音楽放談 pt.2

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小休止24「Tortoise live in Roppongi !!」

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今日は久しぶりにライヴへ。

かつてエレクトロニカ/ポストロックの始祖として一時代を築いたTortoiseのライヴである。

2000年前後あたちでピークを迎え、その後一時的に縮小したものの、ここ最近再び注目を集めている一ジャンルであるが、その状況もあって彼等への注目度も今一度上がっているようだ。

昨年新譜を出し、これが軒並み好評であった。

個人的には、今月リリースのBroken Social Sceneの新譜でジョン・マッケンタイアがプロデュースしたという事で、勝手に盛り上がっている。

日本盤は26日、う~ん、まだ悩む。

それはともかく、未だ衰えぬ存在感と完成度、更にはポップセンスと実験精神も常に忘れない、そんな姿勢が若い世代にも負けないオリジナリティのあふれる音楽を作らせているのだろう。

すごいおっさんだ。

この世代のバンドは、本当に今でも逞しい。

私は現時点で彼等の音源は一番有名な「TNT」しか聴いていない。

何のかんので興味があっちこっちしてしまうので、ついね。

そんな無防備な状態でインスト系バンドのライヴへ出掛けられるようになったのだから、自信音楽観賞レベルは多少なりとも高くなったのだろうか、などと。


で、ライヴですが、今回は六本木という事で、いかにもお洒落な街である。

東京タワーも雨の靄の中でユラユラ輝く。
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たまには写メを撮ってみました。

なんか、UFOでも飛んで来たみたいだな、なんて思って。

こんな景色を眺めつつ、会場へ。

着くと既にかなりの人があふれていた。

キャパ的には多分5000くらいは入るんじゃないかと思うけど、思った以上に会場も広く、人もいっぱい、しかも私と同じく仕事帰りなのか、スーツ姿の人も目につく。

まあ、キャリアのあるバンドですからね。


やや遅れてライヴは始ったのであるが、いや~、良かった。

初っ端から彼等の特徴の一つであるダブルドラムがグイグイ来るのである。

TNT」のイメージだと、どちらかと言えばしっとりした音楽性だったので、その骨太でパワフルなドラムにまずびっくり。

ドラムを囲むように他の楽器も配置され、ああいうスタイルはちょっとテクノチックな、なんて思いつつ。

また、曲に寄って若干持ち楽器をローテーションさせており、実に一人一人器用なバンドのようである。


セットリストはあいにく曲名がわからないので何とも言い様がない。

何せアルバム1枚分しか聴いた事ないからね。

しかし、「TNT」からでも4曲くらいはやっていた。

全部で多分20曲近くはやっていると思うけど、ほとんど曲を知らない中、それでも余裕で楽しめた。

というか、かっこ良すぎるのである。

特にMCもなく、1曲1曲演奏していくわけだが、こんなにロックなライヴとは思わなかった。

また、曲の幅も実はかなり広く、メロディの綺麗な曲もあれば、ノイジーでクレイジーな曲もあり、また若干ダンサブルな曲もアリと、こんなに幅があったなんて、と間抜けにもここで気づいたのであった。

途中しばしば宇宙へ飛んでしまったよ。


ライヴはダブルアンコールまで含めて正味1時間半ほど。

しかし、体感としては本当にあっという間。

本編ラストの終わった時は「え、もう終わり?」と思ったものだ。

周囲のファンも、それなりに行儀のいい人が多いのか、ちょっと激しい曲でもやたら暴れ回る事もなく、また無駄に煽るような事もなく、非常に環境的にもよかった。

まあ、明らかにそういう層が聴く類いの音楽ではないが。

しかし、ホント、ドラムがかっこ良かった。

ジョンだと思うけど、なんてパワフルなドラムを叩くのかと感心してしまった。

ダブルドラムの絡み合いもさることながら、木琴などの生楽器も実にいい味を出しているのである。

ベースがちょっとぼやっとしていた感じがしたのが惜しいけど、まあ、文句ないよね。

いいもの見せてもらいました、と言ったところだ。

本当に、かっこよかった。


ちなみ一点だけ悔しい事が。

実は、今日はストロークスのヴォーカルであるジュリアンのソロもあったのである。

こちらは赤坂だったかな。

せっかくのチャンスなのに、何故ここで被る?と半ば憤りつつ、今回はtortoiseをとった訳であるが、まあ結果的には何一つ後悔もないし、また次いつ来るかわからない事も考えれば、良い選択だったと思うよ。

ジュリアンは是非ストロークスできてくれる事を祈りつつ。

うん、良い夢見れそうだ。