音楽放談 pt.2

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過去も未来に -アナログフィッシュ

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今日はアナログフィッシュのライブへ。

 

前回が確か9月だったから、それほど間をおかずに次なわけであるが、今回のコンセプトはインディーズ時代の曲によるライブだ。

 

前回はメジャーデビュー『KISS』から『Rock Is Hermony』の曲を中心にしていたので、こちらはこちらでとてもレアでよかった。

 

"僕ったら"もライブで初めて聴けて嬉しかったものだ。

 

そこへ来てデビュー前の荒めの曲たちをやってくれるというのはとても楽しみ。

 

どの年代でも基本いい曲書いてますからね。

 

チケットはソールドアウト、個人的に会場の秋葉原も初である。

 

まあ、期待値しかないよね。

 

 

初っ端は最初の曲、噂のカウントダウン始まる"白黒ック"、なんか瑞々しいのは当時の彼らの真空パックだからだろうか。

 

私が彼らを聴き始めたのは2012年とかそれくらいだったかと思う。

 

今年20周年な彼らなので、私が14歳の頃から活動していたわけだ。

 

私が音楽を熱心に聴くようになったのは大学生になってからなので、正味15年くらい前だ。

 

その頃は洋楽を中心に聴いていた記憶があるが、さりとて日本人バンドを聴いていないわけではなかった。

 

実際髭とか彼らに近いバンドも聴いていたしね。

 

それでも彼らの名前は当時聞かなかった。

 

2005年前後は彼らもメジャーデビューして一定の成果を出しているはずだし、私も音楽雑誌をよく読んでいた気がするが、なぜ出会わなかったのか不思議である。

 

そんなわけで、この頃の彼らと私はリアルタイムでは出会っていないわけだが、こうして曲を聴いていると何故か懐かしさのような気持ちに襲われる。

 

最近の彼らの曲はもちろん最高なわけだが、この頃はこの頃でやっぱり最高なわけである。

 

なんていうか、ある種の問題意識なのか価値観なのか、そういうものが共振するのか、あるいは彼らの出自となる曲が私の音楽の目覚めだったのかもしれないし、時代性に敏感な彼らである。

 

私が当時感じていた何かしらの空気みたいなものを表現してくれているのかもしれない。

 

 

いずれにせよ、無闇に展開しまくる複雑な楽曲は彼ら自身もなんでこんな曲作ったのか、なんて冗談まじりに言っているが、それも複雑に絡まった当時の心境にどこかリンクするのかもしれないね。

 

いい意味で変わらない彼らの曲とスタンスは、やはり私に取ってはとても意味のある音楽として響いてくる。

 

どこかネガティブな観念や諦めに似た冷めた目線がありながら、根本のところではとても綺麗な世界を夢見て信じているような、しかしそれが押し付けがましくないモノローグのように響いてくるのがとてもいい。

 

もし当時リアルタイムで聴いていたら、私はどんな感想を持っただろうか。

 

大学生の頃には別なブログもやっていたので、いい参考資料になったかもしれないね。

 

ちなみに、MCでは昔の曲についてのコメントや、当時のことなんかも話してくれたのだが、絶妙なゆるさと彼らの仲の良さが伺えてそれもよかったね。

 

 

次回はクアトロでの単独、今の彼らの曲が中心になり、新曲もやるそうだ。

 

変わらないどころか加速しているような彼らのクリエイティビティに、引き続き期待である。

 

なんか幸せな空間だったね。 


夕暮れ