音楽放談 pt.2

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手つかずに次の一瞬 - Boss The MC

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もうあと1週間で今年も終わりである。

年末のイベントとしてクリスマスがあるが、最近は以前ほどクリスマス感ってなくなった気がする。

あちこちで文字はるけど、TVCMでもクリスマスソングが流れている機会が少ないように思うし、いろんなバラエティでもその空気感があまりなくなったように感じるのは気のせいだろうか。

まあ、最近はテレビは録画してCMスキップしてみるから、単に目に触れる機会が減っているだけかもしれないが。

反して年末感が個人的にはやけに強くて、12月入ってからというものなぜかわからないが「年末だ・・・」とことあるごとにつぶやいていた気がする。

一体自分に何があったのかわからないが、とりあえず街の景色がやけに年末感を帯びて見えるのである。

何だ年末感て、と思うかもしれないが、そんなものがあるなら教えて欲しいくらいだ。

だけど、なんとなくわかりませんかね?


そんな私は年がら年中音楽を聴いているし、同じ音楽でも夏に聴いたり冬に聴いたり、別に選んではいないけど、それでもこの時期に合うななんて思う曲はあるし、そこはかとなく季節感というのは滲み出てくるものである。

中には、全然いいと思わなかったけどある時「あ、これか」なんて気がつく瞬間もあって、そうすると急にいい曲に聞こえたりもするのである。

必ずしも季節だけじゃなくて、その時の状況とか、年齢に伴ってということもある。


で、最近になってそう思うようになったのが、Tha Blue HerbのMC Bossがソロで般若と共演して作った"New Years Day"という曲。

歌詞の内容としては、Bossと般若がそれぞれの2014年を振り返って、1年間お疲れさんという曲。

およそ彼らのファンからすれば「何寝ぼけた曲やってんだ?」なんていわれそうな内容だし、何一つとんがっていない。

目新しさもなければ、全くクールでもない日記みたいな曲である。

私もこの曲はイマイチだろうと思っていたんだけど、最近悪くないなぁ、なんならちょっと好きだなと思うようになった。

社会人になってちょうど10年くらいなんだけど、学生と違ってあまり一年の中で楔を打つような時期がない。

都度連休はあるけど、挟んで向こう側には常に今と地続きの仕事があって、一旦停止程度の状態なのでずっと一連の状態なのである。

そんな中で、年末年始だけは一区切り感があるのである。

向こう側に仕事があるのは変わらないけど、休みに入る前に挨拶を交わすのって年末だけだし、朝来てちゃんとあいさつするのも年始くらいだ。

それに、日々やることが連なり続けている中で、振り返るような時もなかなかないから、結局俺って何やってるんだっけ?みたいなぽつねんとする瞬間もあるわけだけど、だからこそたまにはそうやって振り返ったり、とりあえず一区切りつけようよ、ということって大事だなと思うようになる。


この曲の中で印象的なのは、できなかったことはまた来年だ、次の手つかずの一瞬が待ってんだ、というライン。

当たり前っちゃ当たり前なんだけど、単に明るい未来があるとか、新しい明日がとか、そんな言葉はよくあるわけだけど、手つかずの一瞬というのがなんか刺さるんですよ。

その言葉の裏側には、いかようにもなるもの、という意味もあると思っているんだけど、流されていけばそれなりにも過ごせるし、別に文句を言われることもない。

だけど、そこに何かしらやってやろうみたいな山っ気というか、そんな気持ちでやっていることの方が苦労も多いけど結果的には楽しかったりする。

個人的な話だけど、私はそれなりに評価されて来たし、それ相応のこともして来たという自負がある。

対して大きなことではないし、何あエポックメイキングなものでもないけど、少なくともその時々いた場所では波風を立てて、爪痕を残している。

入社してすぐの時には割と怒られたり、ダメなやつだと言われることも多いし、上司からもあんまり信用されないことが多いんだけど、結果的にその状況を全てひっくり返して来たし、私が4年くらい前に作った資料を今だに使っているということも聞く。

辞めて数年経ってもことあるごとに名前が出るとも聞くし、そういうのを聞くと嬉しくなるよね。

それでもうまくいかなかったこともたくさんあったし、だからたまに何やってんだろうかと迷子になるんだけど、色々改めて振り返って、今の状況も照らしていくと、腐ってもしょうがないか、なんて気持ちにもなるのである。

今の職場では入社してちょうど2年が経って3年目になるけど、それなりに存在感を出している。

まあ、同じ部署の人間とはこれまでのどの会社よりも関係値が薄いし、何なら好きじゃない。

会社がでかい分、実際に業務で関わる人との関係が必然こくなっていくわけだけど、私の案件では他部署の人とのやりとりが多いから、そっちの関係に気を使う方が多いしね。


ともあれ、昔よりも向こう見ずさみたいなものとか、気に入らなければ力技でひっくり返してやる、なんていうことはもうなくなったし、和を以って尊し、みたいな価値観もよくわかる。

とはいえなあなあな人間関係は相変わらず嫌いだし、そんなものならない方がいいと思っているから孤立することもあるけど、反面ついて来てくれるやつはいるわけだしね。

いずれにせよ、この曲も日和ったんじゃなくて単に素直になっただけなのかなと思うし、こういうのが前向きさなんじゃないかという気がするわけだ。

とにかく明るく行こうぜ、なんていう頭の悪い考え方も嫌いじゃないけど、大人だからね。

かっこ悪いのが普通だから、それでもせっせとやるのがプロでしょ、と思いつつ、あと1週間頑張ろう。

"New Years Day"