音楽放談 pt.2

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成長の面白さ -RAY 231123

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昨夜はRAYのバンドセットライブへ。

 

かねてより音源自体がバンド音楽なので、オケではなく生バンドの方がハマるだろうと思っていたのでこれはありがたい。

 

さらに、この日は通常のオケでのライブも同時にやるという挑戦的な企画だ。

 

それぞれ45分ずつなので時間も十分ボリューミー。

 

月に何度も企画ライブはやっているが、これだけの量なので流石にチケットもソールドアウトだった。

 

MCでも、ワンマン並みのボリュームですよ〜!とか言っていたが、普通にワンマンだぞ、とか思いつつ。

 

 

まずはバンドセットからのスタート。

 

ギターにはハタさん、ベースはプラズーの人と、ハタさん曲での常連での演奏だ。

 

先日もリリースキャンペーンの一環でバンドセットでのライブはやっているので、いい感じに仕上がっていることを期待しつつ。

 

で、ライブであるが、まずセトリはやはりというか、ハタさん曲多めで組まれていた。

 

個人的には好きな曲たくさんあるので嬉しい限りだ。

 

バンド演奏だと、やはり出音も大きいし、響き方も違う。

 

もともと曲はいいので、やっぱり生演奏でもいいよね。

 

一方のパフォーマーたる彼女たちだが、目まぐるしいダンスをしながら歌っているわけだが、やはり少し声が聴こえにくかった。

 

どうしても混然と鳴っている楽器に対して、特にソロのパートになると声が埋もれてしまう。

 

元々そんなに声量のある子達でもないだろうから、一生懸命歌っているのだが、どうしても埋もれてしまい、そうなるまいとがんばるから声が安定しなかったり、苦しそうな場面もちらほら。

 

加えてハタさんの曲は、とくに初期のものは高音が多く、特に"夜に泳ぐの"なんかは音源で聴いてても大変そうだなと思うので、なかなかハードだったろう。

 

ただ、今回はメンバー個々の個性が出るような歌い方がしばしば見られたなというのが印象的だった。

 

割と音源だと没個性というか、プロデューサーのインタビューでもあったが所謂アイドルポップ的に個々のメンバーの声をあえて立たせないようにしている、というようなことを言っていたのでそうしているんだろう。

 

しかし、今回は声の出し方とかもそれぞれで良かったですね。

 

特にみこちさんの声は、声質的にも通りやすいらしく、ツーンと飛んでくる瞬間が何度もあったし、コーラスの際にもそれと聞き取れることが多かった。

 

反面、音程によって上下してしまうので、安定感みたいなものは課題なのかしらね。

 

でも、全体的にはいい感じでしたね。

 

アイドルらしくニッコニコしながら歌い踊りつつ、ムードのある曲ではしっとり決めるなど、表情とかも含めて見てるのも楽しかったですね。

 

"ディスイズノットアラブソング"も披露されたが、あの内山さんのキメのところはさながら天城越えのようだなとか思いつつ。

 

プレッシャーキツいだろうな。

 

ちなみに、このバンドセットパートについては録音音源をそのまま販売となり、販売までに時間がかかるとのことで、欲しいと思ったが早く帰らねばならず断念。

 

後日改めて音源出たら買うので、期待したいところだ。

 

ボーカルのところはちゃんとミックスした方がいいと思うしね。

 

バンドパートが終わると、転換で少し時間が空く。

 

 

而してのち今度は通常verでのライブ。

 

先ほどの反省からか、ボーカルの声が大分大きく聴こえたね。

 

それはともあれ、打ち込み的な曲もたくさんある彼女らだ、セットリストもそうした曲や、さすがにライブ再現きついだろ、て曲を中心に展開。

 

体があったまったのか、なんか通常パートの方がダンスも元気良かったような。

 

歌の方も、特に愛海さんが際立った印象だったな。

 

正直声の輪郭が1番わからないメンバーだし、毎回結構苦しそうに歌う場面も多かったが、昨日は声も伸びがあって、高音部は苦しそうなところはあったけど、全体的には良かったですね。

 

前半よりも表情も伸び伸びして見えたのは気のせいか。

 

また、こっとさんもかなり強めの声が出ていたし、"Bloom"の歌い出しの月海さんの歌い方も音源のような可愛らしさよりは力強さがある感じだった。

 

そして、"火曜日の雨"も件のワンマン依頼で聴くのだけど、どう表現していくかが固まってきているのか、振り付けだけでなく歌自体も乗ってきているような印象だった。

 

吐き捨てるような歌詞も多いので、アグレッシブさみたいなものは全体にありつつ、特にアウトロのところはそれぞれに呻くというか戦慄くというか、エモーショナルな歌い方になっているのが面白かった。

 

downyの曲でも、ロビンが裏声で歌うようなところはよくあるし、多分仮歌ではエモーショナルな感じではないのではと思うのだけど、こうして変化をつけていくのが表現とか解釈てやつだよな、と思いつつ、どんだけ突き抜けるかがテーマかしら、て思いつつ見てました。

 

他にもシングルのみの"Moment"なんかも披露されたが、割とストレートなアイドル的な曲だと思うが、この曲は歌詞も含めてマッチしている感じがしていいですね。

 

あと、個人的にはみこちさんの表情が終始印象的で、口をぎゅっとした後にパァッと笑うような表情がしばしば見られたが、あれは癖なのかな。

 

可愛かったけど。

 

 

今回は割と多くの曲が披露されたけど、やっぱりいい曲が多い。

 

また、改めてライブで見て思ったのは、新譜の曲はいずれのメンバーにもソロパートがちゃんとあり、楽曲の印象的なところ、キメのところでそれが来るという曲が多い印象だった。

 

メンバーの歌い方も含めて、なんか方針変わってとかなのか、このグループはそもそもそういうものなのか、そんなにライブとか見ているわけでもないからわからないけど、いずれにせよ前に見た時より格段に良かったなと思ったものだ。

 

偉そうに…。

 

ともあれ、時間もたっぷり、好きな曲も聴けたので満足でした。

 

所謂コールアンドレスポンスというか、アイドル的合いの手も特定の曲では発生するけど、割とちゃんと聴いているファンも多いのかなと思ったものだ。

 

 

夢は武道館とのことで、楽曲派と呼ばれるアイドルはどうしてもファンもコアになりやすいところもあると思うが、何かのきっかけがあればとは思うよね。

 

ただ、シューゲイザー自体はどうしてもニッチだからな。

 

でも、ポップソングとしていい曲たくさんあるので、陽の目が当たるとよいですね。