音楽放談 pt.2

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孤独は自分が招くもの -Joy Division

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私にはどうしても抗えない性があって、それは側から見ればどうでもいい問題だろう。

 

私自身客観的にみたときには実にどうでもいい、というか気にしなくていいじゃないかと思う類いのものなんだけど、それでも私はそいつから逃れられない。

 

昔からそいつを乗り越えるためには勢いしかなくて、そうしてえいやとやってしまえばどちらかと言えばポジティブな結果に着地することの方が多かったから、この手の問題は本質的に大した問題ではないんだろうと言うことは経験的にもわかっているはずなんだ。

 

だけど、やっぱりそれは私にまとわりつく因果なのである。

 

 

確信的な思いがあるわけではないが、色々の状況を鑑みると、多分この子は私のことをあしからず思ってくれているんだろうなと感じる子がいる。

 

連休の初日にも飲んで、その前後にもやりとりがあったんだけど、彼女の発言だったり態度を見るにつけ、多分そうなんだろうなと思うんだけど、そうなると私は嬉しい反面不安になる。

 

彼女のみているのは私の極一面でしかない。

 

自分でいうのもなんだが、私は外面は悪くないし、仕事はそこそこ以上にできるし、実際にちゃんと評価もされている。

 

会社でも一目置かれる程度には存在感を出しているしね。

 

だけど、本当の自分みたいなやつにいまだに取り憑かれている私は、平生の友達も少ない、人とも交わらない、ひねくれた自分という存在を知られたら愛想を尽かされると思うと怖くなるのである。

 

彼女は彼女でどちらかと言えば内向的で自分に自信のないタイプ。

 

側から見れば十二分に頑張っているし、気も使えるし、頑張る子なので卑下するところは何もないわけだが、それでもどこか自信がないらしい。

 

それでも、私と比べれば外交的で人とも好んで接点を持つし、アクティブな日々を過ごしているらしい。

 

私はそういう人が苦手で、自分がつまらないやつだと思われそうでつい腰が引けてしまうのだ。

 

だいぶ自分なりに開き直ったつもりだが、やっぱり治ってなかった。

 

前にも似たようなことがあって、ありがたいことに職場で一緒だった、割に綺麗な子だったんだけど、多分この子も悪しからず私もことを思ってくれているのかなという感じがあったが、この子も実に社交的で活発なタイプだったので、私は腰が引けてしまったのだ。

 

実に情けない、我ながらへたれというか、もう本当に情けない限りなんだけど、ただどうしてもそうして愛想を尽かされるくらいなら適度な距離感を保ったままの方がいいやと思ってしまうのだ。

 

 

私は相変わらず自己開示をほとんどしない。

 

なぜなら人が聴いて楽しいようなエピソードもないし、私の興味あることに興味を持ってくれる人なんてあまりいないことはこれまでの人生で感じているからだ。

 

実際はそんなことは些事であるのはわかっているんだけど、年齢を経れば経るほどにそこに対して取り返しがつかないような思いがするのだ。

 

かと言って同じ趣味なら成り立つかといえばそうでもなくて、結局自分と違う人の方が心惹かれるのである。

 

もちろん全く違いすぎると事情は変わるけど、ともあれ自分にとって安心のゾーンが狭すぎるのである。

 

そんな運命を期待なんてしていないわけだが、だからといって目の前の僥倖に素直に従うこともできない自分が、最近本当に情けない。

 

 

ここ2ヶ月弱はリモートで人と関わることが少ないんだけど、私にはこの環境が実はとてつもなく心地いい。

 

孤独感よりも誰にも関わらなくていい安心感が強いのだ。

 

もちろん仲のいい奴らと飲むのは楽しいし、それを気にしなくていい関係性も一定存在する。

 

それについては本当に感謝しかなくて、ただただ彼らの幸せを願うばかりだ。

 

一方で毎日自分のペースで仕事も何もできるのはとてもストレスが少ないし、うちの会社は以降も基本リモートに舵をきるようなので、正直本当にほっとしている。

 

だったら1人で生きていけばいいじゃないかという話だが、実際そう思って生きている。

 

今金を溜めている理由、生命保険に入っている一番の理由は、自分が何かの拍子に死んだときに、色々の処理にかかる金を生きている誰かに負担させないためだ。

 

今だったらきっと両親がそれを処理する立場になるんだろうけど、せめて金銭的な負荷はかけないようにしないとと思ってのことである。

 

高校生の頃から書いていた日記は先日全て捨てた。

 

今もまだ手元にいくつかはあるけど、これもタイミングをみて全て捨てる。

 

このウェブ上のあれこれは、基本的には匿名のまま彷徨い続けるだけなので、私だとは誰もわからない。

 

 

裸の王様という童話があるが、あの話の教訓と言われる本当の幸せなんてものが存在しているとは私は思っていない。

 

人生は所詮主観的な価値判断だけで成り立っている。

 

死んだ後に感じることはなにもない。

 

生きている間が全てだ。

 

私にとっては今は今で幸せだ。

 

親からの支援もなく、社会人になってからはずっと自分も力で生きてきた。

 

今の人間関係も全て自分の力で得たものだ。

 

転職先でも、取引先の会社から誘いがあったけど全て断ってゼロベースでやってきたことだ。

 

その軌跡には一定の信念を持っているが、それは自分を支える柱にはなっていない。

 

結局、自分の全てを理解した上でグッと持ち上げてくれるような相手を求めているのかもしれない。

 

それが友達なのか彼女や結婚相手なのかわからないけど、少なくとも今の私にそれがあるかは疑問だ。

 

私は精一杯やっている。

 

だけど、やっぱりずっと満たされない。

 

この市況の中で、ほんのわずかではあるが昇給もした。

 

会社ではちゃんと仕事ぶりは評価してもらっているし、一緒に仕事をしている人たちも私のことをとても好意的に評価してくれる。

 

さらにそんな中で個人的な感情を持ってくれる人もいるわけだから、こんなに幸せなことなんてないはずなのに、なんで私は不安なのだろうか。

 

まあ、一重に自分が可愛いだけなんだろうけどね、

 

どうやらこの性は一生治らないらしいから、どう向き合っていくか、それだけなんだろうな。

 

最後は自分の感情一つなんだろうから、これを乗り越えることが次の目標か。

 

とか言っている間にもうすっかりいい年齢になっているので、手遅れになる前になんとかしておきたいね。


Joy Division - 02 - Isolation