音楽放談 pt.2

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ハードコアの何たるか -Melt-Bananaと狂うクルー

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もう12月も半ばを過ぎようとしている。

今年は割と仕事も落ち着いているというか、すでに年明け以降の準備を粛々と進めている状態で、昨年は今目の前のことにバタバタしていたのを思えば進歩したというものだ。

課題は依然残っているけど、それでも嫌な焦り方をしないのはいいことだよね。


さて、昨日は初めて行くライブハウスでMelt-BananaとKuruucrewの対バンイベントへ。

ツイッターで知ったのだけど、前売り券はいわゆるチケットサイトなどでは購入できず、メールで事前連絡、当日会場にて購入というもの。

それに会場もライブハウスというよりはイベントスペースというべきところのようで、15m四方くらいのスペースに演者のスペースと観客のスペースがある感じ、要するにめちゃ狭いのである。

いかにも地場のライブハウス然としていて、そういうのもいいよね。

今回のイベントはこの会場とKuruucrewにより企画されたようで、そこにMelt-Bananaを呼んだものらしい。

前者は友人から音源を借りて聞いてすっかり気に入ってしまったわけだがライブは初めまして、後者は2回目なんだけど、前回もかなり小さなライブハウスのコアなイベント、いずれもハードコア臭満載である。


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まずはKuruucrew。

インストのハードコアバンドで、サックスが非常にいい味を出しているんだけど、ミニマルで攻撃的な曲がとてもかっこいい。

アルバムは今2枚、EPを数枚というリリースだと思うけど、ある曲で54-71のヴォーカルも参加したことで一部話題になったことがあった。

濃いぜ。

音楽性として色々思い浮かぶようでこれとうまくハマるものが出てこないんだけど、やっぱりハードコアという言葉が一番しっくりくるかな。

キックの強いドラムと、ベースは野太くミニマルなフレーズを弾いているけど曲によってはばっちり跳ねているし、ギターはほぼノイズ担当みたいな感じで、サックスがもっともメロディを担っている感じかな。

楽曲は不穏さを感じさせるものが多く、その緊張感みたいなのがとてもいい。

まあまず広く売れることはないと思うけど、好きな人にはたまならいだろう。

今後はライブ活動をまたしていくようなので、機を見てまた見たいものだ。

それにしても、思った以上に普通っぽい見た目ながら、どこかとんがった人たちだった。

ちなみに、ほぼ私と同い年くらいみたい。




続いてはご存知のMelt-Banana

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もはや日本よりも圧倒的に海外での認知度、人気、評価も高いバンドとして認知されているわけだが、毎回彼らのライブでは熱狂的な外人さんのファンを見かける。

彼らはヴォーカル、ギターの二人組なんだけど、ギターの人はいつもマスクをしている。

そのマスクを真似たおぼしき人もいたしね。

デビュー当時は4人組だったらしんだけど、脱退してメンバー補充をしていないので、ライブでは同期を使ったライブをしているんだけど、ラウドでノイジーなライブをかましてくれる。

まあとにかくうるさいし、ヴォーカルもあるけどほぼ何を言っているかわかならない。

ただ絶妙にアニメチックな声なので、ひょっとしたら昨今海外で受け入れられる日本的なものが彼らにもやっぱりあって、単純に音楽としての面白さもあるにせよそういう非西洋的な感じが彼らがいち早く海外で成功した一つの要因なのかもしれない、などと思いつつ。

余談だが、海外ではToolの前座もやったことあるバンドである。


基本的に曲は短いのでどんどんいろんな曲をやっているのだけど、爆音と短さで結局何曲やったのかわからない。

中には数秒という曲もあるんだけど、毎回そういう長短尺曲を続けてやるコーナーがあって5曲くらいやるんだけど、それでも数分で終わるからね。

都合1時間弱くらいだったと思うけど、まあとにかく内臓に響く爆音が凄まじかった。

会場が狭いからただでさえスピーカーも近いしね。


そんな感じで、久しぶりに超爆音系ライブだったんだけど、流石に耳がやられたね。

だけど、音源ではそこまで聞かないまでもこの手の爆音系ってやっぱりたまに恋しくなる。

とはいえ、いわゆるラウドロックではなくてこういうエクストリームなやつの方が好きなだけど。

1月にはTera Melosの日本ツアーがあるんだけど、そこでまたMelt-Bananaも出ることになったみたいなので、その日に行こうと思っている。

同日にはNuitoも出るし。

いやでも、やっぱりライブっていいですね。



海外じゃこの規模でもやっているバンドが、日本では昨日数十人である。

やっぱりずっと世界中ツアーして、自力で成功を掴んだバンドはタフだ。