音楽放談 pt.2

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揺らぐ揺らぐ -Ogre You Asshole

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最近土日はかなりぐったりとして過ごしているし、なんなら仕事もやっている。

 

終わらないのよ、まじで。

 

それでも一定成果が出てきているし、徐々に時間は短縮されてきているからもう少しの辛抱だ。

 

そんな中、昨日は前職の奴らと久しぶり、といっても1ヶ月ぶりくらいだけど、なんだか楽しかったな。

 

必ずしも明るいトピックばかりではないし、なんなら半ば絶望的な状況を聞くにつけ色々思うことはあるけど、まあそうだろうなと思っている感じだ。

 

せめて仲の良かったやつらが元気ならそれでいいかな。

 

 

そうして昨日は朝まで飲んでいたので、今日は昼過ぎまで寝こけて、飯を食ってぼけっとしているうちに夕方になって、Ogre You Assholeの単独へ。

 

今年の夏の魔物で見たものの、単独はいつの間にか野音以来なので1年半ぶりくらいだ。

 

新作はますます達観したようなある種の境地のような音楽になってきているが、ライブは音源とは様変わりする彼ら、果たして今はどんなライブをやっているのかというのが焦点だ。

 

今回は時間ちょうどくらいにつく腹づもりで家を出たのだけど、思わぬアクシデントが。

 

渋谷駅で乗り換えるつもりが、なぜか知らないが渋谷がクソ混み合っており、JRの乗り換えができなかったのだ。

 

改札の外前人が行列を成しており、一体何があったのかしらないがとにかく信じられない状態。

 

仕方なくLiquidoomまで歩いたわ。

 

10分遅れて到着したので、会場の隅で見ることに。

 

 

ライブ序盤は新作中心のゆったりしたテンポの曲が続く。

 

このゆったりした中に絶妙な緊張感が漲っている。

 

ゆったりしているけどゆるいわけじゃないのが彼らのすごいところだ。

 

後半はかなりラウドで轟音渦巻く展開がすごくて、音楽の凄さは速さだけでも密度だけでもないということをまざまざと見せてくれる。

 

ラストは件の3部作以前の『フォグランプ』の”ワイパー”という曲を演奏しているのだけど、イントロのゆらぎ感とかラストに向かう展開とか、彼らの今ともマッチしまくりなのがすごい。

 

最高に気持ちいいのだ。

 

音源以上にサイケデリックで揺らぎまくり、酒飲みながらの最高の時間だったね。

 

彼らのライブはいつも圧倒されるばかりで、気がついたら終わっている。

 

歌詞は抽象的で何を言っているかよくわからないようなものが多いから、純粋に音像でぶっ飛ばされている。

 

色々書こうと思うんだけど、言葉が追いつかない世界なのである。

 

 

久しぶりに2週続けてライブに行くのも久しぶりで、いずれも日本人アーティスト、その中でもおりに触れて足を運んでいる2バンドなんだけど、それぞれに違いがあってやっぱり面白いよね。

 

アナログフィッシュは言葉の音楽だと思っていて、曲がその言葉のフィーリングを表現する媒介としてとても大きな相乗効果を生んでいる印象である。

 

一方のオウガは、言葉に意味がないとは言わないけど、どちらかというと曲で表現されるフィーリングが重要で、言葉はそこから一歩引いたような印象である。

 

ライブ中のMCにもそれが現れているし、結果それぞれのキャラクタにもなっているのも面白い。

 

オウガはMC自体基本的にはしないしね。

 

それぞれに表現として芯があって、オリジナリティがあって、どっちも大好きなのである。

 

年末に向けてまだ時間があるので、何かないかと探しているが、これがライブ納めになりそうだな。

 

割と例年Tha Blue Herbが年末にリキッドでやる場合が多いが、今年はオールナイトイベントに1アクトとして出る感じなので、ちょっと悩み中である。

 

 

いずれにせよ、そろそろ今年の個人的ベストアルバムも考えたいところだ。

 

今年は個人的にも色々あったし、時代も変わったし、音楽の聴き方とかも色々変わったので、どんな感じで考えようか、今から悩ましいところである。

 


Ogre You Asshole - ワイパー