音楽放談 pt.2

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ボートラ遊び ―Maxmo Park編

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気がつけば随分と間があいてしまったのは、ひとえに我が怠惰故か、といえばそういう訳ではない。

意外と忙しかったのである。

何が忙しかったのかは今となってはよくわからないが、気がつけば10月だし、やけに疲れてるし。

まあしかし、好きな音楽を聴いていれば元気にもなれますよ。


この頃はCDも以前よりは買ってない。

興味が薄れた訳ではなく、単純に経済的事情である。

さすがに1年半も立つとスーツも幾分くたびれるし、ワイシャツも汚れが落ちにくくなってくる。

靴下には穴が空くし靴は臭くなる。

だから買い替えという訳で、出費がかさんだのですね。

また新譜関係も、興味はあるけど買うにはいささかためらわれる、という事もある。

聴いてみたいけど、て奴。

中古に関しては欲しい奴がそうそうある訳でもないしね。

それに、行くとつい買いたくなってしまうので意図的に距離はおいていたけどね。

しかし、今月は待ちに待っていたものが2枚出る予定である。

Nine Black AlpsCharlotte Hatherleyそれぞれの3rdである。

どちらも海外でのリリースは日程もアナウンスされているし、音源も出ている。

NBAに関してはサイトでフル試聴出来るし。

しかし、今月のロッキンオンにも、HMVのホームページにも詳細はなく、またいずれも日本盤のリリースは決まってないらしい。

早く欲しいが、しかしボートラがほぼ確実につく日本盤がやはり欲しい。

待つべきか、待たざるべきか、悩ましき問題である。


そういう訳で、金のない私はそれでも少しでも耳新しい音を、と思い、件のボートラなどをかき集めては自分なりにセットリストを組むと言う遊びを良くする。

基本的にはボートラを貯めるような形になるのだが、最近はiTune ストアも適宜利用している。

アーティストにも依るのだが、シングルのカップリングで、アルバムなどには収録されていない曲もたくさんあるのである。

特に海外のシングルは入ってきにくいし、そもそも私がシングルと言うフォーマットをあまり好まない
ため、どうしてもそういう曲が漏れてしまう。

そこで、かのネットストアを利用すると便利、ということに気がついたのである。

遅いな、我ながら。


それはともかく、そのようにして探してみると、意外とたくさんあって、準新譜を手に入れたような感じになるので勝手にお得感を抱いている。

で、そういうシングルのカップリングをやたらつけているアーティストの一つがMaximo Parkである。

1stのときはそれのみを集めた編集版を出していたが、2ndではでなかったので、未聴の曲がかなりあった。

そのため、新譜のカップリングなんかと併せて新しく編集版を作ったのであった。

彼等の音楽生はポストパンク系の、ニューオーダーらの音楽性の影響を強くうけている印象があり、実際1stはそれがモロであった。

プラスチックなサウンドが当時の流行とも図らずもリンクしたし(まあ、プロデューサーが同じだった気がしたけど)。

続く2ndではロック色をより強め、1stとはまた異なった印象を抱いたものだ。

そして今年出た3rdは、また全2作とは異なった印象なし上がりになっている。

音楽誌でも本人たちも、ダンス的だとしていたが、個人的にはあまりそういう印象はなかったな。

多分方法論的な部分がそうだというだけで、実質は2ndの延長的なサウンドと捉えている。

より実験的というか、捻くれ方は強まったと思うけど。


ただ、これらのアルバムは表面的な印象は異なるものの、聴けば彼等らしいと思う曲ばかりである。

ヴォーカル/ポール・スミスの声自体にかなり個性のあるバンドなので、その影響は確かにあると思うけど、ギターのリフや、リズム、キーボードなど、要するに全てに彼等らしさを感じるのである。

そういった側面をよりわかりやすい形で示してくれるのが、カップリング曲たちなのである。

かなりラフなままのものが多い印象なんだけど、それ故に曲そのものが浮き上がるのだろう。

こうして聴いていると、まず何より彼等の曲そのものが良いというのがよくわかるのである。

シングル向きの曲ばかりではないし、彼等の明るいポップなイメージと全く反する曲もある。

しかし、総じて好きなのですね。

少なくとも私は、アルバムにひけを取らないとさえ思う。

実際良い曲いっぱいだしね。


彼等はフジロック以降単独もまだやると言う情報はないので、シングルが出る度にそのカップリングを集めようかと思っている。

既にレアトラック集とて2枚分は出来上がっているし。

我ながらうまいこと並べるな、なんて一人悦に入りつつ。

ライヴなんかでも感じるんだけど、曲順てやはり大事だしね。

それで曲の印象もかなり変わるし。

こういう遊びをしつつ、音楽を聴いていると、また面白くもあり、ますます魅力的に思えるものである。


Stray Talk - Maximo Park