音楽放談 pt.2

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煌めきは音の中に ―Cajun Dance Party

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最近道行く高校生を見ては、なんだか微笑ましい気分になる自分が嫌だ。

大学のとき、バイト先に高校生の子がいて、どうという分けではないのだが、なんだかキラキラしてるな、なんて思っていたが、今やすっかりおっさん目線である。

道行く高校生を見ては、ついため息がでる。

今は衣替えで一様に涼しげ。

夏服の高校生って、なんかいいね。

自分が高校生だった当時は、なんだか暗黒のようにも感じていたが、多分端から見たら、きっとキラキラしていたはずだ。

一時期オーラだなんだと言うのがやたら流行ったせいで、オーラという言葉が胡散臭くなってしまったが、それでも高校生のオーラってのは、やっぱりキラキラしていて、それは二十歳過ぎると明確に失われる。

不思議だ。

最近おっさんが精神そのままで高校生に戻っちゃった、なんていう映画が公開されているようだが、今高校生に戻れたら、きっと楽しいだろうなぁ。

クラスの女子(ここ数年使わなくなった表現)ときゃっきゃきゃっきゃやったりしてな。

思春期が暗黒だった奴が後生取り付かれる呪いのようなものである。

いずれにしろ、若さってのはすばらしい、と最近よく思う。


さて、ここ数年バンドの年齢層も格段に下がってきているだろう。

新陳代謝、という表現は適切ではないが、しかし常に新しい芽が出て、それがすごく良い芽であればそれは健全な証である。

Arctic Monkeysだって、デビュー当時は二十歳前であった気がする。

今ではすっかり顔になったが、当の本人はこういう状況ってどう思うんだろうね。

それはともかく、最近では才能には年齢は関係ない、と言うことを証明するようなバンドが多い。

昨年何よりもそんな話題をさらったのが、当時まだ高校生であったCajun Dance Partyである。

新人とは思えない奥行きのある音楽で、これが高校生?とみんなびっくりした訳である。


私は最初聞いたときにはそれほどピンと来なかった。

すごくキラキラしていて、甘酸っぱくもあり、それでいて澄みきったような音楽で、綺麗だな、と思ってけど、そういう煌めく感じを即受け入れられる土壌が私にはないのです(なにせ暗黒だったんで)。

しかし、一歩引いたところから素直に聞くと、すごくいいアルバムだな、と思う。

好き嫌いはあるにせよ、これを否定する人は、ちょっと捻くれ過ぎじゃない?と思えてしまう。

朝もやに陽光が差し込むかのようなキラキラ感、10代の感性て、こういうものだろうか。

若さ故の勢いというよりは、純粋さをパッケージしたような音触りである。

聞いててちょっと恥ずかしくなっちゃったりして。

でも、よくできていると思うよ、アルバムとしても。

最近結構好んで聞いている。

こういう音を素直に楽しめる大人になれてよかったよ。


ほんと、無駄に精神が年喰ってるから、なんだか最近涙腺も弱くなってきてね。

大丈夫かよ、と我ながら思うが、まあいいじゃない。

いずれにしろ、最近の若手バンドは社会的な問題にも芽を向けつつ、すごく陽性な音楽を展開しているものが多い。

そこに彼らの精神性も反映されているようで、素直にいいことだと思うよ。

無闇にくらい奴ってのは、結局幸せになれないんだよ、ホント。

幸せってのは自分でそう感じるかどうかが重要だからね。

と、今日は短めにまとめました。

あぁ、高校生、もう一度、やりてぇなぁ。