今年は水害が多いな、なんてつくづく思うわけだ。
2発目となる大型の台風で、幸い私の住んでいる地域は被害という被害は特になく、引き続き平和な日常が始まっているが、世の中の多くの地域ではえらいことになっている。
自然はどうしたって強大だ。
そんな事態を目の当たりにすると、やっぱりやりたいことをできるうちにやっておくということって大事なんだろうなと思うのである。
さて、13日の日曜はSawagiの解散ライブへ行ってきた。
ラストは14日の単独なんだけど、当初はこの公演がラストとして組まれていた。
それがソールドアウトしたことも手伝って追加単独が組まれたようだが、13日は対バンであった。
相手は昔から仲が良かったというRegaと、いつの間にか最も多く対バンしたという南アフリカのバンドShortStrewである。
ちなみにRegaは、9月頃にメンバーの1人が失踪してあるライブは中止になっていた。
その後無事連絡も取れて、今回のライブには出演することがアナウンスされていたわけだが、スタートはこのRegaから。
4人組なんだけど3人で登場、結局間に合わなかったのかな、と思ったわけだが途中2曲か3曲だけ演奏。
やっぱり気持ち的ななんかなんだろうと思うから、無理はしないでほしいよね。
ちなみに、Ragaのライブは久しぶりに見たんだけど、テンションも高く3ピースでの演奏でもノリノリでめちゃくちゃ良かったね。
元々そこ明るい感じの音楽性なんだけど、音も分厚くてカッコ良かったし。
関西特有の気のいい兄ちゃん的なMCもさえつつ、いいライブでした。
改めて音源も聴こう。
続くは南アフリカNo1インディバンドというShortStrew。
どんなバンドかと思ったら、割と西洋的なギターロック、めちゃくちゃキャッチーでポップ、そこはかとなくTwo Door CInema Clubっぽいなと思ったが、メンバーも陽気でなんだか楽しかったね。
音源を買うかと言えばそうでもないというのが正直なところではあるが、彼ら自身もライブを楽しんでいたようでよかったね。
予め用意した日本語MCのカンペもご愛嬌である。
そしてラストはSawagi、気がつけばこのバンドのライブを見るのは実に5年ぶり以上になると思う。
数年前のシンクロニシティか何かで見て以来である。
音源は友達に借りて聞いていたんだけど、こうして解散を迎えるとなるとやっぱり見ておきたいバンドである。
何せ彼らのライブはとてもピースフルで楽しいから。
曲もいいし、バンドのキャラもいいしね。
彼らの代表曲はバッチリ演奏しつつ、やや静か目で遅い曲も入れつつ、演奏も決まっていた。
流石にMCでは解散の件に触れつつ、「これで最後とは思えんよな」なんていう一方で、今回の解散のきっかけとなったギターの観音さんは、どこかバツの悪そうというか、そんな表情をしていた。
図らずも私も11月に転職することになって、先週会社にそれを伝えたんだけど、同僚には「まだ撤回できますよ!」とか「といあえず3月末までだっけ?」なんて冗談半分で言ってくれて、ありがたい反面ちょっとバツの悪いような気持ちにもなって勝手に共感的な気持ちを持ってしまった。
他のメンバーとしては、まだまだSawagiとしてやっていたかったという思いがすごく強かったみたいで、MCでも思いの丈というか、そんなものがあふれていた。
「こうやって解散ツアーしていく中で、感傷はどんどんなくなって、ライブのクオリティがどんどん上がってるんですよ!」とか言ってみせるわけだが、なんだか切なくなったよね。
本編終了後に、観音さんが1人で出てきて挨拶をする場面があった。
「バンドは友達以上、恋人未満?女房未満?」みたいなMCを涙ながらにしていたんだけど、彼の脱退の理由は「音楽以外のこともやってみたい」という思いだったんだとか。
これからどういうことをやっていくのかは分からないが、楽しい人生を過ごしてほしいですね。
また残るメンバーは音楽活動は続けるようなので、形を変えて次はどんな音楽をやるのか、それも楽しみである。
ちなみに、この日は観客もとてもノリが良くてあったかい感じで良かったね。
ちょっとヤジが多すぎて、もう少しメンバーにちゃんと話をさせてあげて欲しかったし、また多分身内だと思うけど謎の騒ぎ方をしていてそれがちょっと嫌だったね。
そうはいっても全体としてはいいお客さんだったよね。
こうしていいバンドが解散してしまうのは残念だけど、形を変えて人生は続いていくからね。
音源は引き続き楽しんで聴いていこう。