音楽放談 pt.2

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佳曲満載 ―Free Energy

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すっかり夏になってしまい、それどころかここは本当に日本かと思うほど強烈に、激烈に暑い。

35度が普通になっているじゃないか。

まだ7月上旬なのに。

梅雨もさっさと明けてしまい、子供達は夏休みを前に既にだれているのではなかろうか。

社会人な私は毎日死にそうな顔をして元気に外を歩き回っているが。

それにしても、自分を見ても周りを見ても思うけど、サラリーマンってなんだかんだタフだよね。


それはともかく、こんな夏にぴったりの音楽を今回はご紹介。

以前にも取り上げたDFA所属のポップバンド、Free Energyの新譜である。

先日ディスクユニオンをふらふらしている時に不意に見つけた2ndアルバム。

なんと600円という1stに負けじ劣らじ低価格、後で知ったが今年でたばかりのようである。

ご多分に漏れず、もちろん日本盤など出ていないが、それにしても需要無さ過ぎである。


前作の評価としては、総じてポップで良いのだけど、決定打に欠けるという及第点的なものであった。

もっとぶち抜けた曲が1曲でもあれば劇的に評価が変わるのに、と思ったものだが、そんな1stを踏まえての2nd、果たして彼等がどんな飛躍を魅せるのか、期待に旨が膨らむところだ。

で、実際に聴いてみると、なるほど、基本的には前作同様曲はポップでクオリティは高い。

夏にぴったりな爽やかな楽曲である。

その心地良さはなかなかのものだ。

しかし、結局今回も決定打はなく、平均点は高いけど、外れ値は存在しない、そんな安定感抜群のアルバムであった。


何度も言うが、決して悪くないし、むしろいい。

それにレベルも高く、取っ付きやすいから誰が聴いてもそれになりに楽しめると思う。

だが一方で一歩間違えると通り過ぎるだけの音楽なのである。

何か一つでもフックが在ればよかったが、それがない。

いいんだけど、彼等をMy Favoriteに挙げる人は少ないだろう。

好きなバンドの一つにはなり得ても、多分人生を変える事はない、そんな音楽なのである。


実に勿体ない。

良い曲だと思うし、聴いていて楽しいのだけど、それだけなんだよね。

ともあれ、クセもないから中古屋で見かけた折には是非一度聴いてみてほしい。

多分500円前後でアルバムが買えるから。

なお新品で買おうと思うと、恐らくアマゾンで入手する事になるだろう。

店頭流通はあまりしてなさそうだから。

そして私は、次に期待である。