音楽放談 pt.2

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全部くそったれ -Super Furry Animals

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たまに自分の価値観や、それに基づく判断について迷いというか、正しさみたいなものに自信がなくなる時がある。

 

そもそも正しさという言葉が危ういなと思うんだけど、それでも私はどうしても正しさというものに拘ってしまうところがある。

 

当然仕事の場面では色々の考えられる状況を加味して、プラスもマイナスも両面から検証していく中でモアベターだと思われる選択肢を取るようにしているし、日常生活においてもそれは基本的に変わらない。

 

その意味では、正しさをとっているというのは少し違うかもしれないけど、求める結果についての正しさを念頭に置くから、それらの判断の前提にはすでに何かしらの価値判断がされていると言っていいだろう。

 

割と筋道を立てて考える方だと思うし、それを丹念に言葉にして伝えるようにしているので、他の人にはしばしば口が立つと思われているし、あまり反論に遭うこともない。

 

ただ、別に「俺が正しいんだ!」みたいな感じで話しているつもりはないんだけど、どうもそういう印象を与えがちなところはどこに行ってもあるみたいだと感じる。

 

ともあれ、そうして自分の発した色々について、表面的には納得して見せる人たちが多い一方で、その通りの行動をほとんどの人がとらないということもしばしばあって、それが私を混乱させるのだ。

 

あれ、説明してなかったっけ?あれ、あいつめちゃくちゃ納得した顔した上でやることになったよね?あれ、この間こういう話に落ち着いて、今まさにそこに向かってやってるんじゃなかったけ?とかね。

 

そうなると、根本に遡っていく流れで思考的な検証を行なっていくんだけど、結局のところそもそも根本の、正しいと最初に判断したポイントが違ったのではないかと思い至ることが多いのだ。

 

自分なりに最大限丁寧に説明して、相手も疑問顔をしていたところから納得顔に変わって、全体としての合意形成もキチンとできた上でやり始めたことがキチンとその通りに動かないというのは、彼らの中で「やっぱこれじゃなくね?」みたいなことを思ったからではないかと思うからだ。

 

だけど、そこに対して「ちなみにこれどう?」と、軌道修正するためにそこを問いただすようなことをしてみても、認識の上では合意形成した時の認識で間違っていないというのである。

 

これは一体なんなのだろうかと頭がぐるぐるして、どこからどう手をつけていいのかが分からなくなってしまう。

 

私がやる気をなくす一番の原因は、そういった状況である。

 

ここ半年から1年くらい、どうにもやる気が出てこず、それじゃダメだと一生懸命考えて、自分なりに働きかけて、自分自信でもガンガン動いてみたけど、ダメで、結局力尽きてしまったのでこの度転職することになったのである。

 

間違っていたのは自分かもしれないし、周りかもしれない。

 

それがここにいると分からないから、他に行って確かめてみようと思うのである。

 

もちろん同じ状況なんてないわけだが、少なくとも考え方やプロセスについての検証はできるからね。

 

それに、環境によっては自分の間違いをきちんと指摘して正してくれる存在もいるかもしれず、それを期待できる環境へ身を移すことは健全さを保つ上でも重要なんだよ。

 

こんなところで腐っているわけにもいかないからね。

 

 

頭がぐるぐるするとつい周りに対して批判的、攻撃的になってしまうから、そこから少し距離をおいて、誰にも聞こえない程度の声で喚き散らすことも大事かなと思う時がある。

 

全部自分のせいなんてことはあんまりないから、あんまり鬱屈する前にとりあえず毒を吐き散らかすことは大事だと思うのですね。

 

全部くそったれだ!という呪詛の言葉を吐き出す音楽が、そういう時には心地よいわけだけど、その着地が必ずしも攻撃ではなくて、ほんのりだけどポジティブさをたたえている曲が心地いなと最近は特に感じる。

 

さすがにもういい歳だから、Slipknotではないんだよな、悪くはないんだけどね。

 

それよりも改めてSuper Furryu Animalsとかが沁みてきて、最近また聴いているのである。

 

彼らの音楽はどこか脱力的で、真芯を食うような鋭さは音からは感じないんだけど、じっくり歌詞までみて聴いているとグシッと刺さってくるのである。

 

ただ、ヴォーカルの声質の影響も多分にあるにせよ、とにかく根本が優しいのである。

 

周りに対して毒付きながらも、結局明日もあるわけだし、一度ゼロベースに戻してでもやっていかないといけないからね。

 

それでも人生は続いていくのである。

 

疲れるよな、ほんと。

 


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