音楽放談 pt.2

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コンセプトバンド ―Polysics

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先週の事になってしまうが、 PolysicsBack Drop Bombの対バンイベントがあったので行ってきた。

どっちも好きなバンドな上、かなり小さな箱なので近くで観られるし、いかにもライブハウス然とした会場で観られることもいいので、行かない理由はなかったですね。

ちなみに翌日曜もBDB絡みでライブへ行ったのだけど、こちらは新譜と併せて後日に改めようと思うのですね。


で、Polysicsであるが、ライブを観るのは相当久しぶりであった。

何せまだカヨがいる時だったので、既に数年前である。

新譜も出していて、友人が好きなので音源は貰っていたのだけど、正直最近があまり聴いていなかった。

モードが少し違ったのですね。

彼等はDevoYMOに強く影響を受けており、かなりハイテンションな楽曲が並んでいて、ていうかそればっか。

その上New Wave全開なのでとにかくハチャメチャな曲が多い。

しかしメロディについては結構J-POPっぽさもあって人懐っこく、かつ少しセンチメンタルなところもあってそこが更にツボなんだと思う。

なのでしっとり聴くというよりはとにかく爆音で楽しもうぜ、ていうタイプの音楽である。

耳に入ってくる音以上にそのスタンスがロックだな、なんて思う。


彼等が一躍有名になったのは、やはりお揃いの衣装でキャッチーでキッチュな楽曲、楽曲以上にハイテンションなライブとヴォーカル/ハヤシのMC、そして当時キーボードとして在籍していたカヨのロボット的なステージアクションのキャッチーさなどだっただろう。

単独よりもフェスで人気を得やすいバンドだったと思う。

その後カヨが脱退してしまったが、3人で引き続き活動しており基本スタンスは変わっていない。

それまで以上にハヤシがステージを駆け回り、客を煽ったりコール&レスポンスをしたりと、やっぱりライブの楽しいバンドであることに変わりはない。


で、今回のライブはBDBとの対バンの上、キャパ200かそこらの非常に小さな会場とあってさぞ満杯か、と思いきや意外と客は少なく、ていうか精々6割程度の入りでびっくりした。

所詮辺境のライブハウス、ということだろうか。

とはいえじゃあバンドのテンションが低いかと言えば、ライブ自体はいずれもすばらしかったね。

BDBは厳つさ満点でしかしポップさもありつつ、新旧織り交ぜたセットリストはファンには溜まらない。

一方のポリも新しい曲が多いが、馴染み曲もあって、正味1時間程度だったけど非常にいいライブでした。

最後の方ではハヤシはバイザーを取っていたが、そうするとつぶらな瞳の超文系青年でびっくりする。

そういえば、以前フェス特集号みたいのでBrahmanToshi-Lowと並んでいる写真があったけど、完全にヤンキーとオタクみたいな絵面でおもしろかった。


それにしても、久しぶりに聴いたせいもあってか、やっぱりポリの曲って変な曲が多い。

変と言うか、奇天烈という言葉がしっくり来る。

展開も音色も何も、とにかくバッキバキにキマッた様な音楽である。

この楽曲でよくもまあここまで有名になれたよな、と思うとバンドの努力が偲ばれる。

カヨが抜けてのライブは初めて見たけど、すっかり3人でのステージも違和感ないし、曲もリアレンジしてちゃんと3人仕様になっている。

元々打ち込みも多用しているバンドなので、そこをうまく活用して、ステージの魅せ方はハヤシやフミが動き回る事でしっかりと変えているし。

曲そのものは理解できない人も多いと思うが、一方でライブは誰でも楽しめるんじゃないかな、という普遍性やエンタメ性があった。

海外でも活躍している一番の理由はこのライブ力だろうし。


見ていて非常にいい気分になれるライブでしたね。

"I My Me Mine"