昨夜はアナログフィッシュの毎年恒例イベント、Kyoto To Tokyoへ。
毎年このイベントでは普段のライブではやらないレア曲を演奏するという、完全にファンのためのライブイベントなのだけど、今年は彼らもデビュー20周年ということもあって、対バンとして行われた。
ていうか、今年の彼らのライブでは軒並み対バンとなっており、聖地巡礼と銘打って全国各地でライブを行なっている。
今回もセットリストはかなりレアな曲で、定番曲は限られていたわけだがやっぱりこういう機会は嬉しよね。
ちなみに、先週の京都ではフラカン、そして昨日の東京はScoobie Doを迎えてとなった。
私はスクービーはもちろん名前は知っていたけど、全く聴いたことはなかったので、勝手にガレージロックな感じをイメージしていたんだけど、かなりファンクな音楽なんですね。
彼らのコアなファンもかけつけていたようで、私は時間ギリギリに到着したがすでに満杯状態、しかも開始早々からめちゃ盛り上がっている。
実際MCも板について、曲もアップテンポでファンク的陽気さも満載、歌詞にしても非常にわかりやすく挑戦的な感じで、いいバンドですね。
素直に楽しいライブだった。
今度また音源も聴いてみよう。
そしてアナログフィッシュ、活動再開後は浜本さんを迎えての4人編成であるが、今もその編成で継続中だ。
音源ではどんどん音数減らしてまったりとしたムーディな曲は増えているが、ライブではロック色強めのラウドなアレンジで展開している。
もともと社会的な視点とか、世の中的な情勢に対して敏感なバンドなので、ロックが存在感をなくしている中で、あえてそれを全面に押し出すことが彼らなりのロックなんだろうな。
対バンに選んでいるバンドも、彼らよりも先輩だし、きっと彼らが彼らの思うロックンロールを体現しているんだろうなと思う。
で、この日はイベントコンセプト通り普段のセットリストには入ってこない曲と新譜からの曲が中心で、過去曲もアレンジを大きく変えて演奏された。
"戦争がおきた"は原曲は静かな曲だけど最近はロックアレンジで演奏され、”最近のぼくら”も今回はアグレッシブなアレンジで演奏された。
原曲はベースとドラムだけのミニマルの極みみたいな曲が歌詞の世界観含めて非常に現代的な訳だけど、こうしてアレンジが変わるとやっぱり印象が変わるよね。
ただ、この日は健太郎さんがあんまり調子が良くなかったみたいで、下岡さん曲が中心であった。
健太郎さんも何曲か歌ったんだけど、いつもの伸びやかな感じがなかったのが残念だったが、ともあれいいライブだった。
ちなみに、この日は"Still Life"の英詞verも披露されたんだけど、これはきっと下岡さんの言葉に対する驚きをなんとか別の形で表現したのかな、と思ったり。
ともあれ、彼らのライブは何回も見ているけど、やっぱり好きだな。
今後も3月、4月と決まっているので、今年は月1アナログフィッシュにしようかしら。
4月はアジカンとクアトロである。
記念にライブベスト盤とかもだして欲しいな。
今年1年の彼らにも、引き続き期待である。