音楽放談 pt.2

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音楽の好きなところ ―Script

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音楽を好きになる理由は色々ある。

歌詞が好き、メロディが好き、声が好き、ギターが好き、顔が好き、など理由と言うのは多種多様である。

何を求めているか、と言うところももちろんあるだろうし、ただ何となく、というものもある。

ふと耳にしたメロディが耳から離れない、とかね。

長く聴き続けている音楽と言うのは、実は好きな理由が明確にわからない場合が多いのではないだろうか。

理由があると、その理由にリアリティがなくなった瞬間に効力をなくすから。

理由がないのであれば、好きじゃなくなる理由もないので、ずっと聴いていられるのではなかろうか、という屁理屈である。


さて、私にとってのそんな音楽の一つが、Scriptである。

洋楽のではなく、元Moon Childのの2人がやっている例のバンドである。

知名度は恐らくかなり低いと思うが、実に良い曲を書く。

良い声をしている。

良いメロディを紡ぐ。

そしてその世界観がなんとも好きなのである。

主に曲を書いているのはヴォーカル/ギターの佐々木収さんである。

この人の書く歌詞は非常に青臭くも在り、ロマンチックでもあり、でもダサくもある。

どちらかと言うと泥臭いというか、青臭い歌詞が多いんだけど、それがなんだかすごく良くて。

気取らない感じがいいのですね。

独特の捻くれ方もしているし、言葉遣いも独特なのである。


曲自体は何か強烈な個性が在ると言う感じでもないし、トンガっている感じもしない。

すごくポップで、しかし節回しなんかは特徴的だね。

で、何より声がセクシーである。

男の私がいうといささか気持ち悪いが、実にいい声をしていらっしゃるのですね。

唄うまいし。

だから、彼等の曲は耳馴染みしやすいけど、唄おうと思うと結構難しいものが多い。

これはMoon Childの頃からそうだけど。


で、彼等の現時点での最新アルバムと言うのが非常に良いのである。

出たのはもう半年以上前で、私が買ったのはつい先月だったりする。

何故なら、この1つ前のアルバムがあまり良くなかったから。

印象に残らない曲が多くて。

だから、また聴くものがないときに買えば良いや、とか思っていたのである。

それを何故買ったかは明確な理由はないけど、なんとなく買おうと言う気持ちになって買ったのですね。

したらよかった。


中でもシングルカットもされている"Free Fall"と言う曲はこれぞといわんばかりのポップソングである。

メロディも歌詞も何もかも、はっきり言って言う事ないだろう。

アニメソングにも出来そうなわかりやすい展開とポジティヴでアップリフティングな歌詞。

そしてそれが押し付けがましくないのが実に佐々木さんの書く曲らしいのである。

全体で観ても、良い曲が多いし、曲の粒も良いけど並びやバランスもいいからアルバムとしての完成度も実に高い。

ロックテイストな曲やバラッドや、ちょっとコミカルな世界観の曲や、バラエティに富んでいるのである。


彼等の曲は、最近私が聴いている曲達とは随分毛色が違うと思う。

多分女の子のファンの方が多いであろうし。

自分自身、彼等の曲が何故好きなのかという明確な理由はよくわからない。

表現が好きとか、曲が良いとか、もちろん上げる事は出来るけど、根本的なところは別な気がしている。

言うなれば、なんだか好きなのである。

だから、新譜も発売1年以内には必ず買っているし。

なんだかいいんですよ、2人のやや緩いキャラも相まって。

普通にオススメできるバンドである。

ちなみに、過去友人知人に聴かせたところ、バンドは知らなかったけど、良いね、という人ばかりである。

知名度はないけど、是非聴いてみてほしいバンドである。