たまに無性に騒ぎたくなる。
こんなご時世に限らず、ずっと1人宅飲みという人に迷惑をかけないスタイルを貫いてきた私だが、時にちょっとだけ騒ぎたくなる。
騒ぐと言っても迷惑のならない範囲の中声とわちゃわちゃするだけだが。
基本的に小心者なのです。
というわけで、1人で酒を飲みながら騒ぎたくなるそんな曲をいくつか。
まずはこちら。
Does It Offend You, Yeah? - Let's Make Out
ダンス×ロックな音楽が改めておっこうし始めた00年代半ばに登場したバンド、Does It You Offend You, Yeah?の"Lets Make Out"。
サマソニでの来日が唯一か知らないが、いずれにせよ今はすっかり効かなくなってしまったが、元気にしているだろうか。
ポップながらちょっと攻撃的な感じもあって、このデビューアルバム自体すごくよかったが、2nd以降はパッとしなかった。
ともあれ、この曲は今聴いても楽しいぞ。
続いてはこちら。
Shitdiscoというあられもない名前のバンドのこちらも1st収録の"Reacor Party"。
Does It You 〜もそうだけど、New Raveなどと呼ばれた頃に登場した彼らだが、ものの見事に1st以外は日本に届かなかった。
この当時は、元Mad Capsule Marletsのヴォーカル、Kyonoの1stソロに曲を使われたり、Doping Pandaのスターことフルカワユタカと対談したりと、結構話題にもなったんだがな。
元気だろうか。
そしてそのNew Raveの旗手といえば、こちらだろうか。
Klaxons - Atlantis To Interzone (Official Video)
当時SNOOZERという雑誌でフックアップされて見事に話題になったKlaxonsの"Atlantis to INterzone"。
イントロからサイレンのような音と共にジャンクな展開と合わせて非常に印象的な1曲だ。
彼らは彼らで結構苦労したらしく、結局アルバムは3枚だけリリースして解散してしまった。
日本では先の雑誌で人気が上がったので、フェスを中心に来日もよくしていた印象だ。
今も元気だろうか。
続いてはこちら。
Late Of The Pier - Bathroom Gurgle - Live Session HQ
まさに1stのみで消えたが、個人的には非常に印象的なバンド、Late Of The Pier。
確かメンバーは既に別なバンドで活動していたはずだが、いずれにせよポストパンク以来のセンス抜群なバンドたちが盛り上がった時期であったな。
友人から借りてこのバンドを聴いたけど、なかなか好きだったね。
ちなみに女の子もこの頃は元気だった。
CSS - Left Behind - Official Video
ブラジルの元気女子バンド、CSSだ。
確かヴォーカルのLovefoxxは日系だったと思うけど、後にKlaxonsのメンバーと結婚している。
今も仲良くやっているだろうか。
私は彼女たちの単独もみているけど、聴いていると楽しくなる音楽はとても素敵だったね。
メンバーチェンジ以降はあまり音沙汰もなく、今はどうなったかわからないが、彼女たちはディスコパンク的な文脈で語られていたな。
最後はそんなディスコパンクの代表のこのバンド。
LCD Soundsystem - Losing My Edge (Live at Madison Square Garden)
LDC Soundsystemの"Losing My Edge"だ。
00年代の最重要アルバムとの呼び声も高い彼らの1stにバンドルされた曲だが、骨太ででもダンサブルで最高だ。
彼らの1stはポップさとそうした実験性が、素人目にも明らかに感じられる作品で、今聞いても余裕でかっこいい。
特に初期の作品はペーソスというような感情も多分にあって、中年に差し掛かった今でこそなおしみるところがある。
今っぽくないけど、カッコよくないですか?
というわけで、それこそ私が大学卒業するかしないかの頃の音楽ばかりをあえて紹介してみたが、今聞いてもカッコよくないですかね?
昔の音楽でもかっこいい曲はかっこいいし、それらに影響を受けた音楽が現代にはある分、新鮮さみたいなものはうすれがちだ。
だけど、オリジネイターはそれなりの理由がある。
その熱量を感じられるだけでもいい体験だと思うので、たまには過去を振り返ろう。
温故知新。