転職して2週間が経つが、前職と大きく異なることの一つが女性比率である。
前職の時は20代の若い女の子が多く、今にして考えればなかなか悪くない環境だ。
片や今の職場は女性率が低く、なんなら美人は少ない。
しかし、この環境でもちゃんと結果を出している女性というのはやっぱりすごいなと思うわけで、幸か不幸か知らないが多少顔が美人でなくても素敵だと思える特性を持っている。
昨日はある案件の絡みで飲み会があり、入社して間もないがお招きいただいたので行ったんだけど、そこでも謎の絡みをしてくる子がおり、ちょっと困った。
おそらくかなりひねくれているのは数少ない接点でもなんとなく感じてはいたけど、この席でもちょっと不思議な絡みが多かった。
私の前職は広告代理店なのだけど、細かなところを見てはいちいち「そういうところが代理店っぽいですよね!」というツッコミをしてくるが、私の記憶の中で同僚でそういうことをしている奴はいなかった。
なんなら私はぽくない人としてクライアントからもそう言われていたくらいなんだけどね。
俺のこと好きなのか?とかはまあ冗談だけど、ともあれある種のイメージの中に私もいるらしい。
ともあれ、こうして頑張って結果を出している女性はすごいなと素直に思うし、元々私は女性に対して割とリスペクトをしている方だと思う。
だからこそ、そこに寄り添える存在、男になれるならそれがいいよねという価値観を持っているところがある。
さて、そんな私が好きな女性アーティストも少ないながらにいるんだけど、その1人がイギリスのLily Allenである。
1sアルバムから新楽な歌詞で注目を浴びたのだけど、その後も色々ありつつ今の着実にキャリアを積んでいる。
歌がうまいから聞いていて心地いいし、何より彼女のインタビューなどから見られる価値観が素晴らしい。
年は同い年で、誕生日も結構近いので勝手に親近感をもっているんだけど、本当に彼女のことは応援している。
音源も実はずっと買っているんだけど、この度本も出している。
読みたいなと思いつつ見送ったんだけど、いずれはと思っている。
私が女性に対してこういう感覚を持ったのかと考えると、元々女の子があまり得意ではにところからくる自身の劣等感があるのは否定できない。
しかし、明確にそれを意識するようになったのは社会人になってからだ。
新卒で入った会社でも、あるポイントで助けになったのは女性の制作の人だったり、振り返ってみるとなぜか年上の女性の先輩にちょいちょい可愛がってもらったこともあって、要所要所で女性に助けてもらっていて、そのことが自分の自身になった経験があるのである。
別に大きな成果を出したわけではないけど、そうした巡り合わせによく出会ってきた。
なんだかんだ少なくとも日本社会は男性社会だと言われる。
24時間働けますか?という世界観がまだまだ趨勢なんだろうと思う場面が男の私ですら思うことがあり、女性的な価値観というと違うのかもしれないが、体の生理的なところから考えても全時代的なままだと言わざるを得ないだろう。
それが性差だからといえばその通りではあるんだけど、だからこそその中でしっかり存在感を示して頑張っている女性には尊敬の念を持つのである。
頑張っている女の子、好きなですよ。
見下しているとかではなくて、そういう子にはいい思いをしてほしいし、幸せになてほしいと思うのだよね。
話が逸れてしまったけど、Lilly Allenはそういう女性のわかりやすいアイコンでもあると思っている。
彼女がその認識でやっているわけではないと思うけど、存在や発言から、そういうものを体現してしまっているように感じるのである。
目に見えない戦いほど、そのしんどさは深くなるし、勝っても負けても疲弊感しかないのかもしれない。
それでも頑張ってほしいなと思ってしまうのである。
男っていうのは気楽なものなんだろうね。