本日2本目だが、今日はOgre You Assholeの単独へ。
毎年この時期にやっていると思うんだけど、今や彼らのライブはソールドアウト必至なので、チケットが無事取れてよかった。
といっても、実は取ったことを忘れていて、1週間くらい前に「ヤベッ、チケット取ってねぇ!」とか焦って見たら既にソールドアウトしていたので一瞬諦めたのであった。
いやはや、ボケが始まっているのだろうか。
それはさておき、今日は会場へ着いたのが結構ギリギリだったんだけど、さすがにパンパンで、フロアには降りられなかったのでいい場所を探っていたんだけど、スタッフが後から来た人に「詰めてください、奥空いてます」とか言っているが、その手前で人がいすぎて前にいけない。
しかし、中腹を見るとまだ若干ゆとりございます状態だったので、もっとうまく誘導してくれ、なんて思いつつ階段のちょうどいい位置を取れた。
昨年新譜を出して以来、セットリストも変えてきていて、いわゆる決め曲も変わってきている。
今年も何度かイベントや対バンでは見たんだけど、単独ではもっと攻めたセットリストになるだろうから楽しみでした。
で、結論からいうとやっぱり彼らのライブはすごい。
何がすごいって、ぶっ飛ばさるんだよね。
めちゃくちゃにテクニカルなわけでもないし、音圧で押し切るわけでもない。
そもそも彼らの曲、特に近作は全体にゆったり目の曲が多く、アッパーといってもBpm低いのでいわゆる勢いではないのである。
最近インプロも増えているし、『Homely』以前の曲もやるようになっている。
明らかにギターがModest Mouse的ギターリフが冴え渡っていたね。
それにしても、あの作品からここまで変わるとは当時彼ら自身も思わなかっただろうね。
昔の曲もアレンジを変えているから違和感なく溶け込んでいるのが素晴らしいね。
彼らのライブも特徴としては、圧倒的な演奏力とか先にもあげた楽曲の勢いではなくて、構成とか演奏の演出とか、なまじ楽曲がゆっくりだからこその引き込み方みたいのがうまいのかな、なんて思うけど、とにかく時間を忘れる。
ミニマルな展開も多いんだけど、気がついたら2時間経っているのである。
彼らのライブを見ていつも思うのは、音が洪水のようというか渦を巻くようにグワーッとくる感じがして、それが実に気持ちいい。
今日は"ロープ"を一曲目にやって、盛り上がりどころが"ワイパー"だったりする。
余計なモッシュとか、むやみに叫ぶ観客もいないのがよかったね。
ちょっと次元が違うライブをやっていると思うし、去年もすごいと思っていたけど、そこからさらにすごくなっている。
今日は特にラウドなアレンジも多くて、それも新鮮だった。
ああ、でも、やっぱり彼らのライブはすごい。
何もいっていない感想だけど、ほんとね、すごいんですよ。
ぜひ見る機会があれば見て見て欲しいね。