一時期やたらとレーベルが注目されていた。
もちろん今でもどれも有力・優良レーベルなわけだが、最近はあんまり言われなくなった気がするな。
あくまで付帯情報程度と言うか。
一種のブームが過ぎたと言う事だろう。
一時期はプロデューサーだったけど、今は何だろうね。
他のバンドとの引き合いが多いのかもしれない。
で、プロデューサー/レーベルが注目されていた頃にやはり注目されていたのが、DFAである。
LCD SoundsystemやRaptureで有名な例の奴です。
ディスコパンクという新しいタームも生み出すきっかけとなった訳であるが、このレーベルから出ているアーティストを取り上げます。
Free Energyというバンドだが、ご存知だろうか。
日本盤は恐らく出ていない、まだ新人のバンドである。
エレクトロよりも生の比重が大きいバンドで、革新性とかはないと思うけど、ポップで陽気で良い曲を書いている。
DFAの仕事らしく、コッコッコッコッていう、なんているんだっけ、あの木魚みたいな音の奴がいい味を出しているし、隙間感もさすが。
1曲目のタイトル曲なども非常にいい。
ちょうどこの初夏の日差しがあっついな、なんて思っている時期にぴったり。
ただ、アルバム通して聞いてみてもそうなんだけど、決定だがない印象。
平均点は高いけど、突き抜けた1曲がないのが残念である。
やはり、それを持っているといないのとでは違うんだな、なんて思った。
ちなみに私は新品型落ちを500円で購入、良い買い物だった。
もともとの価格が1,500円なので、はっきり言ってお得なアルバムである。
YoutubeでもPVが見られるので、是非一度は観てみてほしい。
良いバンドだと思う。