音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

ラウドナウ! ―Redline Toure 2013

イメージ 1
 
昨日はライブイベントRedline Tour 2013へ行ってきた。
 
目的はWagdug Futuristic Unityである。
 
彼らのライブを見るのは実に1年以上ぶりで、2ndが出て以降は行けていなかったのだ。
 
いつも平日開催だったのでね。
 
せっかくの日曜ライブと言うことで、はるばる出かけたのであった。
 
 
この日はイベントで計3バンドが出ていた。
 
彼ら以外にはLost、Crossfaithといういずれも若手のようだった。
 
前者は知らないが、後者は最近なにかと名前は聴いていたので、どんなもんかしらとも思いつつ。
 
先に彼らについて軽く触れておこう。
 
ちなみにどっちもちゃんとは聴いてないのだけどね。
 
 
まずLost。
 
私が会場に着いた時にはすでにラスト2曲という状況であった。
 
わかりやすいラウド系で、曲もいかにもな構造。
 
多少シンセ音を載せてはいたけど、EnterShikariほどのはっちゃけ感もなく、正直ピンとこなかった。
 
ライブ終盤にはヴォーカルが偉い一生懸命フロアに語りかけていたが、最近この手のMCをするバンドは多いのだろうか。
 
会場は盛り上がってましたけどね。
 
 
次いでCrossfaiht。
 
出番でいえば彼らがトリだったのだけど、とりあえずね。
 
音楽的にはProdigy+へヴィロックという感じで、実際アルバムでも"Omen"をカバーしているとか。
 
YouTubeで見たが、デス声以外は原曲に割と忠実であった。
 
彼らに対して非常に印象的だったのは、とにかく魅せるということに意識的だな、というもの。
 
登場から専用のSEを用いており、メンバー個々に登場して決めポーズ。
 
さあ、これからライブだぜ、というのをきちんとパッケージ的にとらえているのだろう。
 
ヴォーカルはボックスに載って一段高くしているのは、最近海外にも出ているというからDir En Grayを参照しているのだろうか。
 
京もボックスの上に立ち観客から見えやすくしているようだし。
 
ちなみにCross~のヴォーカルはLinkin Parkのマイク・シノダの似ていたが、多分意識的だろう。
 
なお、キーボード兼サイドボーカルは今様の仮面ライダー俳優のようでもあった。
 
 
さてライブについてであるが、正直もったいない。
 
もっとシンセ音を効かせて、、ベース音もブリブリにした方がかっこいいのに。
 
あとドラムが細い。
 
Warped Tourのドラム大会で優勝したという腕前だから、テクニックは相当なものなのだと思うが、もっとズシンと響くような音になれば、もっと一目おかれるだろうに。
 
ヴォーカルはデス声メインであるにも関わらず、かなりしっかりと声が出ていて、よかったですね。
 
人気な理由はわかる。
 
まあ、個人的にはすでにこの手のジャンルをあまり聞いていないので、タイミング的にあまり積極的に聴こうとは思わないのだけど、評価されるのはなるほどそれなりな音でしたよ。
 
 
と、ちらりとしか見ていないバンドはこれくらいにして、肝心要のワグダグである。
 
結論から言うと、よかったのですね。
 
この日で一番観客はついてきてなかったけど、Kyonoはかなり声出てたし、Kenkenのベースもブリブリでかっこよかった。
 
短いセットリストながら、聴きたい曲は概ね網羅されていたし。
 
やはりそれなりに年期はあるから、パフォーマンスは堂々たるもの。
 
過剰に観客をあおることなくマイペースに進むライブは貫録ばっちりであった。
 
何よりKyonoの声がかなり調子がいいようで、デスシャウトもメロディも綺麗に歌いあげていく。
 
いまいちのときは声も通らないし、迫力もない。
 
これが聴きたかったんだよ。
 
 
なお、ラストは1stからの"X-Stereo"だったのだが、打ち込み主体のこの曲は音源と同期させるわけだが、PCの具合が悪くなったらしく、一旦ストップに。
 
その感何気なく始まったジャムが、実は一番かっこよかった。
 
いつも遊びでやっているのだろうな、というヒップホップ的なトラックではKyonoの肩の力の抜けたラップ/ヴォーカルが聴けて、そのあとKenkenが始めてそこにドラムとギターが乗っかる形で高速フレーズを応酬する様はしびれたね。
 
てかKenkenかっこいいな。
 
思わぬアクシデントから思わぬ付録が見れてラッキー。
 
仕切り直しで始まった曲の途中でKyonoが時計をちら見したのが更に印象的であったが。
 
 
ただ、こうしてライブで聴くと尚明らかになるのは、曲云々もそうだけど、とにかくアレンジの幅がもう少し広いともっといいのに、ということ。
 
すでに書いたアルバムレビューでも指摘したけどギターフレーズが特に一本調子。
 
あとドラムも。
 
かなり音密度の高い音楽なので、細かいフレーズは生きにくいけど、そこにプラスアルファをぶち込めれば音楽的にもまた1階層上に上がれるのに。
 
こういうところをみると、音楽的にはTakeshiの方が引き出しが多く、またバンドとしてのクリエイティビティはAA=の方が高いように思われてしまう。
 
もっとも、こういうエクストリームな音楽は逆にTakeshiには作れないのだと思うけど。
 
 
ともあれ、久しぶりにライブが見れて大満足でした。
 
やっぱりKyonoはかっこいい。
 
次のアルバムにも期待である。