音楽放談 pt.2

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素敵な人生 -太陽とシーツ

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どうも最近色々と調子が悪い。

土日はほとんど寝て過ごして、早い時間から酒を飲んで早々に寝て、早い時間に目が覚めて日が昇る頃にまたウトウトし始めるという体たらくに。

正直仕事も進んでいないのもあるし、メンバーへの働きかけも何もできていない。

まあ、今月前半については部下の子の案件も全部やっていたので、工数的に無理だったのはあるし、先週は戻ってすぐだったので諸処の引き継ぎもやっていたため、それで時間にも手間にも追われていたんだけどね。

とりあえず来週から改めて動き方を変えていこうというところだ。

それでも、どうしてもやる気が出ないんだよな。。。


そんな時に頭の中に流れ出す音楽の一つが、Moon Childの”太陽とシーツ”という曲。


静かでムーディな曲だが、歌詞の内容が疲れ切っていて気だるくて、白昼に何も耳に入ってこないところで静かに空を、虚空を見つめるような風情がたまらない。

シングルカットはされていないし、アルバムに収録されている曲なんだけど、この曲は名曲だと思っている。

世界に対しての諦めとか絶望みたいなものを抱えながら、最後には素敵だぜと吐き捨てる感じ。

この皮肉っぽい感じがとても好きである。

高校生の頃にこのアルバムは初めて買って聞いたんだけど、その時からずっと好きな曲というあたりに私の人生観がよく滲みでてしまうわけだが、ともあれJ-POPの一発屋と呼ばれた彼の曲は、実はかなりいい曲満載なんだけど、今でもコアなファンがいるのはこうした歌詞の世界観ゆえだろう。

「高飛車にしたたかにがむしゃらに生きるなんて飽きた」という1節で始まるこの曲、今の私にもぴったりはまるんだよな。

「トキめいた気持ちさえ1秒後に白けてる」というサビのラインのもう皮肉っぷり。

「I love so lonely, so young I wanna Die 素敵だぜ・・・」

自暴自棄ってこういうのをいうのかなという表現である。


この曲は、バンド時代に作詞・作曲をしているササキオサムさんが一番病んでいた時の曲なので、その影響か神がかった歌詞になっている。

普段の彼はとても青臭くてばかばかしいようなラブソングを平気で書くハッピーなマインドを持っている人だ。

最新のソロアルバムでは終始チアフルでピースフルな曲を納めたアルバムをリリースしている。

この一つ前が大ヒットした"escape”を収録したアルバム『My Little Redbook』は全体に明るいひねくれロックだったので、この落差も彼の魅力である。


別に自暴自棄になっているわけじゃないけど、無力感みたいなものに苛まれた時に、私はいつも気落ちしてやる気が出なくなってしまうんだけど、今はまさにそんな感じだ。

せめてつましく、家具のように、死んだように眠りたいね。