音楽放談 pt.2

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今年無事 -THA BLUE HERB

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今日は今年最初で最後のTha Blue Herbのワンマンであった。

 

会場チケットもゲットできたので、恵比寿Liquidroomへ。

 

今日が仕事納めだったんだけど、リモートだったのでさっさと仕事を切り上げて電車へ飛び乗った。

 

このご時世、なんと言われようと知らない。

 

明日から引きこもるから、私がどうなろうと知ったことではないだろう。

 

勝手に苦しむわ。

 

それはともかく、毎年恒例の年末リキッド、今年は厳しいかと思ったけど、こうして開催してくれたことにまず感謝だ。

 

今回は配信もしつつだったためか、VJも入れたいつもよりも演出も凝っていたんだけど、なんというか、表現が難しいんだけど、ある種久しぶりの非日常で、すっげえ楽しかった。

 

ライブのブランクはかなりあったにも関わらず、2時間半の長丁場、ただでさえ情報量が多いんだけど、それを感じさせない見事なミックスと曲の繋ぎ。

 

最新アルバムからの曲が多んだけど、なんとなくBossの表情もなんだか穏やかだ。

 

ちょっと変わったか?と思うくらいだったんだけど、リリックの一つ一つをどこか自分と重ねるような感じで聞いていて、至極でしたね。

 

意外だったのは、Brahmanとのコラボ曲"Back To Life"を演奏したんだけど、Toshi-lowも登場。

 

曲が始まる前にステージ脇のカメラさんが動いていたんが見えて、それで曲が始まったし、スタートして少しした頃に明らかに生の声が響いたんで、これはくるなと思ったらやっぱりきた。

 

テンション上がったよね。

 

Toshi-lowも上機嫌に踊りながらBossとは違った歌声を聞かせてくれて、よかったね。

 

今年はどうしたってコロナのことは不回避になるんだけど、そうした市況も受けてか穏やかな曲が多かった印象だけど、もうね、語彙が馬鹿になってしまうんだけど、良かったのよ。

 

昼間仕事をしていたことすら忘れてしまうくらいがっちり入り込めたし、ライトが回って大きな音で音楽が鳴って、その中でBossがラップしていてそれがいちいち突き刺さってくる感覚。

 

日常と呼ばれているものが変化している日常において、かつての日常が非日常になる不可思議さを普通のこととしていつの間にか受容していたけど、ふと考えて見れば今年の頭は違ったものね。

 

それでも、新しい時代の最先端にいるんだぜ、ていうメッセージだったり彼の価値観だったりが、今更ながら刺さってくるんですよ。

 

強さっていうのはどういうことかを考えさせられるよね。

 

2時間半なんてあっという間だったな。

 

今年無事。

 

是非このライブもDVD化して欲しいよね。

 

 

今年はフェスもなかったしライブイベントもほとんど休止、淡々とした日々を過ごしてきたけど、個人的には仕事もクソ忙しかったし、リモート環境は個人的にはやりやすかったんだけど、仕事そのものは色々頭も抱えたんだよね。

 

大した娯楽もない中だったので、仕事しかしてない1年だったけど、その煤払いをできたような気分だ。

 

本当、久しぶりに心底楽しかったな。

 

 

音楽は衣食住の次、とはいうけど、幸い私はそこに困ることはなかった。

 

その意味では贅沢な立場だったのかもしれないけど、楽して手に入れたわけじゃないし、それなりに必死にやってきたしね。

 

今年35歳、全く知見も興味もない業界に入って、胃が痛いながら必死にやってきたんだよね。

 

せめて少しでも、救われた気がしたよ、冗談じゃなくてね。

 

今年は年末年始の休みも少ないんだけど、幸いやることは満載だ。

 

いやほんと、いい仕事納めになりました。

 

最高でした、いつまでも最高でいて欲しいね、彼らには。


THA BLUE HERB “今年無事” @ 東京 contact - 2019.12.29