくしである。

このバンドはこんな体育会系だったか?

とはいえ、CDで聴く印象よりもロックで、力強くてこれもびっくりした。

ジュリアンも声出てるし、楽器もちゃんと鳴っているし。


今回は新譜と1stからの曲が大半で、3rdなんて1曲しかやっていないと思う。

しかも"Juice Box"やってないし。

とはいえ、こうして聴いてみると異なって聴こえるアルバムでも、根っこはやはり彼等の曲だとわかる。

ただ、2ndに漂う哀愁と言うか、夕暮れ時の風情的な情緒は一体なんなのだろう。

聴いていると切なくなるのである。

個人的な思い入れだろうか。


総じて思ったのは、もう少し音のバランスがあると良かったかな。

ちょっとどれもデカく鳴りすぎていて、彼等の真骨頂たる絶妙な掛け合いがやや薄れてしまった印象であった。

もちろんかっこ良かったし、完璧と言って良い演奏だったと思うけど。

まあ、マリンみたいな会場だから仕方ないか。

やっぱり単独で観たいね。

それにしても、なんだかこの選曲は不安になるな。

昨日もかいたけど、なんか総ざらいみたいな感じで。

どうなる事やら、とりあえず行く末を見守ろう。


ここで一旦一区切れ。

夜中の部は第2部へ。