音楽放談 pt.2

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小休止167「サイケデリック夏2018」

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今日本人が一番多く口にする言葉は、多分だけど「暑い」ではないだろうか。
 
関東でも連日35度前後、日向では刺すような日差しがマジで痛い。
 
家にいても、汗が止まらないのだ。
 
存外カラッとしているから風は気持ちいいんだけど、それで補って余りある暑さが続いている。
 
日本はいつからこんなことになったのか。
 
とはいえ、私はこの暑さが嫌いじゃない。
 
なんだか知らないがテンションが上がってくる。
 
昔はムシムシした暑さが嫌だったが、今はムシムシはあんまりしてないからね。
 
気候変動も懸念されるわけだが、ともあれここまで暑いと嫌がっても仕方ないという話だ。
 
しかし、これだけ暑いともはや頭の中もおかしな具合になっており、素直な夏らしい音楽から変わって少しばかりのトリップ感覚が恋しいくらいだ。
 
死にそう。
 
そんなあなたにお届けする、この夏?おすすめのサイケデリックソングをお届けだ。
 
これを聞いてラリっているうちに夏をやり過ごそう。
 
 
そんなわけで、まずはこちら。
 
いっとき日本のインディシーンを席巻したThe New House。
 
当時はAnimal Collectiveのようなサイケポップがかなり流行っていたこともあったわけだが、日本においてその流れにいち早く乗ったのは彼らだったとか。
 
1stの時はむしろVampire Weekendっぽいいい感じのポップスだったのか、2作目は完全にフォロワー、3作目でより独自色も身につけた感じで、私は結構好きだったのにすっかり音沙汰がない。
 
先日SpotifyでThe New Houseの新譜を見つけたが、果たして彼らなのかどうかわからない。
 
情報が何も出てこないのだ。
 
ともあれ、こんな狂ったサイケデリックなポップス、ここ日本においてはかなりレアケースだろう。
 
おすすめだ。
 
 
続いては彼らを紹介しないわけにはいかない。
 
タイトルからして夏にぴったりなAnimal Collective
 
彼らの出征作となったアルバムからだが、実にいいじゃないか。
 
独特のコーラスワークも冴え渡る名曲だ。
 
夏の日差しに頭がやられた時にはぴったりだ。
 
 
彼ら周辺ではこの辺りも新作が待たれている。
 
 
ニューヨークのアヴァンポップの雄、Black Diceの"Pigs”。
 
彼らも前作が出て久しいので、そろそろ新作を期待したいところだ。
 
歌なのかうめき声なのかわからない感じもグッド、私はこの曲を聴くとむやみにテンションが上がる。
 
暑すぎて全てがどうでもよくなった時は特におすすめだ。
 
映像を見ていると特に真夏の日差しを真正面から目視してしまった時の絵が浮かぶこと受けあいだ。
暑さは人を狂わせる。
 
 
続いてはサイケデリックというよりはドリームポップと呼ばれるこちら。
 
Beach Houseの"Space Song"。
 
宇宙はきっと、涼しいんだろうな、なんていう見果てぬ夢を見るにはちょうどいいだろう。
 
このふわふわとした浮遊感とそこはかとない切なさ。
 
夏の日差しにやられすぎた時にはきっとこんな風景が広がっていることだろう。
 
このバンドは結構多作で、今年も新譜を出している。
 
熱心に聞いているバンドではないけど、炎天下で聴くと結構気持ちいいことに今日気が付いたの。
 
やばいと思ってコンビニに避難しました。
 
 
サイケデリックというと、ゲヨンゲヨンというような表現がしっくりくるように、周囲の景色がしばしば揺らめいてくる。
 
ただのめまいじゃないかという気がしないではないが、夏の魔法と信じて疑わない。
 
そんな魔法を感じるならこんなクラシックも悪くない。
 
元祖あっち側の住人Syd Burretの"Terrapin"。
 
正直この曲が聞こえてくる頃には、だいぶ状況は芳しくないはずである。
 
ぜひお日様のあたりすぎと注射の打ちすぎには気をつけていただきたい。
 
 
続いては、これが聞こえてきたらそろそろ天国の入り口かもしれない、という感じの曲。
 
Super Furry Animalsの"Baby Ate My Eight Ball"。
 
この曲の歌詞を読んで見たけど、今だによく意味がわからない。
 
誰か教えてください。
 
ともあれ、なんだか陽気で素敵だが、こんな曲に身を任せているうちに逝ってしまいそうだ。
 
 
最後はこちら。
 
日本が誇るロックバンド、ゆらゆら帝国の”あえて抵抗しない”。
 
もうさ、夏の日差しからは逃げられないよ!というわけで、受け入れて楽しめばいいじゃない、というわけだ。
 
その果てに何が待っていても、きっとその人生は輝いているはずである。
 
 
と、手短ながら思わず頭のおかしくなりそうな暑さに争うための音楽を上げて見たけど、詰まるところ時間がすぎるのを待つしかない。
 
私は今酒を飲みながら書いているので、もうどうでもいいのである。
 
暑い。
 
しかし、それが日本の夏という現象だ。
 
 
今夜もよく眠れますように。。。