音楽放談 pt.2

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色々のカラー ―Lilies and Remains

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昨日はLilies and RemainsとMinus ( - )のライブへ行ってきた。
 
今回はリリーズのリリースライブだったのだけど、プロデュースを担当した藤井麻紀のユニット、Minusも出ていたのですね。
 
最近ようやくSoft Balletを聴いたのだけど、こんな感じの音楽をやっている人が日本にいたのかと驚いた。
 
名前は知っていたけど、てっきりビジュアル系的な感じかと思ったけど、見た目以外は大分違ったね。
 
かつてソフバの音を作っていた2人が組んでやっているのだけど、まだミニアルバムが出ただけで、しかも私は未聴という状態であった。
 
買うか買わないかを悩んだまま今に至ったので、せっかくならここで聴いて気に入ればと思ったのですね。
 
 
ライブ本編に触れる前に、毎度お馴染み、でもないが、会場の雰囲気について。
 
今回は代官山UNITでのライブだったが、ソールドアウトらしく結構な密度であった。
 
最近この会場によく来るのだけど、Bo Ningenの時よりも多い印象だった。
 
多分当初の想定よりも客フロアを僅かに増やしたような印象だったね。
 
そして非常に印象的だったのが、女性客が多い、しかもなんかぎらついた感じというか、派手目というか、年齢層はややアッパーな方も散見されたが、これはソフバ時代のファンなのだろうか。
 
リリーズにしろMinusにしろ、ゴスっぽいイメージもあるから客層はそれなりに想像はできたけど、それにしてもここまで助成率が高いとは思わなかった。
 
気がついたら四方を女性に囲まれていて、ちょっと電車みたいに変な気を遣ったよ。
 
近くの若めの子達は割とあちこちに顔を出しているらしく、80kidzだ渋谷wwwだといったワードは飛んでいたが、音楽好きというよりはそういう自分をある種のステータスにしている印象もあったな。
 
ファッションは総じてお洒落感なのだけど、やっぱり心に闇を抱えている系だろうか。
 
ちなみにこの日、男子はあまり見かけなかったな、てか目に入らなかった。
 
 
さて、ライブ本編に映るけど、ライブはMinusからスタート。
 
レビューなんかを読むとアンビエント系かと思っていたけど、所謂ダンスミュージック的な曲が今回は多く演奏された。
 
全てパソコンとシンセで演奏されていて、得意のインダストリアル風味もあるつつ、しかし音楽的にはまた違う方向に触れているのが面白いですね。
 
フジマキは割と黙々と演奏しているが、森岡はしばしはっちゃけている。
 
Youtubeでライブ映像を見たけど、これが彼の持ち味らしい。
 
ヴォーカルは彼が取る事が多いが、歌と言うよりはあくまで要素の一つという感じではあるけどね。
 
それにしても、観客が実に静か。
 
およそ想像はついていたけど、かなりアッパーな曲でさえ微動だにしない人たちの多い事。
 
森岡も煽ったりしてみるが、今一であったな。
 
そういえば、先日行ったBorisとBo Ningenのトークセッションでも観客の違いに付いて言及されていたが、ノベンバのファンは全く動かない、なんて行っていたけど、ファン層はがっつり被っているからそういう人たちなのだろうね。
 
 
そんな感じで終わって少ししたらまもなくリリーズ登場。
 
メンバーは2人だけなので、ギター以外がサポートを入れてのライブだったのだけど、キーボードはPlasticzooms、ベースはノベンバ、ドラムはCollectorsという、見る人が見れば中々の顔ぶれである。
 
で、ライブは1stの2曲目”The Fake”から始ったのだけど、のっけから痺れたね。
 
この曲のギターリフが好きで、行く前にもちょうど聴いていたのでテンション上がったね。
 
その後は2ndからの曲をやって、以降は新譜の曲を中心に構成されていた。
 
実は新譜はまだ聴いていないので、全て始めましての曲だったのだけど、総じてポップでメロディアスな方向に行ったのかな、という印象であった。
 
またフジマキプロデュースというせいもあってか、よりダンスよりなベース、ドラムラインになっている印象であった。
 
また、これまた意外だったのがライブ中Vo./GのKentがギターを置いて歌だけの場面もちょくちょくあった事。
 
所謂歌い上げるような楽曲ではないし、どちらかいえば歌よりもその合間合間の演奏での魅せ方が得意なバンドというイメージだったので、こんなに歌ったり動いたりするんだ、なんてね。
 
更にMCなんかも挟んでいるけど、やはり関西人というべきか、非常にお茶目な面もあって曲やバンドのパブリックイメージからは大分違ったよね。
 
リリーズの相方、Kazuyaによくわからない振りをしたりしていたが、仲いいのだろうね。
 
インタビューで読んでもKazuyaはある意味ではKentの音楽を信頼しているからそういうポジションに徹している感じもするし。
 
ところで、彼は結構と整ったか顔をしていて、育ちの良さそうな大人しいキャラクタなので、女性ファンの多くは実はKazuyaファンなのではないか、という気もする。
 
 
それはさておき、個人的には最新作よりもエッジーなギターが際立つ過去曲の方が好みである。
 
といっても、新譜はまだちゃんと聴いていないから馴染んでいないところもあるけどね。
 
本編が終了後、Minusの2人とのコラボがアンコールに。
 
Depech Modeのカバーも披露されて、彼等の音楽的な参照点も見て取れて非常に面白いライブだったね。
 
もっとも、彼等のファンたる人たちはそこにはあまり興味はなさそうだけど。
 
ライブ中も終始静かな人が多かった気がするが、ともあれ素晴らしいライブでしたね。
 
とはいえ、やはりサポートメインのバンドなので、ある種のマジックがない気がした。
 
それが非常に勿体ないというか、今後の課題になりそうな気がするね。
 
 
3月にはまたBODYSというイベントでノベンバやプラズー(と略すらしい)とやるようなので是非見たいところではあるが、金曜日なので、厳しいね。
 
"This City"