音楽放談 pt.2

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彼なりのオルタナティヴ ―Smashing Pumpkins

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バンドの再結成が一段落した感があるが、こうしてあっちもこっちも再結成が起こると、解散の理由も浮き彫りになって実に興味深い。

今年とうとう再結成が決まったLibertinesなどは、ピート如何という感もある。

ガンズはアクセルさえいれば、て言う感じだし(単にバンド名の著作権を持っているからかもしれないけど、ファンとしてもそれで良いよって感じではなかろうか)。

Led Zeppellinはドラマーが死んでしまっているので、その息子に叩かせたくらいで、一回限りで終わっている辺りを見るとメンバーありきなので、そういった姿勢はファンにとってはうれしいんじゃなかろうか。

とにもかくにも、再結成は良いやら悪いやら、結局ファンならうれしいな、といったところであろうか。


そんな再結成バンドのうち、今年サマソニとはいえようやく来日も決まったものの、実質「それってどうなの?」なんて思えてしまうのがSmashing Pumpkins

盟友であったはずのジミーも離れ、とうとう宇宙人ビリーしかオリジナルメンバーがいないという有様に。

これでもスマパンだ、と本人がいうのなら仕方ない。

そもそも彼の過剰なコントロールフリークっぷりが解散を招いたような気がするのだが、ファンからすればそれでも観ておきたい。

ジミーのドラムがなくても、ビリーの声と曲があれば、一応スマパンと言えなくもない。


そんなスマパンの1st、グランジブームに浮かれる時代のまっただ中に現れた彼等は、実質先だったのにも関わらず、第2のNirvanaなんていわれたりもして。

音を聞けば全然違うと思うけど、ディストーションギターがあれば何でもグランジだったのだから。

当時から静と動のエモーショナルな楽曲が印象的で、メランコリックな佇まいも既に確立されている。

全盛期と比べるとおとなしい印象であるが、実は良い曲は多い。

"Siva""Rihnosence""Tristessa""Snail"なんかは実にいい。

特に"Snail"は大好きである。

良い曲だよ。

また、貴重なダーシーヴォーカルな曲もあり、そういう意味でも面白いアルバムである。


現在公式サイトから順次無料で楽曲を配信しており、EPとしてのリリースも決まっているが、底から見られるモードはすでに過去とは違う。

「Zeitguist」以降の曲がやはり大半のようだ。

やっぱり音楽が精神的な芸術であると言うのは、こういうのを聞いているとよくわかる。

明らかに過去の楽曲とはフィーリングが違うし、恐らくもうあの頃の曲を書く事は出来ないだろう。

まあ、いつまでも同じ事ばかりしていても、却ってどうかと思うし、むしろ90年代のあの時代を未だに引きずっているというのは、それはそれで問題だと思うけどね。


ともあれ、今年もサマソニには結局行ってしまうのだろうね。

そしてスマパンを観て、多分愚痴を言う。

ジミー、イハ、ダーシーで観たかった、とね。

それも思い入れの一つであるからね。