音楽放談 pt.2

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ギャップ萌え -Ogre You Asshole

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夏場はフェスが多いこともあってか、単独に行く機会は比較的少ないように思う。

 

観たいアーティストがやっていないだけだが、ともあれ毎年の傾向がそんな感じである。

 

しかし今年はちょくちょく入っているが、その中の一つがOgre You Assholeである。

 

Liquidroomの周年記念としての企画だが、直近では新譜も出ていないので、年末の好例以外ではイベントなどで観るくらいであった。

 

それでも既に今のモードがまたえらいことになっているのは知っていたので、果たしてこの完成系がどんなものなのか、興味としてはそこになるわけだ。

 

ちなみに音源もEPだが今の彼らを反映したものはリリースしている。

 

サイケ満載だったところから、ダンス的な方向にシフトしており、これまで以上に肉体的になってきている。

 

ライブでのセットリストも幾つか試していたようだが、徐々に固まってきているのでもうフォーカスは完璧なんだろう。

 

そんなタイミングの単独で、さすがのソールドアウトであった。

 

 

さて、ライブについては昨今の彼ららしく序盤はボトムの低めなゆっくり展開。

 

そこにエレクトロな要素も少し加わり、今日はライティングの演出も手伝って、音楽的には全然違うのになんだかcraftwerkのようだと感じた。

 

やけに迫力があるのだ。

 

おそらく1曲目は新曲だったと思うけど、過去曲もアレンジを変えまくっているので、もはやパッと聴いただけではわからない。

 

 

彼らは音源とライブで全くと言って良いほど違うアレンジに変えてくる。

 

それこそリリース直後であればともかく、時間が経つとアレンジしまくるのだ。

 

今日はかつてのオーラス定番であった"ロープ"を2回演したのだが、曲の骨格以外は別物であった。

 

中盤以降は演出も演奏も激し目になってくるので、やはり盛り上がり方が全然違い、私が知った頃の彼らとは別物すぎる。

 

しかし、これがめちゃくちゃかっこいい。

 

パッと見そこらの大学生にしかみえない出戸くんはじめ、こんなに見た目と出してる音のギャップの大きいバンドもまた珍しい。

 

昔聴いてたよとか、3部作の頃よく聴いてたわとか、そういう人がいたら是非今のライブに足を運んで欲しい。

 

もしくは音源は聴くけどライブは行ったことない、という人もだ。

 

びっくりするかガッカリするかどっちかの気がするが、いずれにせよ彼らの本質はライブにあることはよくわかるだろう。

 

 

さきにも書いたけど、彼らはライブで曲をアレンジしまくっており、それは新旧見境ない。

 

その時々のモードによって曲は選んでいるが、そのモードにハマれば普通にアップデートを繰り返している。

 

私はリミックスとかはそんなに好んで聞かないし、やっぱり原曲がええやんと思うタイプだが、彼らについてはそうは思わない。

 

なんなら音源はあくまで曲の骨格をまとめた程度で、ここからが本番だと今では思うようになった。

 

よくベテランの人も曲を大事に歌う、みたいなことを言っているし、曲のイメージを崩したくないからできるだけリリース当時のままやってます、みたいなこともある。

 

ファンとしては嬉しいが、そんなことはお構いなしにやり散らかしているのも痛快である。

 

9月には新譜もリリースされるし、年末は恒例のライブやるしで、これからも楽しみなバンドである。

 

しかし、本当に凄まじいライブやるよな。