音楽放談 pt.2

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夏もクリーンに -Broken Social Scene

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今年は梅雨明けが遅かったせいもあって、8月になったことに気がつくのが少し遅れた。
 
思い返せば昨年は35度以上の日がすでに7月から続いてたせいもあってやけに長い夏だったような気がしていたが、今年はあと1ヶ月半もすればこの暑さも和らぐのだろうな、なんて思うと少し寂しい気持ちにもなる。
 
暑さ寒さも彼岸まで、などと昔からいうわけだが、そうして流れている季節をそれとなく思ううちにきっとまた次の季節になっている。
 
私はなんだかんだ夏が好きである。
 
今年はうっかりサマソニのチケットも取りそこなってしまったわけで、そうすると夏感のあるイベントがないぞというのがちょっと寂しい思いがしていたので、別の何かを探そうかしらと思うわけだ。
 
昔よりも季節感みたいなものをより重視するようになっているし、なんだか思い出みたいなものを作ろうとしている自分がいるのかもしれない。
 
死ぬのか?いや、そんなことはないんだが。
 
これが年をとるということかもしれない。
 
 
さて、とはいえ夏である。
 
うだるような暑さは流石にぐったりする毎日だけど、だからこそアッパーな音楽が気持ち良かったりする。
 
先日Slipknotのベストを買って聴いているんだけど、やっぱり初期の彼らの曲は素晴らしい。
 
かなり手数も音圧も高めのアグレッシブな音楽だが、一方できちんと計算された洗練された印象があって、昔は憎悪の塊のような音楽だと思ったけど、ちゃんとポップでかっこいいのである。
 
むしろSystem Of A Downの方がめちゃくちゃやっていて、意図的にやっているようにしか思えなくて笑えるのだ。
 
それでもかっこいいからさすがだと思うわけだ。
 
 
そんな激しい音楽ばかりでなくて、爽やかでクリーンな音楽も大好きだ。
 
この頃聴いていて思わずにやけてしまったのがBroken Social Sceneの最新作『Lets Try The After』。
 
EPシリーズで現在2作でているが、いずれも実に素晴らしい。
 
いやもう、私が好きなBBS要素が盛りだくさんすぎて、聴いていると思わずにやけてしまうのだ。
 
前作のアルバム『Hug Of Thunder』は音楽的な冒険よりもメッセージに重きを置いた作品だったこともあって、もちろんいいアルバムだったけど、復帰作感も否めなかった。
 
ところが、今回は改めていい音楽を作ろうぜ、という感じだったかどうかまではわからないが、とにかく全体に明るくてピースフルなフィーリングがあって、音楽的にもこれまでとは違う要素も諸所に感じさせるものすごくいい曲たちなのである。
 
今回はEpということもあって5曲と少ないのが口惜しいのだけど、それでもこれはいい作品だ。
 
夏を思わせる爽やかな曲もたくさんだ。
 
私は大概くらい音楽が好きだけど、一方でこういうクリーンな音楽も大好きだ。
 
まさにポストロックと呼ばれるようなこの音楽性は、こういうところがいい。
 
彼らも好きなTortoise、Sea And Cakeなどにも通じるものである。
 
 
いい音楽って、聴いていると周りの空気や見えている景色も変わってくるのが面白いし、音楽のいいところだなと思うのだ。
 
暑い夏にもぴったりなこんな曲を聴いて、楽しく過ごしたいね。
 
"Can't Find My Heart"